2021年4月30日金曜日

【農業塾】 塾生7人が入学

 スイートコーン、エダマメを播種


 JA松山市は4月13日、松山市生石町の営農センターで第11期の開塾式を開き、実習ほ場でスイートコーンとエダマメを一穴に二粒ずつ播種した。塾生7人は、営農指導員に教わりながら、種を深く植えすぎないよう、慎重に作業した。エダマメは7月上旬、スイートコーンは7月中旬から収穫できる予定だ。


 今年度の農業塾は年間24回と、例年より多く開く。松山長なすやブロッコリー、レタスなど当JAの共販品目を中心に、7品目を栽培する。同塾を卒業後には、家庭菜園を超え、つくる喜びだけでなく売る喜びを知る農家として、当JAの産直市や生産部会で活躍してもらう方針だ。


 塾生は「趣味で野菜を育てており、本格的な農業に興味があった。実習を通して農業の知識と技術を身につけたい」と話す。


雨天時に手で植えると発芽しにくくなるため、箸を
使い、土中に酸素を取り込む作業を教わる塾生(奥)

2021年4月27日火曜日

【興居島レモン部会】 選果し県内外へ!

 興居島レモンおよそ9㌧出荷


JA松山市興居島レモン部会は4月上中旬の4日間、松山市北梅本町にある小野共撰場でレモンを選果した。4L・Lサイズ中心に仕上がっている。地元や大阪、奈良、名古屋方面におよそ9㌧(前年比75㌫)を出荷した。
 今年産は、梅雨時期に例年よりも降水量が多かったため、病原菌が飛散し、果皮に黒色の斑点がつく「黒点病」が平年より多く発生している。また、寒波の影響により、霜やけ等の果皮障害も一部みられる。


 作業員とJA職員は、生産者が庭先選別したレモンを目視で3等級に分け、重量選別機で5階級に選別した。箱詰め前に再度、傷や病気、果形、色などを一つひとつ目視で確認。規格統一と品質向上を図っている。
 同部会は今年度、興居島地区の27人がおよそ1.4㌶で、「アレンユーレカ」を栽培している。
レモンは他の柑きつと出荷時期が被らないほか、栽培管理は比較的手間がかかりにくい。収穫後はJAへキャリー出荷できるため、省力化できる利点がある。また、近年の国産レモンの需要の高まりもあり、市場からの需要も高いため、生産者の生産意欲も高く、生産量が増える見通しだ。


 今後は貯蔵技術を模索し、夏場の出荷も検討する。分散出荷し、生産者の所得向上につなげたい考えだ。
 営農販売部は「荷受け前に行った出荷協議会で規格を確認し、生産者の意識統一を行ったことで、庭先選別が徹底され品質向上につながっている。今年産は昨年より1㌔当たりの販売単価が100円以上高かった」と話した。

 

選果したレモンを箱に詰めていく作業員

2021年4月15日木曜日

【筍部会】 量多く順調なすべり出し

 生食用「湯山たけのこ」初せり


JA松山市筍部会は3月29日、松山市溝辺町で筍臨時市場を開き、生食用筍の初せりを行った。裏年に当たる今年は、たけのこ自体は細身だが出荷量は多く、順調なすべり出しだ。最高値は1㌔500円(税抜)となった。4月上中旬にかけて、前年同様の10㌧を出荷する予定だ。


 「湯山たけのこ」は、白くて肉質がやわらかく、えぐみが少ないのが特徴だ。今年産は、8月の降雨がなく、細みのたけのこが多い。


 当日は、生産者22人がおよそ1.3㌧の朝堀り筍を運び込んだ。松山青果㈱のせり人の威勢の良い掛け声でせりがスタート。5社の仲卸業者がせり落とし、1㌔の平均単価は173円(同)だった。せり落とされた筍は、同日中に県内のスーパーなどに並ぶ。加工用は5月中旬にかけて、20㌧の出荷を見込む。

 

 

「湯山たけのこ」の初せりを行いました!

2021年4月12日月曜日

【広報】 読者と向き合った誌面づくり

 広報誌7年連続で最優秀賞!


