2016年12月28日水曜日

【北伊予】地域で守る伝統の味

お正月は「緋の蕪漬け」!

正月に欠かせない、愛媛県松山市に古くから伝わる「緋の蕪漬け」―JA松山市女性部北伊予支部の加工グループは10年以上前から、緋の蕪漬け作りを行っている。地域でも浸透し、購入を待ちわびる人もいるほど。郷土料理を受け継いで後世へとつなぐほか、集まって作ることで地域の連帯感も強める。

今年は12月10日、メンバー6人が塩漬けした緋の蕪24㌔分を、砂糖や酢、カボス、唐辛子と混ぜ合わせて漬ける「本漬け」をした。メンバーの髙石コズヱさん(84)は「お酢を入れた方が、カボスの苦みやクセがなくなり、まろやかになるんよ。『緋の蕪漬け』が地域に浸透している」と微笑む。

下漬けした緋の蕪の水気を切り、本漬けしました

2016年12月14日水曜日

【JA】新年もJAと一緒に!

お年玉袋にキャラクター登場

JAを身近に感じてもらおうと、JA松山市は、イメージキャラクター「青空土男」と「まる芽ちゃん」をデザインしたお年玉袋を作成した。12月中旬から全店舗で、来店者や契約者を対象に窓口で配布している。新年を迎える前にお年玉袋を手渡し、活用してもらいながら、「JA松山市=青空土男とまる芽ちゃん」の定着を目指す。

同袋は、キャラクターが餅つきや羽根つきをしている姿など、お正月らしい絵柄で、5種類を1セットにして渡す。計4,000セットを配布する。

金融推進部の三好周明部長は「お正月にかかせないお年玉袋。JA松山市のキャラクターとともに、新年を迎えてもらえると嬉しい」と話した。

青空土男とまる芽ちゃんの可愛いお年玉袋を手渡します



2016年12月12日月曜日

【給油所】日頃の感謝の気持ちを込めて!

給油所で農産物を配布!

JA松山市の給油所13店舗は12月7、8日、日頃の感謝の気持ちを込めて、「年末ガソリンキャンペーン」を実施した。ガソリンや軽油、灯油など2,000円以上購入した人を対象に、管内産の農産物を手渡した。JAブランドの浸透やイメージの向上、新規利用者の獲得につなげたい考えだ。

キャンペーンは同JA独自のもので、管内産のいちごや興居島みかん、松前育ち「にこまる」のいずれかを対象者全員に手渡した。

中央給油所の西岡浩志課長は「弘後の感謝の気持ちを込めて農産物を手渡した。これからも丁寧な接客をし、お客様から選ばれる給油所を目指す」と話した。


2,000円以上の購入者に、管内産の農産物を手渡しました
手渡した管内産の農産物

2016年12月9日金曜日

【小野】“サル撃退”被害減に期待

モンキードッグ認定!

 松山市小野地区の中山間地小屋峠集落の代表・大川浩一さん(73)は、市の助成を受け、農作物を荒らすサルを追い払う犬「モンキードッグ」による活動を始めた。サルの出没時には犬と出動して追い払い、農作物を守っていく。

小野地区では水稲や野菜、柑きつ、柿などの農作物被害が目立ち、20匹以上のサルが集団で行動しているのが目撃されている。電気柵や爆音機などを使って対策するが効果は薄く、地元猟友会による捕獲も難しいため、手の施しようがないのが現状。今後はモンキードッグとともに、およそ2㌔の範囲を中心にパトロールを行うほか、サルを追い払う実践訓練をし、本格的に活動していく。

11月中旬に開かれた認定証交付式で、野志克仁市長から、
認定証と犬用のユニフォームを受け取る大川さん(右)

2016年12月7日水曜日

【貯金】窓口・MAの技術を強化

宮本さん窓口907人の頂点に!

JA松山市は、窓口担当者やMA(マネーアドバイザー)の接客技術と顧客満足度の向上を図ろうと、毎年ロールプレイング大会を開いている。窓口部門は西余戸出張所の宮本佳奈さんが、MA部門では斎院出張所の永井裕也さんが優勝した。二人はそれぞれ、11月上旬に開かれた県大会に出場し、12JAの代表者の中から窓口部門で宮本さんが優勝に輝いた。

同大会は10分間で競技し、テーマに沿って、デモブックやチラシなどを使いながら、お客様のニーズに合った商品を提案する。宮本さんと永井さんは「多くの人の協力してもらったおかげで、良い成績を残せた。大会での経験を今後の業務に生かしていく」と話した。

商品内容を説明する宮本さん

笑顔で接客をすることを心がけている永井さん

2016年12月5日月曜日

【JA】移動販売車が山間部巡回

待望の3号車出発!

