2020年3月10日火曜日

【JA】 学校給食用の野菜4.3㌧買い取り

県内JA初!地域住民に無料配布!

 新型コロナウイルスによる休校に伴い、学校給食で使われる予定だった野菜を松山市学校給食会から買い取ったJA松山市は3月9日、地域住民に無料配布した。県内JA初の取り組み。11~13日には午前8時40分から、当JAの浮穴・余土・味生・久枝・三津・久米・小野支所で配布する。松山市と災害時相互協力協定を結ぶ当JAは、生産者の努力を無駄にせず食品ロスを防ぐ。

 同取り組みは、給食の余剰食材の問題を知った当JA女性職員が「協力できることはないか」と声を上げたのがきっかけ。松山市に問い合わせたところ、食材の行き場を検討していると回答があり、同市が提示した市内産のキャベツとじゃがいも計4.3㌧を買い取った。

 9日には、当JA石井支所に、配布開始2時間前からエコバックを持参した地域住民が並び、600人以上が列をなした。キャベツおよそ500個、じゃがいもおよそ2,000個の計1.2㌧を、およそ25分で配布し終えた。訪れた人は「とても良い取り組みだと思う。野菜を大事に使いたい」と持ち帰った。

 当JA岡田明夫専務は「食品ロスを防ぐために、農業者の組織として役に立ちたいと思い、無料配布に踏み切った。多くの方にご協力いただけた。市内産の農産物のPRにつながれば嬉しい」と話す。



学校給食として使われる予定だった野菜をJAが買い取り、無料配布しました

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