2020年3月30日月曜日

【JA】県下JAの頂点に!

広報が6年連続で最優秀賞 

JA愛媛中央会が毎年開催する県のJA広報コンクールで、JA松山市の組合員向け広報誌「だいち」が、最優秀賞を受賞した。2014年から6年連続で同賞を受賞。人物が多く登場しているなど、コーナーが充実しボリュームがある点や全体の構などが評価された。
 
 本誌は、老若男女が楽しめるよう、表紙の子どもからスタートし、生産者や農業情報、趣味を楽しむ組合員、高校生、旬の食材を使ったレシピ、健康情報などを掲載している。写真で楽しんだり、じっくり読んだりと、メリハリのあるコーナーで変化をつけながら誌面を構成にしている。

 当JAは今後も質の高い媒体を作成し、JAの役割や情報を発信していく方針だ。広報担当者は「今後も多岐にわたる内容と、多くの組合員を巻き込んだ参加型の広報誌を作っていく」と話す。

愛媛県のJA広報コンクールで、最優秀賞を受賞しました!

2020年3月19日木曜日

【育苗場】 接ぎ木技術を確立

優良な野菜苗を供給


高品質な苗を組合員に供給しようと、JA松山市の育苗場(高井・松前・久万)は県内JAで唯一、野菜苗の接ぎ木技術を確立している。2月中旬から4月中旬にかけて、11品目、17品種を接ぎ木する。

 接ぎ木は、病気などに強い「台木」に優良品種の「穂木」を接ぎ木することで、品質の良い丈夫な苗を作り、安定生産につなげる。
 高井育苗場では3月上旬にかけて、松山長なす『庄屋大長』を割り接ぎ法でおよそ3万本接ぎ木した。ベテラン作業員が、台木は葉柄1枚を残して基部を水平に、穂木は茎をくさび形にそれぞれ切った後、穴を開けた台木に穂木を挿し込みクリップで固定した。その後、コモや寒冷紗で保温や遮光した養生トンネルに苗を2週間入れ、日中は25度、夜間は20度、湿度は95%に保ち育苗する。芽切りや施肥などを行い、およそ2カ月かけて大苗に仕上げていく。



なすの台木を切る作業員


2020年3月16日月曜日

【川上】 技術力の向上へ

女性が農業機械を操作!


 女性部川上支部は2月21日、東温市農村環境改善センターで開かれた「とうおん“農(アグリ)”女性の農機具講習会」に参加した。トラクターなどの農業機械の操作方法などを習得し、女性農業者の技術力向上と地域農業の振興につなげる。

 同講習会は、東温市が進める「市民一人ひとりの声を大切にするまちづくり」の一環。同市は地域の女性農業者を対象に、昨年2月にタウンミーティングを開いた。同支部の大西隆子さんが「農機具の操作は夫や息子が担当している場合が多く、取り扱いに不安がある女性が多いので講習会を開催してほしい」と要望し実現した。
 当日は、女性農業者およそ50人が参加。㈱ヰセキ中四国の担当者からトラクターと管理耕うん機の基本操作や安全確認、機械整備など講習や実践を通して学んだ。

 大西さんは「初めて農機具を扱った。マンツーマンで指導してくれたので、怖さや疑問が解消された」と話した。


女性農業者がトラクターと管理耕うん機を操作しました


2020年3月13日金曜日

【石井】女性部が花や野菜描く

絵手紙で交流楽しむ


 女性部石井支部の絵手紙グループ「菜の花」は2月20日、石井支所で季節の花や野菜などを持ち寄り、絵手紙を制作した。およそ20年前から毎月活動し、メンバー同士の交流や支所の入口に絵手紙を飾り来店客に楽しんでもらうほか、同支部の総会資料の表紙も描いている。