JA松山市の組合員広報誌「だいち」は、JA愛媛中央会などが開く愛媛県の令和2年度広報コンクールで、最優秀賞を受賞した。県下JAのトップに輝くのは、2014年から7年連続。老若男女が登場する豊富なコーナーや充実した営農情報など、読者と向き合った誌面づくりが評価された。


本誌は、食や農業を支える生産者だけでなく、勉学に励む高校生や健康情報など、多彩な情報を掲載している。幅広い年代が楽しめるよう工夫している。


3月19日には、松山市南堀端にあるJA愛媛で表彰式が行われた。賞状を受け取った当JA広報担当の友近史?職員は「『だいち』は組合員や地域住民とともに作っている。皆さんの活躍やJAの取り組みを多くの人に知ってもらい、地元の農業や地域社会の発展に少しでも貢献したい」と話した。

 



2021年4月8日木曜日

【久万高原町】 意識統一し良質生産へ

 栽培講習会を動画で視聴


JA松山市○久久万高原トマト部会と○久久万高原ピーマン部会は、タキイ種苗㈱が作成した栽培講習会の動画を各自で視聴している。新型コロナウイルスの感染拡大を防止するのが狙い。動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」などで視聴し、部会員の意識統一を図り、良質な農産物の生産に努める。


動画の視聴方法は、①生産者各自でYouTubeを視聴②当JAの視聴会に参加③動画を録画したDVDを自宅で視聴の中から選べる。およそ30分の動画で、栽培のポイントをまとめた内容だ。YouTubeは両部会員のみが閲覧できるよう限定公開する。


 トマト部会はおよそ9割、ピーマン部会は8割が、YouTubeや自宅でDVDを視聴する。
当JAは「それぞれの方法で視聴し、来年度の栽培に備える。例年とは違う栽培講習会となったが、良質生産に努めていく」と話す。

 


3月中旬に当JAで開いたピーマンの視聴会

2021年4月5日月曜日

【JA】 初!合同企業説明会に参加

 就活生にJAの魅力をPR


 就職活動中の学生にJAを知ってもらおうと、JA松山市は3月10日、マイナビ主催の合同企業説明会に参加した。業務内容やJAが取り組むSDGsなどを紹介。

JAの魅力を伝え、学生のJAに対する疑問や不安を解消し、JAに興味のある学生の採用につなげたい考えだ。


当JAのブースには、県内外の大学に通う就職活動中の学生計63人が訪れた。企画管理部の島内衛次長は、組織の概要や協同組合の考え方などを説明した。コロナ禍において、当JAが昨年3月に行った余剰した学校給食用の野菜を買い取り、地域住民に配布したことなどを紹介すると、学生たちは興味を持って聞き入っていた。


島内次長は「地域住民の暮らしをよりよくするための組織であるJAを、より多くの学生に知ってもらいたい。説明会を継続的に行い、JAや協同組合への理解を深める機会を増やしたい」と話す。

 

地域に貢献できる仕事に興味を持つ学生が多く訪れた合同説明会



2021年4月2日金曜日

【JA】 えひめ米の品質向上へ

 生産者4人と2団体が表彰


 愛媛県米麦振興協会などは3月5日、伊予市で「えひめ米品質向上推進大会」を開いた。表彰式も行われ、JA松山市管内からは生産者4人と2団体が受賞した。


 表彰式では、愛媛県農産園芸功労知事表彰に仙波正幸さん(小野)が輝いた。他の農業者の模範となり、水稲の品質向上のため、県下でいち早く色彩選別機を導入するなど、新しい設備や技術を取り入れている点などが評価された。


良質米共励会では「コシヒカリ・あきたこまち」部門の優良賞に大西薫一さん(岡田)が、「ヒノヒカリ・にこまる」部門の優秀賞に喜安眞造さん(岡田)が輝いた。
 麦作共励会では、最優秀賞にあたる全国米麦改良協会会長賞に、農事組合法人徳丸生産組合(北伊予)が輝き、優秀賞に農事組合法人おかだファーム(岡田)が優秀賞に選ばれた。
 また、ひめの凜の食味コンテストでは、喜安正和さん(岡田)が優良賞に選ばれた。

全国米麦改良協会会長賞に選ばれ、
賞状を受け取る徳丸生産組合の弓立俊正さん


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