JA松山市と子会社㈱松山生協は11月15日、買い物弱者を支援する移動販売車「まる芽ちゃん号」の3号車を、久万高原町の明神・父二峰・面河・美川地区に導入した。同町の畑野川地区にも昨年、同車を導入しており、高齢者から好評だ。畑野川地区以外の地域住民の声を受け、近隣にスーパーマーケットがない地域を運行する。

3号車は、共済連の地域・農業活性化活動支援助成金を使い導入。惣菜や野菜など計400点を積み込み、月曜日から土曜日にかけて計56ヶ所を巡回する。

森映一組合長は「買い物弱者の生活の向上を目指し、地域に貢献していきたい」と話す。

自宅近くまで来てくれるので助かる」と買い物をする地域住民

2016年12月2日金曜日

【興居島】組織再編し部会へ

イヨカン初出荷に期待!

興居島でイヨカンを栽培する生産者らでつくる「ごご島共撰」が組織を再編し、JAごご島共撰部会を設立した。これまでは、同共撰が選果場の使用にかかる経費を負担し運営していたが、同JAがそれらを担うことで、生産者らは栽培に専念できる。部会発足後初めてのイヨカン出荷に向けて、目揃い会などを通して品質を統一し、農家の所得向上につなげたい考えだ。

同部会は中川保(たもつ)部会長を筆頭に、泊・鷲ヶ巣地区の66人で組織する。来年1月上旬から3月にかけて、京阪神方面へ800㌧を出荷する予定。㌔単価240円、販売金額1億9200万円を目指す。中川部会長は「今までと変わらず、安全で安心なイヨカンを出荷していく」と話した。

「一丸となって頑張ろう」と話す中川部会長

2016年12月1日木曜日

【女性部】活動の楽しさをアピール!

野菜スイーツで仲間づくり

JA松山市女性部は、年間の活動目標に「ワンモアプラン運動」を掲げ、新たな活動に取り組んでいる。支部長は11月18日、石井支所で、管内の女性部以外の人に活動を知ってもらい、入部につなげようと、野菜を使ったスイーツ作りで親睦を深めた。

参加した30~40代の8人は、部員とともに調理するなかで、育児の不安や悩みを相談しながら、にんじん豆腐ドーナツや、かぼちゃプリンなど、およそ1時間かけて計4種類の野菜スイーツを作った。

また、部員らが活動内容を紹介し、参加者は「幅広い活動で楽しそう。色々と体験したい」と意欲を見せた。

「育児のリフレッシュになる」と部員と会話を楽しみながら調理します

にんじん豆腐ドーナツ
かぼちゃプリン
ひじきとにんじんの二色蒸しパン
女性部手作りの芋炊き



2016年11月29日火曜日

【女性部】大輪の菊が咲き誇る

第19回菊まつりを開催

女性部小野支部の菊部は11月10日、小野支所で「第19回菊まつり」を開き、部員11人が出展した赤や白、黄など241鉢の菊が会場を華やかに飾り、来場客の目を楽しませた。

部員らは、立派な菊を育てようと、講習会を定期的に開き、営農指導員からぼかし作りやせん定方法を学んだ。挿し芽の時期や草丈を調整して福助作りやだるま作りに仕立てた。菊部の越智恵美子部長(72)は「猛暑や降雨が続き、例年以上に水管理と防除が大変だったが、皆の努力が実り立派な菊が揃ってよかった」と微笑んだ。

また、女性部員がうどんやいなり寿し、新鮮野菜を販売するなどして、会場を盛り上げた。

色とりどりの満開の菊に見入る来場客ら


最優秀賞を受賞した松田増子さん(75)と菊

2016年11月11日金曜日

【和気】地域の声受け発行開始

「支所チラシ」でグッと距離縮める

定期的に異動があるので職員の顔が覚えられない―組合員や地域住民の声を受け、和気支所は8月中旬、「支所チラシ」の発行を始めた。貯金のキャンペーンチラシの裏面に、顔写真とともに職員の紹介を併せることで地域に密着した店舗を目指したい考え。JAは今後、CS(顧客満足)向上委員会と協力し、全支所に広めていく方針だ。

