2018年10月29日月曜日

【松前】巨大かぼちゃが集結

農家が出来栄えを競う

㈱まさき村と愛媛県農業機械士会は9月29日、どてかぼちゃの品評会「グレートパンプキンカーニバル」をエミフルMASAKIで開いた。農家と地域住民に楽しい話題を提供し、地域を盛り上げようと初めて企画した。松山市と東温市、伊予市、松前町の農家85人が150点を出品し、来場者は大きさや形の異なる緑やオレンジ色の鮮やかな巨大かぼちゃを楽しんだ。

主催団体は、5月にかぼちゃの苗200株を近隣農家へ無料配布した。同団体でJA松山市の組合員の岡井剛太郎さん(77)も出品し、「猛暑や7月の豪雨で栽培が難しかった。暑い日はかぼちゃに扇風機をかけたり、雨の日は傘をさしたりして管理を徹底したけん、良いものができた」と振り返った。

重量や形、色などを競い、8人が受賞した。最優秀の「松前町町長賞」は、最重量である47キロのかぼちゃが選ばれた。

どてかぼちゃに文字を掘って栽培した岡井さん
150点のどてかぼちゃが来場者を楽しませました
主催団体は、お揃いのウィンドブレーカーを着て、初めてのイベントを盛り上げます!

2018年10月15日月曜日

【JA】 試験散布で性能確認

産業用ドローンの導入検討 


 JA松山市は、水稲の薬剤散布に使う産業用ドローンの導入を検討している。省力化や効率化を目指し、現在使用している無人ヘリコプターを補完するかたちで、ドローンを併用するほか、果樹や野菜での利用も考えている。

 導入を検討しているのは、ヤマハ発動機㈱が来年3月に発売する産業用マルチローター「YMR-08」。1㌶に必要な薬剤8㍑を搭載でき、15分で散布できる。プロペラを8枚装備し、株元まで薬剤を確実に散布するために、業界初の両サイド二重反転ローターを採用した。

 9月上旬には松山市井門町で、瀬戸内スカイテックのオペレータがドローンを操縦し、水田に試験散布をした。ヘリに比べると騒音がなく、小回りがきき操縦が簡単であるほか、低飛行なので住宅への薬剤飛散が少ない、導入費用が3分の1以下に抑えられるなど説明を聞いた。 


試験散布を見守り、ドローンの性能を確認するJA営農指導員ら


2018年10月12日金曜日

【興居島】 豪雨被害に手厚い支援を

自民党部会長らが興居島視察


 泊地区災害復旧復興対策本部とJA松山市は9月6日、西日本豪雨の被災状況の視察に訪れた、自民党の野村哲郎農林部会長や平野達男農林水産災害対策委員長などと、意見交換をした。同党は復旧に向け、全力で支援していくことを強調した。

 意見交換会には、行政や生産者、JA愛媛中央会なども出席。生産者は農道の復旧支援の充実や、モノレールの復旧期限を今年度末の完成ではなく来年度まで伸ばしてほしいなどと要望した。「自分たちは決して諦めていない。まだまだやれると信じている」と災害を乗り越え、産地を立て直していく方針だ。

 当JAの岡田明夫常務は「秋の収穫に向け、早急に対策してほしい」と求めた。
野村部会長は「農家の心が折れない仕組みづくりをしていく」と復興を後押しする考えだ。


被災の凄まじさに呆然とする自民党部会長ら(手前)

2018年10月9日火曜日

【JA】 2018愛媛みかん大使に就任!

農家の思いを伝えたい


 愛媛県産かんきつをピーアールする「2018愛媛みかん大使」に、JA松山市金融推進部の小山あずさ職員が選ばれた。小山職員を含む4人が60代目のみかん大使として活動していく。

 8月下旬にJA愛媛で任命式があり、前年のみかん大使からたすきを引き継いだ4人は「7月の豪雨で甚大な被害があったが、全国の愛媛みかんファンに、『愛媛は元気にやっとるよ』ということを、みかんの魅力と一緒に広めたい」と抱負を語った。

 4人は、接客サービスやかんきつの種類、産地の知識など基礎研修を受けたあと、11月上旬から東京と大阪での消費宣伝キャンペーンに参加する。来年1月からは「愛媛いよかん大使」として、全国を縦断しながら販売促進やテレビ出演などを通して、来年8月末までの1年間、県産かんきつをピーアールしていく。


2018年愛媛みかん大使に選ばれた小山職員(左)

2018年10月4日木曜日

【小野】 生活研修会の学びを活かす

加工部で料理を共有


 女性部小野支部の加工部は9月11日、JA松山市の小野支所で料理教室を開いた。同支部長と生活委員が8月下旬の生活研修会で教わった料理を、多くの部員と共有することが目的。部員は、新しいメニューや味付け方法を学んだ。

 生活研修会は、各支部長と生活委員が、JA愛媛厚生連の講師から料理や健康について教わる。学んだことを日頃の生活に役立てようと、加工部でも知識や情報を共有し調理した。加工部長の永田和子さんは「皆で情報を共有することが大事」と強調する。

 部員19人が3グループに分かれて調理し、5品を完成させた。「作ったことのないメニューで新鮮やったけん、家でも作りたい」「坦々そうめんはピリ辛やけど、辛いものは嚥下(えんげ)能力を鍛えられる。日頃から意識して食べよう」と話した。

協力しながら調理する加工部員

2018年10月1日月曜日

【農業塾】 秋冬野菜を定植

収穫に向け管理徹底


第5回目の農業塾は9月7日、松山市居相にある圃場で開き、塾生14人は各自が管理するスペースにダイコンやハクサイなど、好きな秋冬野菜の播種と定植をした。12月頃の収穫に向けて間引きや除草をするほか、適期の防除や潅水など栽培管理に努める。

 塾生は、前回の授業でハクサイやキャベツ、ブロッコリーを播種し、JA松山市の高井育苗センターで育苗管理した苗を定植。耕運機やレーキで土に肥料を混ぜ込んで畝を立て直した後、JA営農指導員に教わりながら2人1組となって銀色マルチを張った。病気の発生とまん延を防ぐため、密植を避けて深植えにならないように定植した。

 同塾2年目の上野誠(まこと)さんと典子さん夫妻は「昨年はニンジンを植えたが、乾燥して芽が出なかった。今年は管理を徹底し、リベンジしたい」と意気込んだ。



キャベツの苗を丁寧に植える塾生

このページの先頭へ