メンバー7人は、日本絵手紙協会の公認講師である高岡順子先生に教わりながら、ハガキに菜の花や梅、雛人形を筆などで描き、顔(がん)彩(さい)絵具を使って色付けした。その後、相手に伝えたい言葉や文章を添えて、落款印を押して完成させた。高岡先生は「受け取った側の想像が膨らむように、どこか一ヵ所をハガキからはみ出させて描きましょう」とアドバイスした。メンバーは2時間半かけて、2~4枚を仕上げた。

90代のメンバーは「先生のお手本を見ながら2枚制作した。毎月楽しく参加しており、活力になっている」とほほ笑んだ。


絵手紙の制作に励む「菜の花」のメンバー


2020年3月11日水曜日

【営農】 課題踏まえ、計画的な活動を

「農の匠」二期目に向け始動!


 JA松山市が昨年度から取り組む、松山長なすや松山一寸そらまめなど6つの生産部会の熟練農家が、部会の新規栽培者に栽培ノウハウを伝授する「農の匠」が2年の任期を終え、二期目に向けて動き出した。継続して匠を任命し、匠の声をもとに活動内容を再検討し、後継者の育成と農業生産の拡大を図る。

 2月20日に開いた会議には、匠やJA営農指導員など計21人が出席。匠からは「栽培技術の周知方法を検討すべき」「新規栽培者が熟練農家の圃場近くで栽培し、年間の流れを把握する」「試験圃場の設置や農地の団地化を進める」などの声が挙がった。他にも、スピード感ある品種試験の実施や、本誌で栽培者を募集してほしいと要望があった。

当JAは、優れた栽培技術を持つ匠の力を借り、技術向上と生産量の拡大を図り、農業所得の増大を目指す方針だ。


匠が2年間の任期を終え、課題を踏まえ次期の活動について話し合います

2020年3月10日火曜日

【JA】 学校給食用の野菜4.3㌧買い取り

県内JA初!地域住民に無料配布!

 新型コロナウイルスによる休校に伴い、学校給食で使われる予定だった野菜を松山市学校給食会から買い取ったJA松山市は3月9日、地域住民に無料配布した。県内JA初の取り組み。11~13日には午前8時40分から、当JAの浮穴・余土・味生・久枝・三津・久米・小野支所で配布する。松山市と災害時相互協力協定を結ぶ当JAは、生産者の努力を無駄にせず食品ロスを防ぐ。

 同取り組みは、給食の余剰食材の問題を知った当JA女性職員が「協力できることはないか」と声を上げたのがきっかけ。松山市に問い合わせたところ、食材の行き場を検討していると回答があり、同市が提示した市内産のキャベツとじゃがいも計4.3㌧を買い取った。

 9日には、当JA石井支所に、配布開始2時間前からエコバックを持参した地域住民が並び、600人以上が列をなした。キャベツおよそ500個、じゃがいもおよそ2,000個の計1.2㌧を、およそ25分で配布し終えた。訪れた人は「とても良い取り組みだと思う。野菜を大事に使いたい」と持ち帰った。

 当JA岡田明夫専務は「食品ロスを防ぐために、農業者の組織として役に立ちたいと思い、無料配布に踏み切った。多くの方にご協力いただけた。市内産の農産物のPRにつながれば嬉しい」と話す。



学校給食として使われる予定だった野菜をJAが買い取り、無料配布しました

2020年3月9日月曜日

【JA】 女性・准組合員総代が研修

総代会に向け役割認識


 今年から通常総代会に出席する女性総代と准組合員総代を対象に、JA松山市は昨年10月~今年3月にかけて、各地区で両総代の研修会を開いている。昨年就任した計124人の両総代がJAの概要や事業、総代の役割を学び、JAへの理解を深めている。7月の総代会で初めてJAの事業運営に関わっていく。

 当JAは組合員の幅広い意見を取り入れようと、一昨年の通常総代会で総代規程を一部変更した。昨年7月31日に女性総代74人と、准組合員総代50人が就任。任期は3年間だ。
 女性総代はこれまで6人だったが、74人にまで増え、女性のさらなる事業運営の参画を目指す。准組合員総代は議決権と役員の選挙権はないが、准組合員の代表として、総代会に出席し意見を述べる。