チラシは、A4判で「こんにちは!JA松山市○○支所です。」をタイトルに、職員らが手書きするなどして手作り感あふれる紙面にし、自宅を訪問して手渡しするほか、ポスティングする。また、来店客に身近に感じてもらえるよう、職員を紹介した紙面は窓口でも掲示している。

「チラシを通して親近感を感じてもらい、会話や来店のきっかけになれば」
と作成している岡田支所長(左)と長井さん

2016年11月9日水曜日

【女性部】女性部体育大会で真剣勝負

久万支部が優勝!

女性部は10月26日、松山市総合コミュニティセンターで、第43回女性部体育大会を開いた。12支部の268人が参加し、支部やブロックに分かれて、玉入れや今年から新たに加わった「ラッシュアワー」など計11種目の競技を戦った。優勝は久万支部に決まった。準優勝は浮穴支部で、3位は明神支部だった。

新たな競技「ラッシュアワー」は、円周3㍍の紙テープの輪の中に、最大で何人が入れるかを競うもの。7人でテープが破れるチームもあったが、11人入ったチームもあり、歓声がわきあがった。また、毎年盛り上がる、綱引きは真剣に戦いながらも、笑いに包まれる場面もあり、終始にぎやかな大会となった。

今年から新たに加わった「ラッシュアワー」。
テープを破らないように手をあげて輪の中に入ります

支部対抗の綱引きは、競技者だけでなく
応援者も一体となって盛り上がりました♪

2016年11月7日月曜日

【興居島】姉妹都市提携35周年

米国人学生らミカン収穫を楽しむ

松山市と姉妹都市提携35周年を迎えたサクラメント市の学生らが10月15日、松山市青葉台の柑きつ農家・池内錬太郎さん(72)、達子さん(69)夫妻の園地を訪れ、極早生ミカンの収穫などを体験した。

同体験は、姉妹都市提携35周年の記念行事の一環で行われた。園地には、松山商業高等学校と姉妹提携校を結んで10周年を迎えたグラント・ユニオンハイスクールのマーチング・ドラム部員や関係者など、およそ30人が訪れた。

学生らは、池内さんから専用のハサミを使った収穫方法を教わり、グループに分かれて、収穫や選別、袋詰めをした。

学生らに手本を見せながら、収穫方法を教える池内さん

園地を提供した池内錬太郎さん、達子さん夫妻

2016年11月5日土曜日

【裸麦】付属品取り付け排水バッチリ

裸麦の反収アップ狙う

数年前から湿害による裸麦の反収が減少していることから、JA松山市は初期の排水対策の徹底を呼び掛けている。10月下旬からの播種前に、既存の播種用トラクターに装着し、播種と溝切りが一度にできる付属品「サイドリッチャー」や「うね盛板」の導入を勧めた。

両付属品は、㈱四国クボタが開発・製造。「サイドリッチャー」は、畝立てと溝を作る性能を備えている。「うね盛板」は、ロータリーのサイドに取り付け、畝の高さや溝の深さが簡単に調整できるものだ。

排水対策と省力化ができるとあって、多くの生産者が同付属品を購入し、播種作業を進めている。

播種しながら、畝立てと同時に深さ15㎝の排水溝を作れます

2016年11月3日木曜日

【レタス部会】マルチ張りを支援

レタスの増産目指して!

レタスの生産拡大に向けJA松山市は2002年から、マルチ張りの作業を請け負っている。レタス部会員と、同時期に圃場準備を行う蚕豆部会員が対象。10㌃当たり1時間半で張り終えられるとあって、部会員から好評で、今年度は9月から年末までに63人、988㌃を受託する予定だ。高齢化による生産者の減少に歯止めをかけ、労力軽減と作付面積の維持・拡大につなげる。

10㌃当たりの料金は5000円で、マルチシートと肥料代は生産者が別途負担する。手張りに比べると、4分の1の時間で張り終えることができる。現在は全体の8割が利用し、「この安さでマルチを張ってもらえるのはありがたい」話す。

