2019年6月28日金曜日

【岡田】 岡田支所が完成!

よりよい店舗づくりへ


 JA松山市の岡田支所は店舗の老朽化に伴い、昨年11月から建て替え工事を進め、今年5月13日から新店舗で営業を開始している。組合員や地域住民の利便性の向上に努め、よりよい店舗づくりを目指していく。

敷地面積は以前と同様のおよそ1275平方㍍。待ち合いスペースを広くし、自然光が入り込む明るい店内が特徴だ。以前より駐車場を広げ、11台を完備するほか、2階には会議室や調理室を設け、積極的に活用していく。

6月6日に同支所で落成式を行い、当JA役職員や関係機関など計29人が出席した。昌農内農政婦人部9人は同日、新店舗の完成を祝おうと、当JAの岡田・松前うまい米作り部会が栽培する岡田もち『クレナイモチ』7㌔と蚕豆部会のソラマメで作ったあんこを使い、式の出席者に草もちを振る舞った。
同支所の石丸欣司所長は「地域の方々が気持ちよく利用できる店舗を目指す」と話した。


新店舗で営業をスタートしている岡田支所



草もちを手作りする昌農内農政婦人部





2019年6月17日月曜日

【久万】 「やました菓子店」へGO!

バウムクーヘンが人気


 久万高原町久万の洋菓子店「やました菓子店」の久万高原バウム(1,200円税込)が人気だ。同町で林業が盛んなことから、木材の年輪をイメージした。同町産のはちみつを使った、ふんわりとしたやさしい味わいが特徴だ。

 オーナーパティシエールの山下比登美(ひとみ)さんは、同町に実家があることやフルーツがたくさん採れることなどに魅力を感じ、同店をオープンした。これまでに、フランスや松山市内の洋菓子店で洋菓子づくりの経験を積んできた。

同店で販売する洋菓子は、素材が活きるシンプルな味わい。卵のおいしさがダイレクトに伝えるシュークリームやプリンも人気だという。焼き菓子も販売している。

 同店の営業時間は10時~17時で、定休日は毎週火・水曜日。駐車場は店舗両脇に9台設けている。
問い合わせは(0892)27―4183まで。


「季節に合わせた商品を並べ、冬はチョコのバウムクーヘンを作りたい」と話す山下さん

2019年6月14日金曜日

【JA】 “おいしい広報誌”へ

読者に旬の農産物プレゼント


 五感で楽しむ広報誌へ―。
JA松山市は、毎月発行する広報誌「だいち」6月号から、表紙に掲載する管内の旬の農産物を読者にプレゼントする企画を始めた。同誌の「野菜のふしぎクイズ」の応募者の中から毎月抽選で5人に贈る。旬の農産物を知り、食べておいしさを感じてもらい、地域農業とJAファンを増やしていく。

 当JA管内で栽培された農産物をより多くの人に味わってもらおうと、表紙と連動させた農産物プレゼントを企画した。同誌には、表紙の農産物を使った手軽にできる3行レシピも掲載しているため、広報誌を通して、旬とレシピ、おいしさを届ける。

 当選者には、エダマメやまつやま農林水産物ブランドの『松山長なす』、久万高原町の『桃太郎トマト』、興居島みかんなど、旬の農産物をプレゼントする予定だ。


表紙と連動した農産物プレゼント企画がスタート!
6月号はエダマメをプレゼントします!P26を見てね♪

2019年6月12日水曜日

【JA】 ユリ定植作業を委託

農福連携で課題解決へ


 農業の人手不足の解消と、障がい者の自立支援を目指し、JA松山市は初めて農福連携に取り組む。JAが福祉サービス事業所と業務委託契約を結ぶのは、県下初。当JAの主力作物「シンテッポウユリ」生産者の作業支援と同時に、農業を通して社会参画を目指す障がい者を後押しする。

 当JAは、松山市福音寺町の障害福祉サービス事業所㈱シェアなどと契約し、労力を必要とする生産者へ人材を紹介する。福祉施設利用者は生産者の圃場と当JAのユリ採種園で定植する予定だ。当JA営農指導員が苗の植え方を教え、施設の支援員がサポートしながら作業を進める。

4月下旬から5月中旬の計10日間で、福祉施設利用者延べ42人が、およそ27時間かけて1万5400株を植え付けた。

 同事業所の親会社の㈱ラコッタの統括管理責任者の大野正和さんは「利用者に農業の楽しさや大変さを経験してもらい、今後に活かしてほしい」と話す。

農福連携を利用した東温市松瀬川の清家信(まこと)さん(43)は、一人で10㌃でユリを栽培。人手不足だったため、当JA営農指導員が同連携を紹介。需要期を想定して定植するユリは4月下旬までに盆用を、6月上旬までに彼岸用の定植を終える必要があるため、同連携の利用に踏み切った。清家さんは「一人でやるより早いので助かる」と話す。

 JA営農販売部の池川武司部長は「農福連携は、施設利用者の就労支援と農業現場の労働力確保で双方にメリットがある。今回の定植をはじめ、収穫作業や共撰場でも連携の可能性があり、農家負担を少しでも減らせればと考えている。人手不足で規模拡大に悩んでいる生産者はJAに相談してほしい」と考えを示す。