 総務部は「両総代に、積極的に事業運営に参加してもらいたい。皆さんの意見を反映し、より良いJAを目指したていきたい」と話す。


2月下旬には、石井支所で女性総代を対象に研修会を開きました

2020年3月6日金曜日

【農業塾】 野菜栽培を振り返り

病害虫防除を復習


 第9回目の農業塾は2月6日、松山市生石町のJA松山市営農センターと圃場で開き、1年間の野菜栽培で発生した病害虫と対策を振り返って散布方法などを復習した。また、春夏野菜の植え付けに向けて圃場準備の大切さを学んだほか、レタスとタマネギ、白ネギの収穫を楽しんだ。

 塾生9人は、病害虫の発生状況や使用した薬剤の種類や特徴などを確認し、効果的な病害虫防除を学んだ。
JA営農指導員は「薬剤散布だけに頼らず、除草や病葉の除去など、病害虫が発生しにくい環境づくりも大切」と呼びかけた。
さらに、塾生は5月に定植するトマトやピーマンなどの春夏野菜の栽培に向けて、連作障害が起きる原因や土づくり、マルチの種類や効果も学んだ。

 塾生は「病害虫は早期の発見と対策が大切だと学んだ。野菜をよく観察し、栽培していきたい」と話した。



白ネギの収穫に励む塾生

2020年3月4日水曜日

【JA】 チョコっとサプライズ!

バレンタインデーに感謝を込めて


 日頃の感謝の気持ちをチョコレートに込めて伝えたい―JA松山市は2月14日、窓口に訪れた人を対象に、チョコを手渡した。バレンタインデーに合わせた1日限定のサプライズ企画で、来店者に喜んでもらおうと、初めて行った。来店者は、思いがけないプレゼントに笑顔でチョコを受け取り喜んでいた。

 当JAはおよそ●個のチョコを用意。JA職員は「感謝の気持ちを込めて、チョコをお渡ししています。いつもありがとうございます」と声をかけながら、来店者に手渡した。
 住宅ローンの相談に訪れた松山市内の40代の男性は「よくJA松山市を利用している。チョコをもらったのは初めてなので、嬉しい。食べるのが楽しみ」とほほ笑んだ。

 金融推進部は「日頃の感謝の気持ちを伝えようと、今回初めてバレンタインにチョコを手渡した。みなさんに喜んでもらえると嬉しい」と話した。


感謝の気持ちを込めて、バレンタインにチョコを手渡しました!

2020年3月2日月曜日

【小野】 小野支所まつり開く

多彩な催しで地域と交流


 小野支所は2月2日、梅本出張所で小野支所まつりを開いた。地域住民と交流し、JAや農業への理解を深めてもらおうと毎年開き、今年で28回目。農産物の品評会や電気ストーブなどが当たるくじ付き餅まき、女性部によるうどんといなりずしの販売などを行い、老若男女が楽しんだ。

 品評会には、小野地区の農家18人が栽培したニンジンやジャガイモ、ダイコンなどの冬春野菜が計34点並んだ。JA営農指導員が大きさや形、色などを審査。ぼかしの部で、出品したニンジンが優秀賞に輝いた和田幸子(さちこ)さん(74)は「手作りしたぼかしを定植前に土に混ぜたり、間引きをしっかりしたりして栽培した。亀裂のない大きなニンジンに仕上がった」とほほ笑んだ。品評会後は、出品された農産物をセリにかけ、参加した来場者が次々と商品をセリ落とした。

 他にも、杵と臼でついた餅の実演販売や、パットライスや久万茶、(株)松山生協による生鮮食品などのブースを設け、まつりを盛り上げた。


品評会に出品された農産物のセリ

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