2023年7月28日金曜日

【JA】「ひめの凛」鶏ふん試験栽培


JA松山市は、化学肥料を鶏ふんに置き換えた水稲栽培の実証をするため6月下旬、松前育苗場で基肥に鶏ふんのみを使用した、県オリジナルブランド「ひめの凛」の試験栽培を開始した。

水田13aに基肥としてペレット鶏ふんを300kg(10a当たり230kg)施し、分げつ肥や穂肥、実肥などに鶏ふんのみを用いる区画のほか、鶏ふんと化学肥料どちらも使用する区画など4つに分け生育状況を比較する。また、化学肥料のみ(基肥一発肥料)を施す区画を設け、生産にかかるコストや収量、品質などを対照的に比べる。

当JAはデータの収集とともに、化学肥料を減らした新たなひめの凛の栽培指針を作成し、農家に提案する考えだ。

鶏ふんを散布する様

実証中の田んぼの様子
水稲以外にも鶏ふんの栽培指針は
3部会で導入、5部会で試験栽培してるよ!


 

2023年7月18日火曜日

【JA】 ペースト二段施肥技術の実証試験

 





JA松山市は6月初旬、愛媛県で初となるペースト二段施肥技術の実証試験に参加した。ペースト肥料は肥料詰まりを起しにくく、雨天時でも計画的に田植えがしやすい。粒状の一発肥料のように肥料が溶け出した後の殻が河川に流出する恐れがなく、マイクロプラスチックの海洋流出回避や労力の削減につながる。当JAでは今後の生育状況を確認し、いずれは大規模農家を中心とした普及を検討している。


ペースト肥料は500kgのタンクでも販売されており、タンクは再利用される。ポンプを使って田植え機へ肥料を補給でき、作業の省力化にもつながる。

 

ペースト施肥専用田植え機の使い方を教わる関係者ら

このノズルが土中に肥料を注入します


 

 

雨の日も田植えできるのは助かる!

 

 


2023年7月13日木曜日

【石井】 夏野菜講習会を実施!

 




JA松山市女性部石井支部は6月中旬、17種類の夏野菜を栽培するほ場で収量の増加と品質向上につなげようと講習会を開き、栽培のコツを学んだ。
地主の岡田明夫専務が講師となり、トマトやキュウリ、ナスなどの施肥や防除時期、ほ場管理について説明し、部員らは教わったことを自宅で実践できるよう、メモを取ったり写真に収めた。岡田専務はナスの誘引について実際に紐を使って教授し、家庭菜園に励む部員でも理解できるよう丁寧に講義した。


 同支部長の池田加代子さん(73)は「その年の天候によって生育状況が変わるので対応が難しい中、丁寧に教えてくださりためになった」と笑顔で話した。

 

 

ナスの誘引の仕方を教わる部員ら


 

部員らから多くの質問が上がりました

教わったことを活かして無事収穫を迎えよう♪



2023年7月10日月曜日

【北伊予】 地元の園児らが田植え体験



松前町北伊予地区の徳丸農業区は6月中旬、農業に関心を持ってもらおうと、6人が青葉幼稚園の園児ら90人に水稲苗の植え付けを教えた。園児らは泥まみれになりながら田植えを楽しんだ。


園児らは10月に稲刈りに参加し、収穫したお米を給食で食べる予定だ。

24年前に、園児の保護者で徳丸農業区の一員だった木下務さん(64)が田植え体験に協力していたが、子どもの卒業を機に「地域として活動を続けていけたら」と農業区へ引き受けを提案。メンバーらが快諾し、1999年から続いている。

 

 

『きぬむすめ』の苗を植え付ける園児

 
泥の感触を楽しみました!

 

おいしいお米になあれ!!

 


2023年7月6日木曜日

【JA】 2022年度農家支援策6,100万円

 



 JA松山市が2022年度に講じた、肥料、農薬の高騰に対する独自の支援策の総額は、6,100万円だった。国の対策と並行して、肥料・農薬に対する値引きや土壌診断測定器の購入、有機質肥料散布機の貸し出しなどの支援を2022年6月から実施していた。


 肥料・農薬の値引き対策には、約3,500万円を充てた。対策前までは予約注文し、農家がJAに引き取りにくる場合は当用価格の8%引き、配達の場合は5%引きとしていたが、支援策では、引き取りは10%引き、配達は8%引きとした。成果として、引き取り注文は、1人当たりの取扱高が2%向上。肥料・農薬の予約率が総取扱高の71.2%を占めた。全体の予約率の増加とともに、値引き率の高い引き取り注文に移行した。

 

 

 

予約分の肥料を積み込む様子

肥料散布機の貸し出しもしています



 

昨年度に引き続き、今年度も生産者を支援するよー!


2023年7月3日月曜日

【JA】 営農職員の成長を促す!

 




 JA松山市は5月下旬、営農職員に必要な心構えや生産者とのコミュニケーションの基礎を学ぶことを目的に、営農職員成長促進プログラムを開始した。栽培と経営の両方の面で農業者を支える人材に成長するよう促す。


 株式会社ACWパートナーズの大國仁さんを講師に招き、職員らに農家との関係を強めるために必要なことを再認識させた。また、職員らは研修への期待や当JA管内の作物や農業者の強みを書き出し共有した。


 当JAは、管理職員向けの研修も同様に開いており、管理職員らは若手職員の指導法を学ぶ他、農業者や地域に貢献する力を身につける。

 

 

職員の意見を細かく聞く大國さん

研修を受ける管理職員ら

 

 

営農職員の指導力向上を目指すよ!



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