JAがマルチ張りを請け負うことで、
一人当たりの作付面積が増加傾向にあるほか、
高齢農家も生産が続けられるといいます

2016年11月1日火曜日

【蚕豆部会】低温処理した種子引き渡す

蚕豆の定植スタート

JA松山市蚕豆部会は10月18日からソラマメの定植が始まっている。同日、松前町昌農内の同JA松前野菜集荷場で、低温処理したソラマメの種子を部会員に配布した。半日ほど日陰に置いて外気温に慣らして定植し、来年4月下旬から5月上旬にかけて収穫する予定だ。

低温処理を利用するのは、11地区の199人。ソラマメは催芽した種子を一定期間、低温処理すると、花芽分化を早めることができる。9月下旬から、4℃の冷蔵庫で保管した。

当日は、JA営農指導員が定植時の注意点や今後の病害虫防除、水管理などを説明。「乾燥しないように適期、水管理をしてほしい」とアドバイスした。


低温処理した種子を受け取る部会員ら

2016年10月12日水曜日

【明神】おいしい新米の季節到来

久万高原清流米を収穫!

久万高原町東明神の山之内章(あきら)さん(53)は、3.5㌶で久万高原清流米(エコえひめ)を栽培している。今年度は、9月上旬から下旬にかけて「コシヒカリ」を550袋分(30㌔/袋)刈り取った。

山之内さんは、品質の良さを保つため、JA松山市久万高原清流米部会の栽培指針に沿って、生育に応じた水管理を徹底した。

山之内さんは、今年度から後継者となった息子の駿介さん(20)に栽培方法や機械の使用方法を教えながら「今後は私が親から教わったみたいに、息子にしっかりと栽培技術を引き継いでいきたい」と笑顔で話した。

親子で刈り取ります

2016年10月10日月曜日

【小野青空市】農業学び職業理解へ



中学生がJA直売所に出荷

松山市立小野中学校の2年生が運営する架空の農業会社「おのはうす」が、JA松山市の小野青空市にピーマンやオクラなどを出荷し、人気を集めている。

同校は以前から、総合的な学習の時間に「職業科」を設け、様々なことを学んでいたが、農業を中心とした社会の中で「つながり」のある仕事を受け持ち、働くことへの理解を深めようと、今年度から「おのはうす」を設立。近隣の土地を借りて野菜などを栽培する「生産部門」や、「加工・販売部門」、「販促・宣伝部門」をつくる。

生徒らは「野菜が完売するのが嬉しい」「他の出荷者の袋の詰め方が参考になる」と話す。

(左から)野菜を出荷する阿多(あた)翔大(しょうだい)くん(14)、
仙波里穂さん(14)、津川七彩(ななさ)さん(14)

2016年10月7日金曜日

【松前】ハロウィーン気分を楽しんで

園児にどてかぼちゃを贈る

松前町南黒田の岡井剛太郎さん(75)は9月中旬、一足先に10月31日のハロウィーン気分を味わってもらおうと、同町北黒田の黒田保育所の園児にどてかぼちゃを贈った。園児らはどてかぼちゃに触れたり、抱きついたりして喜んだ。

岡井さんは重さおよそ30㌔、周囲148㌢のどてかぼちゃを一輪車に乗せて同保育所を訪問。園児らは駆け寄ってハイタッチし「真ん丸で大きい」「お母さんにも見せたいな」と目を輝かせた。

岡井さんは4月中旬にどてかぼちゃを定植し、適期に施肥や潅水をするなど管理した。「来年も大きなかぼちゃを持ってくるけんね」と子ども達に微笑んだ。

大きなどてかぼちゃに園児も興味津々です

2016年10月5日水曜日

【女性部】グループ活動の楽しさ伝える

浮穴支部の発表が最優秀賞に

女性部浮穴支部の立花真弓支部長は9月8日、JA愛媛中央会とJAえひめ女性組織協議会が開いた「JA愛媛文化フェスタ」に、県下4JAの代表者の一人として出場。同支部のグループ活動について発表し、最優秀賞に輝いた。立花さんは愛媛県の代表として、来年2月に開かれる「全国家の光大会」に出場する。

立花さんは「仲間とハツラツ活動を!~先生は家の光~」と題して、手芸と料理、体操の3つのグループの取り組みを紹介した。部員らとグループを立ち上げた経緯や、雑誌「家の光」を活用し、調理と体操をする様子や手芸品などをスライドショーで披露しながら発表した。