和気あいあいと作業を進めます

2019年6月10日月曜日

【畑野川】 令和の大嘗祭(だいじょうさい)に精米を献上

お田植え式で実り願う


令和の大嘗祭(だいじょうさい)に献上する精米のお田植え式を5月8日、献穀者に選ばれた久万高原町入野の石田宏由喜さん(65)、加津代(かづよ)さん(61)夫妻の水田で執り行った。早乙女姿の石田さんの息子の嫁や孫たちが豊かな実りを祈りながら、苗を植え付けた。今後は9月中旬に刈り取りを行い、11月に皇居で行われる大嘗祭に献上する予定だ。

大嘗祭は天皇が即位の後、初めて行う新嘗祭(にいなめさい)のこと。その年の新穀を天皇が神に捧げるとともに自らも食し、五穀豊穣(ごこくほうじょう)を感謝する儀式だ。

式には、地域住民やJA松山市、関係機関など計60人が出席した。神事を行い、お田植え之儀では早乙女6人が久万高原清流米『コシヒカリ』の苗を献穀田の一区画に一株ずつ丁寧に手植えした。

早乙女を務めた石田さんの孫の鎌田夢夏さん(11)は「本番までに苗を植える練習を2回したので、上手にできた。苗を植えるのは難しかったけど、おじいちゃんやおばあちゃんの分まで丁寧に植えた。おいしく育ってほしい」と話した。

久万高原清流米部会長を務め、計180㌃の水田を管理する宏由喜さんは「久万高原町上畑野川の献穀田は標高およそ750㍍に位置し、昼夜の寒暖差や清らかな水が、おいしいお米を育む。農の心と技を活かしながら、収穫まで管理を徹底し、良いお米を献上したい」と意気込んだ。


石田さん夫妻が見守る中、田植えをする早乙女


早乙女を務めた石田さんの孫


2019年6月7日金曜日

【はだか麦】 粒が大きく、実入り良し!

はだか麦を刈り取り


 愛媛県は、はだか麦の生産量が32年連続日本一。県内有数の産地であるJA松山市管内の松前町では、5月上旬~下旬にかけて刈り取りを迎えた。

 当JA管内は今年度、同町と松山市、東温市の319.3㌶で、『マンネンボシ』と『ハルヒメボシ』を栽培。暖冬の影響で生育が順調に進み、例年より3~4日早い同月5日頃から刈り取りがスタートした。粒が大きく、実入りが良く上々の出来だ。

 同町筒井で『マンネンボシ』と『ハルヒメボシ』を12㌶管理する赤星文人(あかぼしふみと)さん(58)は、刈り取り時期の早い『ハルヒメボシ』を同月14日から、『マンネンボシ』を16日から収穫し始めた。赤星さんは「播種するときに雨が降らなかったので順調に生育し、近年にない豊作となった」とほほ笑んだ。


収穫期を迎えたはだか麦を刈り取ります


2019年6月5日水曜日

【蚕豆部会】 一寸そらまめ豊作

126㌧を関東・関西・県内へ


 県内最大のソラマメ産地であるJA松山市管内では5月下旬にかけて、ソラマメを出荷した。今年産は暖冬の影響で生育が進み、前年より5~7日早い、4月下旬~5月上旬にかけて最盛期を迎えた。粒揃いが良く、風味豊かに仕上がっており、関東方面を中心に、関西・県内市場に126トン(前年比98%)を出荷した。

  当JA蚕豆部会は、松山市と松前町の221人が10.4㌶で、『陵西一寸(りょうさいいっすん)』を栽培。当JAが種子を低温処理することで花芽分化を早め、早期出荷と良質生産に取り組む。品質の良さから、「まつやま農林水産物ブランド」に認定されている。

同部会長の松前町徳丸の弓立達夫(たてお)さん(74)は、13アールで1400本栽培。5月中旬までに2トンを出荷した。
弓立さんは「40年ほど栽培をしているが、今年が1番良くできた」と話した。

一つずつ丁寧にソラマメを収穫する弓立さん

2019年6月3日月曜日

【農業塾】 第9期生の農業塾が始動

野菜作りのノウハウを習得


 第9期目の農業塾は5月14日、JA松山市の営農センターで開塾式を行った。40~70代の男女14人は来年3月までの計10回の授業を通して、当JAの営農指導員やJA全農えひめの職員から野菜作りの基本的な知識や技術を学んでいく。

 松山市生石町の圃場で実習を行い、塾生は松山長なすや白ネギを定植したほか、スイートコーンとエダマメを播種した。松山長なすは4本仕立てにするために、苗の向きに注意して定植したほか、苗が倒れないように茎と支柱を結ぶ誘引をした。

各自のスペースで好きな野菜も栽培する。塾生は土づくりと畝立てをした後、二人一組となって黒色マルチを張り、トマトやピーマンなどの夏野菜を植え付けた。

 塾生の渡邊一幸さんは「経験者に勧めてもらい入塾した。野菜を栽培するのは初めてだが、おいしい野菜を作りたい」と意気込んだ。


松山長なすの誘引をする塾生

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