2017年7月31日月曜日

【農業塾】良質なナスの収穫維持へ

切り返し剪定を学ぶ

第3回目の農業塾は7月7日、松山市居相の圃場で開き、塾生全員で栽培するナスの整枝と剪定や、雨風で倒伏したスイートコーンの支柱立て、黒枝豆の定植をした。また、各自が9月頃に定植する、ダイコンやキャベツなどの秋冬野菜の品目の選定方法や栽培計画を学んだ。

出席した塾生14人は、ナスの樹勢を維持し良質な実を多く収穫するため、畝の両側へ太い枝を2本ずつ伸ばす「U字仕立て」に誘引して栽培する。また長期間の収穫を目指すため、収穫と同時に古い葉や茎を切り落として、枝に葉を一枚残す「切り返し剪定」を繰り返していく。塾生らは、営農指導員から枝を切る位置を教わりながら作業した。収穫が続く11月頃まで整枝や剪定の管理に努める。

ナスの整枝作業をする塾生

2017年7月7日金曜日

【松山生協】今しか味わえない!

「久万高原清流米」米粉のお菓子

JA松山市と㈱松山生協は、㈱大阪屋と協力し、ブランド米「久万高原清流米」の利用拡大を目指して、米粉を使った菓子の販売を始めた。松山生協各店(一部店舗を除く)で7月末まで販売している。

新発売した商品は、あんドーナツは10個入270円(税込)、和三盆パウンドケーキは5個入324円(税込)だ。2016年産の久万高原清流米『コシヒカリ』の米粉を10%の割合で配合し、パサつきを抑え、もっちり、しっとりした食感に仕上げた。大阪屋の代表取締役の山地良太さんは「幅広い世代の人に米粉のしっとり感を味わってほしい」と話した。

大阪屋は松山生協から、年間約2000㌔を仕入れ、今回の商品の他にも使用する予定だ。


一口サイズのあんドーナツと、
和三盆パウンドケーキです

2017年7月5日水曜日

【岡田】新嘗祭に献上

粟を播種し、9月下旬に収穫

新嘗祭に献上する精粟の献穀者に選ばれた松前町西古泉の福島清繁さん(72)は6月9日、同町の神社で粟の播種式を行った。神事を執り行い、粟の種子を播いて、豊作を祈願した。収穫は9月下旬頃で、調整作業などを行い、10月に皇居へ献納する予定だ。

新嘗祭は宮中の儀式の一つで、天皇が新穀をにすすめ自らも食し、その年の豊作に感謝する祭りだ。

式には、地域住民や関係機関、JAなど計31人が出席。福島さんや森映一組合長など計5人が、宮司から粟を受け取って播いた。福島さんは妻の和子さん(70)とともに、5㌃で粟を栽培する。「県の代表として、今まで培ってきた農の心と技を活かし、管理してく」と力を込めた。

粟の種子を播種する福島さん(手前)

2017年7月3日月曜日

【JA】麦の面積拡大へ

代かきでわら浮き軽減

JA松山市は麦の面積拡大で目指しているが、水稲の田植え時に麦わらが浮き生育に影響を及ぼすことが、普及の妨げになっている。その対策として、浅水代かき処理を組合員に提案している。

処理は、水面に土面が7割、水が3割の極浅水で、ロータリーの回転数を落として、均平板で土を押さえ気味にし、走行速度をやや遅くする代かき方法だ。

6月上旬には、農事組合法人「南部生産組合」の圃場で、ヤンマー松山支店長の早瀬幸喜さんを講師に招き、実演講習会を行った。

同JAは、他法人や生産者も実践できるよう、撮影した同処理の動画を総会で流し、推進していく方針だ。

南部生産組合は「代かきの方法を工夫して麦わらが浮かんなら、
全面的に変えていき、麦の栽培面積を増やしていきたい」と意気込みます


2017年7月1日土曜日

【岡田・北伊予】子ども達が田植えに挑戦!

地元農家が水田を提供

岡田・松前うまい米づくり部会は初めて、㈱フジのエミフルMASAKIと共同企画で「お米づくり体験会」を開いた。農業に親しんでもらおうと6月17日、松前町西古泉の同部会員の水田で田植えを行った。参加した小学生と保護者計45人は、泥だらけになりながら苗を植え楽しんだ。

この取組みは、同社が多くの人に体験してもらうために広い水田を探し、同部会に依頼したのがきっかけだ。参加者は、特別栽培米『にこまる』をおよそ13㌃に植え、10月28日に稲刈りを行う予定だ。部会長の豊田年秋さん(78)は「米づくりの過程を学んでほしい」と話した。

また、松前町徳丸の八束直司さん(65)も同町の青葉幼稚園と二名保育所の園児を招き、田植え体験を行った。

「苗の根を持って、しっかり植えるんよ」と
アドバイスを受ける子どもら

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