部員らと楽しく活動する様子を発表しました

2016年10月3日月曜日

【興居島】特別ジャズライブを満喫

島民ら歌声に酔いしれる

全国各地で活躍中のジャズシンガー・千年(せんねん)さとみさんは9月初旬、松山市泊町のカフェ「しまのテーブル」で、特別ジャズライブを開いた。島民らおよそ30人が訪れ、響き渡るパワフルな歌声に酔いしれた。

ライブは、同島出身である千年さんの知人の発案で実現した。千年さんは、海をテーマに作詞作曲したオリジナル曲「実るその夢」やカバー曲、アンコールを含む10曲を熱唱。観客らは口ずさみながら手拍子をしたり、歌に合わせて踊ったりして鑑賞を楽しんだ。千年さんは「観客の皆さんと一体となって楽しめた。来年も興居島でライブを開きたい」と笑顔で話した。


観客らは千年さとみさんの歌唱力に魅了されました

2016年9月30日金曜日

【農業塾】秋冬野菜を植え付け

農業技術を徹底して学ぶ

第5回目の農業塾は9月6日、松山市北斎院町の圃場で開き、前回播種したキャベツやブロッコリーと定植したほか、ニンジンやダイコンを播種した。個人スペースで管理し、栽培に挑戦する。また、全員で管理する玉ネギも定植した。

塾生16人は営農指導員から管理機の使い方や作物に適したマルチの種類や用途を教わり、個人スペースを整地し、クワを使って畦立てをした。また、必要に応じて作物に適したマルチを張り、条間や深さを確認しながら定植。収穫は11月下頃を予定する。

塾生は「今は小さな苗だけど、しっかり管理をして大きく立派な野菜に育てたい」と話した。

12月に収穫できる超極早生品種のタマネギ
「トップゴールド305」を定植する塾生ら

2016年9月16日金曜日

【小野】オクラ栽培早10年

2,700パック出荷見込む

松山市北梅本町の宮内陽さん(69)は、オクラの栽培を始めて10年目を迎える。今年度は6月下旬から8月上旬までに1,500パック(100㌘/パック)を出荷した。10月下旬にかけて計270㌔の出荷を見込む。

 宮内さんは今年度、4月下旬から5月上旬にかけて、3㌃に9,000粒を手作業で播種した。堆肥や肥料を混ぜ込み土づくりをするほか、葉かきや畝間潅水などを行い管理する。また、倒伏を防ぐために、株の両脇にマイカー線を張るなど工夫する。宮内さんは「たくさん収穫できたり、近所の人に喜んでもらえたりすると嬉しい」とやりがいを話す。

「一人で管理できる今の状態を保って栽培を続けたい」と話す宮内さん

2016年9月14日水曜日

【久万道の駅】久万高原町産の野菜たっぷり!

必見!「トマトの三杯酢バジル風」

久万高原町の道の駅「天空の郷(さと)さんさん」内のレストランさんさんで、7月から11月にかけて提供する「トマトの三杯酢バジル風」が人気だ。同レストランで調理する渡部栄子さん(70)が考案。同町産の桃太郎トマトの旨味を活かしながら、三杯酢でさっぱりした味付けに仕上げており、夏にぴったりの料理だ。来店客からは「さっぱりしていておいしい。レシピを教えてほしい」と大好評だ。 

 同レストランは、バイキング形式で、常時20~30種類の料理を提供する。同町産の旬の野菜をふんだんに使った家庭料理が味わえるため、県内外から訪れる人に人気を集めている。

→ 大人気の「トマトの三杯酢バジル風」のレシピはこちら

レストランでは、久万高原町の野菜をたっぷり使った、健康的な料理をご用意しております!!
特に、「トマト三杯酢バジル風」が大人気です♪ぜひ、ご賞味ください!!
大人気の「トマトの三杯酢バジル風」

2016年9月12日月曜日

【JA】農業生産の拡大に向け支援

担い手に支援金を給付

JA松山市は8月12日、本所で独自に創設した「農業担い手育成支援資金」(P.15参照)の授与式を開いた。森映一組合長が、松山市西垣生町の木村建治さん(29)に、認定書と給付金を手渡した。

 木村さんは、松山市で機械の部品を製造する会社に勤めていたが、両親が営む農業を継ごうと2012年に就農。現在は木村さんが主体となり、両親とともに、計8.8㌶で米を主力に、白ネギやブロッコリー、キャベツなどを管理する。また、耕作放棄地を請け負い米を栽培するほか、来年の夏に出荷する白ネギを栽培するために、今年10月頃の定植を目指している。

認定証と給付金を受取る木村さん

2016年9月9日金曜日

【松山生協】買物弱者と高齢者の味方!

