2017年2月28日火曜日

【小野】振る舞う楽しさやりがいに

桃の節句に手作りあられ♪

女の子の成長を願う桃の節句に向けて「ひなあられ」を手作りし、地域の人たちに振る舞いたい―女性部の小野支部の土居ヤスコさん(78)は毎年2月上旬になると、自家栽培したもち米「クレナイモチ」を使って、ひなあられを作っている。地域で作る人はほとんどいなくなったが、近所の人の喜ぶ顔を楽しみに作り続けている。

土居さんは、母親や姉から教わり、昔から手作りしている。餅をつき、そのままの白と、赤や緑の色粉を入れて3色に仕上げる。4日ほど乾燥させた後は、火が均一に通るようにおよそ1㌢角に切る。さらに風が当たらない日陰で7~10日間乾燥させ、炒るか油で揚げて完成させる。

完成した色鮮やかなひなあられを切り分ける土居さん(左)

2017年2月10日金曜日

【ごご島共撰部会】部会発足後初の出荷!

イヨカン800トンを県内外へ

ごご島共撰部会は、部会発足後初となるイヨカンの出荷が始まり、2月上旬にかけて最盛期を迎えている。JA松山市のごご島センターでは、日量最大15㌧の選果が続く。例年並みの2Lサイズを中心に、1月上旬から3月にかけて、愛媛県内と京阪神方面へ800㌧を出荷する予定だ。

同部は今年度、泊・鷲ヶ巣地区の66人が121㌶でイヨカンを栽培。8月の干ばつにより、一時生育が鈍ったが、夏場の夜温が高く推移したため、酸が低く食べやすいイヨカンに仕上がった。

中川保部会長は「味には自信がある。県内はもちろん、県外の人にも『ごご島のイヨカン』を知ってもらい、食べてほしい」と意気込む。

作業員らは、部会員らが自信を持って出荷する
『ごご島イヨカン』を選果します

2017年2月8日水曜日

【ていれぎの郷】加工用を契約栽培

寒玉キャベツが出荷続く!

松山市南高井町の農事組合法人「ていれぎの」は1月から3月にかけて、加工用の寒玉キャベツ契約出荷している。定植後から12月までの多雨による根痛みや、暖冬により列球が多発したが、日々の契約数量を出荷している。

同部会は今年度、8月下旬と10月上旬に、計72㌃に2万1,000本を定植。「彩風」と「彩ひかり」、「夢ごろも」の3品種を定植することで、長期出荷を実現している。

収穫後は、外葉を取り除き、茎を切るなどして調整し、キャリーに詰める。武井芳重副部会長は「寒くなる2月からの収穫が大変だが、メンバーと協力して出荷していく」と話した。

主体となって作業するメンバー12人が2グループに分かれ、
週替わりで、契約出荷分のキャベツを出荷します

2017年2月6日月曜日

【JA】所得向上と生産拡大目指す

農機具リースで省力化を!

JA松山市は1月23日、本所で第7回営農推進会議を開いた。23部会の代表者や市場関係者、役職員など計56人が出席。自己改革に伴う営農支援の取り組み状況や、2016年度の販売実績などを確認した。同JAは今後、生産部会に対して積極的に農機具をリースし、省力化や生産拡大を図り、農業者の所得増大を目指す方針だ。

同JAは来年度、営農面では、新規就農者の育成や指導の強化、生産部会への農機具リースの普及、共撰品目の拡大などに力を入れる。販売面は、市場との連携強化による販売単価の底上げや、トップセールなどによる産地のアピール強化などに取り組む。

農業振興に取り組む姿勢が称えられ、表彰を受ける3人
(左から)川端正仁さん、棟田憲文さ、武智一彦さん

2017年2月3日金曜日

【久万】獣害の習性に合わせ対策!

上浮穴農業を考える研究集会

久万高原町でイノシシなどの獣害が増加し、農作物の被害が深刻化している現状に歯止めをかけようと、上浮穴営農推進協議会は1月25日、久万支所で「上浮穴農業を考える研究集会」を開いた。

講師の㈱野生鳥獣対策連携センターの阿部豪さんから、獣害の習性に合わせた防護柵や囲いわなによる対策や捕獲方法を学んだ。防護柵を有効に使うため「跳び越せると思わせない、農作物の味を覚えさせない、しびれない電気柵は設置しない」と基本3原則を教わった。

同集会では、JA松山市の営農指導員・本田美雄係長が、久万高原清流米部会の取り組みを発表した。

久万高原町の農家など計130人が出席し、
獣害防止対策について学びました

㈱野生鳥獣対策連携センター
阿部 豪さん

2017年2月1日水曜日

【北伊予】無病息災願う伝統行事

どんど焼き盛大に!

北伊予支所の組合員・髙石勤さん(77)が塾長を務める「かんざき塾」と、神崎自治会は1月15日の小正月に、神崎集会所グラウンドで「どんど焼き」を行った。地域住民80人が参加し、神事を執り行ったあと、持ち寄った正月のしめ飾りや御札などを燃やして、餅を焼いて食べた。一年間の地域の安泰や家内安全、無病息災を願った。

「どんど焼き」とは、竹や笹などを使って高さおよそ4㍍のどんどを組み、しめ縄などを燃やす小正月の行事で、ともいう。
髙石さんは「伝統的な行事を廃れさせないために、地域の皆と一丸となって存続に努めたい」と話した。

勢いよく燃え上がるどんどに見入る地域住民

同町で栽培したもち米で作る餅を焼いて食べ、
一年間の無病息災を願います

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