移動販売車2号車を導入

JA松山市と子会社㈱松山生協は8月初旬、移動販売車「まる芽ちゃん号」の2号車を松山市の湯山地区や東温市の川上地区などで導入し、運行を始めた。買い物弱者を支援するほか、東温市と協定を結び、運行時に高齢者の安否確認も行う。
 2号車は1週間で8地区を巡回。野菜や果物、肉、魚、乳製品、弁当など400点を積み込む。

 出発式は、同JAの森映一組合長や愛媛県信連の山下学理事長など計18人が出席。湯山支所でテープカットをし、運行開始を祝った。
 今後は、売れ行きや利用状況をみて、商品や停車場所などを調整する。

自動車が運転できない80代の女性は「お店も少ないけん助かる。
品揃えも良いけん、利用する」と話します

2016年9月7日水曜日

【高浜】利用者や子どもに寄り添うJAへ

ATMコーナーを新設

JA松山市は8月8日、支所・出張所の再編に伴い廃止した高浜出張所跡地に、ATMコーナーを新設し稼働を始めた。電車の駅や港が近く、人の行き来が多いため利用者の利便性を図ることが目的。併せて、子どもの安全を守る「こども110番」の機能も果たし、地域住民の生活に寄り添う身近なJAを目指す。

 ATMは7月上旬に着工。床面積は8.16平方㍍で、駐車場は1台設けた。管理は全て、ALSOK愛媛綜合警備保障㈱に委託する。
 同日、同JAの森茂喜理事や森映一組合長などがATMを訪れ、利用した。森組合長は「地域の皆さまにATMを利用してほしい」と話した。

「電車に乗る前などに、利用できるので便利だ」と稼働を喜ぶ森理事

2016年9月5日月曜日

【農業塾】冬野菜の植え付け

土づくりと育苗方法を学ぶ

 第4回目の農業塾は8月9日、味生支所で開き、良質な野菜を育てるための土づくりや育苗方法を学び、冬野菜を播種した。

 塾生13人が出席し、JA全農えひめの大西弘之さんを講師に招いて、土づくりの過程やポイントを学んだ。作付日から逆算して土づくりをすることや、作物ごとに適度な土壌酸性度(pH)を確認し、有機質肥料を有効に使うことなどを教わった。
 塾生らは、一箱128穴のセルトレイに専用の土を入れ、たっぷり潅水し、割り箸で掘った深さ5㍉の穴に一粒ずつキャベツやブロッコリーの種を播き、覆土した。

全員でセルトレイ3箱分を播種しました




2016年8月9日火曜日

【松山生協】松山生協と東温市が締結

移動販売車で高齢者見守る

JA松山市と子会社㈱松山生協は8月2日、東温市で生鮮食品などを販売する移動販売車「まる芽ちゃん号」を導入するにあたり、7月22日に、同市と「見守りネットワークに関する協定」の調印式を行い、協定を結んだ。移動販売車は買い物弱者の支援だけでなく、高齢者の安否確認の役割も担っており、「地域の見守り隊」として活躍していく。

同車は、高齢者が多い松瀬川地区や天神団地などを週2回巡回する。「郵便受けに新聞が数日間たまったままである」「声をかけたが返事がない」など、異変に気づいた場合は、同市に連絡する。

「地域住民の暮らしに寄り添い、地域の一員として貢献していきたい」と話す森組合長(右)

2016年8月8日月曜日

【久米】病害虫気を付け管理

11月中旬にかけ松山長なす出荷

松山市久米窪田町の松山長なすの生産者、岡本英也さん(64)は、病害虫の発生の原因となる、雑草や枯葉などを取り除き、圃場をきれいに保ちながら栽培している。11月上旬にかけて、およそ4.5㌧を見込む。

岡本さんは、長く真っ直ぐなナスを栽培するため、根に負担をかけないよう畝を高くして排水を良くするほか、花と葉の状態から樹勢を判断し、誘引や剪定をする。また、病害虫が発生しにくい環境をつくるため適期に防除している。岡本さんは今後、「200本以上を栽培し、さらに品質の向上を目指したい。計画を立て前もって作業していきたい」と意欲をみせる。
6月下旬には、トップセールス前に圃場を見学しようと、野志克仁松山市長が訪れました

2016年8月5日金曜日

【川上】品質上々、荷受け続く

新テッポウユリ出荷ピーク

 JA松山市川上撰花場で7月18日から、新テッポウユリの荷受けが続いている。盆や彼岸頃を出荷ピークに、11月下旬までに中四国をはじめ、京阪神方面を中心におよそ50万6000本を出荷する予定だ。

同撰花場は、生産者らが朝採りし、輪数に応じて蕾や茎の長さを調整した新テッポウユリを荷受けする。ベテラン作業員らは、一本ずつ手に取り、茎葉や花に病気や奇形の有無を確認し、輪数ごとに秀・優・良品の階級に分ける。作業員は「病気が少なく、品質も上々だ」と話す。
管内では今年度、川上・北伊予・岡田・石井・浮穴地区の30人が200㌃で新テッポウユリを栽培する。
作業員らが蕾の先まで病気がないか厳しく、丁寧に撰花します

2016年8月4日木曜日

【北伊予】伊予農高生×地元農家が対談

農業高生に農業の魅力伝える

松前町徳丸の専業農家・木下務さん(57)は7月1日、県立伊予農業高等学校で開かれた「就農啓発交流会」で、県農業指導士として講師を務めた。就農や農業系大学への進学を希望する同校1~3年生の32人に、仕事内容や経営面の工夫、農業の魅力などを伝えた。

木下さんは今年3月、中村時広県知事から農業者の育成や指導に取り組む、県農業指導士に認定された。水稲とレタス、エダマメ、ソラマメの4品目で経営。地元の農業法人と機械を共有して経費を削減するほか、作業効率を上げるため、選別時に雇用するなどの工夫を話した。生徒らは質問をして、農業に対する考えを深めた。

生徒らは、木下さんの話に聞き入り、
必死でメモを取ります
「全ての事に責任を伴うが、
自分の考えで自由に経営できるのが農業の魅力だ」
と話す木下さん

2016年8月2日火曜日

【女性部】中四国大会に出場!

女性部小野支部の活動を発表

女性部小野支部の重松京子支部長は7月7日、徳島県で開かれた、中四国地区JA女性組織リーダー研修会に愛媛県内JAの代表として出場し、同支部「菊グループ」の取り組みや活動を発表した。

重松さんは今年3月、JA女性組織協議会が主催する、JA女性部組織活動研修会で「菊作りで地域に大輪の笑顔を!」と題して発表。最優秀賞に輝き、愛媛県の代表に選ばれた。重松さんは部員らと、大輪の菊を咲かせるため、定期的に講習会を開き、知識と技術を学ぶ。また、地域住民に楽しんでもらおうと毎年、小野支所で「菊まつり」を開き、自慢の菊を披露している。

女性部小野支部長の重松さんが、愛媛県の代表として支部の活動を発表しました

発表をした女性部小野支部の重松京子支部長

2016年8月1日月曜日

【JA】当JAの6人が入賞

野菜生産改善共進会で表彰

JA愛媛野菜生産者組織協議会は6月30日、松山市総合コミュニティセンターで「第41回通常総会」を開き、野菜生産改善共進会の表彰や、感謝状の贈呈式などを行った。当JAからは6人が入賞した。

同共進会のレタスの部では、秀品率が高く、販売量が県内で上位の赤星文人さん(松前)が県知事賞に、高市裕二さん(北伊予)が全農愛媛県本部長賞、協議会会長賞に久津那妙子さん(北伊予)と重川鐵さん(岡田)が輝いた。また、ブロッコリーの部では、金並英佑さん(余土)が協議会会長賞を受賞。全農愛媛県本部長感謝状を木下務さん(北伊予)が受け取った。

総会の受賞者ら
(後列左から=久津那さん、重川さん、木下さん、金並さん
前列左から=赤星さん、高市さん)

2016年7月8日金曜日

【岡田】新鮮届け「食の感動」味わって

スイートコーン栽培に尽力

10年以上前からスイートコーンを栽培する松前町昌農内の重川鐵(てつ)さん(71)と颯子(さつこ)さん(71)夫妻は、例年3月上旬に定植し6月上旬から出荷するが、今年は2月下旬から定植し始めた。スーパーマーケットと契約し、5月27日から早期出荷を実現する。レタス栽培で使った二重被覆のトンネルを生育前半のみ使い、保温性を活かし早期栽培する「半促成栽培」を取り入れる。

また、一昨年前から同町浜の農家・満田泰三さん(90)の勧めで秋播き栽培にも着手。8月上中旬に定植し、10月上旬から下旬にかけて出荷する予定だ。両品種を20㌃で栽培し、年間およそ6回定植し計2.5㌧を見込む。

「消費者に新鮮かつ作物本来のおいしさを届け、『食の感動』を提供し、
地域農業支援者を増やしたい」と話す重川さん

2016年7月6日水曜日

【久米】3年続く癒しの生け花教室


季節の花で涼しさ表現

女性部久米支部の「花を楽しむ会」は、身近な花を使って季節を感じようと、3年前から生け花教室を開いている。毎回、部員らが育てた季節の花を持ち寄って生けている。完成品は部員らが総評し、自宅に持ち帰り鑑賞を楽しむ。

今年度2回目の教室は6月16日、久米支所で開き、部員らは紫陽花や菖蒲、スモークツリーなど15品種以上もの花材を使い、空間を活かし思うがまま生けた。華道の資格を持つ部員のアドバイスを受けながら、一時間ほどで10作品が完成した。

代表の奥岡日登美支部長は「一緒に生けながら、身近な花で季節や風情を感じられるのが良い」と微笑む。

完成した作品を前に、それぞれが感想を伝え合います

2016年7月4日月曜日

【裸麦】裸麦の検査行う

640t入庫、一等比率81%

県内有数の裸麦産地であるJA松山市は6月上旬から下旬にかけて、小野・岡田地区、伊予カントリーエレベータで裸麦の入庫検査をした。今年産は、昨年11月の播種時と2月の生育期の高温で、例年より早めに生育。降雨により収穫は遅れたが、品質はまずまずだ。計640㌧が運び込まれ、一等比率は81㌫だった。

検査員は穀(こく)刺(ざ)しを使って一袋から1,000粒を抜き取り、カルトンに出して、整粒の割合や異種穀粒などの混入の有無、形質・色味などを目視で確認。その後、水分計で水分量と容積重を量り、等級をつけた。

検査員の資格を持つJA職員が運び込まれた裸麦を一袋ずつ検査します

2016年6月30日木曜日

【農業塾】夏野菜の栽培管理

ナスの誘引作業に汗流す

第2回目の農業塾は6月7日、松山市北斎院町の圃場で開き、塾生らは前回定植したナスの整枝と誘引をしたほか、スイートコーンの間引きと土寄せをし、病害虫防除の要点を学んだ。

塾生15人はナスを誘引するため、3株おきに支柱を立て、営農指導員に教わりながら樹勢の強い枝を一株に4本残して整枝、誘引した。

当日は、講師のJA全農えひめの大西弘之さんから、病害虫の発生を最小限に抑えるためには、「適期に適量の薬剤を丁寧に散布すること」と教わった。また、展着剤を加えることで農薬の効果が安定し、持続することなどを学んだ。

営農指導員からナスの誘引の仕方を学ぶ塾生ら

2016年6月6日月曜日

【小野】女性部小野支部“郷土食を継承“

加工部「めだかの学校」設立

JA松山市が呼びかけている「ワンモアプラン運動」に取り組もうと、女性部小野支部は4月、加工部「めだかの学校」を設立した。地産地消を軸に、地域の料理を若い世代に伝え、自分達で地域を守り支えていく。今後は、地域のイベントに出店し、郷土食の魅力を伝えていきたい考えだ。

同部は、40~80代の計25人で組織する。永田和子さん(80)を部長に、メンバーが栽培した野菜や地元産のものを使い調理する。永田さんは「それぞれの違うやり方を認め合って共有し、吸収していきたい。旬の食材を使った料理を継承していきたい」と笑顔をみせた。

4月21日の初めての活動で、「おもぶりご飯」の作り方を教える永田さん(右)

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