2018年11月30日金曜日

【小野】 菊まつりを開く

200鉢の見事な菊を披露


女性部小野支部は11月8日、小野支所野菜集荷場で「第21回菊まつり」を開いた。同支部菊グループの部員9人が丹精して育てたおよそ200鉢の大菊や小菊が咲き誇り、来場者の目を楽しませた。今年は、来場者に切り花の菊をプレゼントし好評だった。

同グループは毎月講習会を開き、JA営農指導員からボカシ肥料のつくり方や病害虫防除、大菊を一鉢に三つ咲かせる3本仕立てなどを学ぶ。1年かけて黄や白、紫色の大輪の花を咲かせる。同グループの代表で優秀賞に選ばれた柏木愛子さん(70)は「7月の豪雨と猛暑の影響で菊が弱ったけど、重要な土づくりと水管理を徹底したけん、立派に育った」と笑顔だった。

当日は、地元で採れた野菜や同部員の手作りのおすしやうどんなどを販売した。
最優秀賞は重松照子(てるこ)さん(79)、優秀賞に越智恵美子さん(73)と柏木さんが選ばれた。

多くの来場者が色鮮やかな菊を楽しみました


(左から)柏木さん、重松さん、越智さんの受賞した大菊


2018年11月27日火曜日

【農業塾】 これまでの学習を活かして

冬採りレタスを定植


第7回目の農業塾は11月6日、松山市居相にある圃場で開き、レタス『レイヤード』を定植した。塾生14人は今後、トンネル被覆などを行いながら、2月上旬からの収穫に向けて管理する。また、各自が9月上旬に植え付けたダイコンやブロッコリーなどの秋冬野菜の管理をしたほか、収穫を楽しんだ。

塾生は9、10月の授業で学んだマルチ張りなどを復習しながら、およそ1㌃の畝に黒色マルチを手張りした。その後、レタス600株を深植えにならないよう、注意しながら手際よく定植した。
地温を20~25℃の適温に保って良質なレタスを栽培するため、来月の授業で支柱に被覆資材をかけ、トンネル栽培を学んでいく。

塾生の末光勝利さんは「家でもダイコンを栽培しよるけど、農業塾のダイコンは出来が違って立派。プロから学んだことを栽培に活かしていきたい」と意欲的だ。


協力しレタスをて定植する塾生

2018年11月12日月曜日

【南部】 地域のみんなで景観を守ろう

色とりどりの花で「たかい」を元気に!


 松山市高井町の高井農地維持保全会は毎年、遊休農地を活用し、葉ボタンを使った「たかい」の花文字を作るほか、ビオラなど数種類の花苗を植栽している。子どもたちをはじめ、地域住民にも植え付けを体験してもらうことで、環境保全への意識向上を図っている。来春にかけて順に花が咲き誇り、景観形成や地域活性化に一役買う。

 同保全会は高井改良区区長の池水武光さんを代表に、農家を中心に地域全体で組織する。国の多面的機能交付金を活用し、同取り組みを始めて今年で5回目になる。花文字「たかい」は、メンバーのアイデアにより4回目だ。JA松山市の高井育苗場から花苗を購入し、植え付けている。 
 植栽する圃場は計10㌃。道路に面している3㌃に、白色の葉ボタン100株を使い、「たかい」の花文字を作った。文字を囲むように、赤や黄、白など色とりどりのパンジーとビオラ、チューリップを計990株植え付けた。
 残りの圃場に、穂状に赤い花を付け、草丈が15~40㌢になる『クリムゾンクローバー』の種を播いた。
 メンバーは「今年初めて、クローバーを植えるので、満開になる頃が楽しみ」と微笑む。

10月20日には同町の圃場に、子どもを中心に地域住民がおよそ60人訪れた。子どもたちは手際良く作業し、1時間ほどで花苗の植え付けと、クローバーの種まきを終えた。
参加した子どもは「参加するのは今年で3回目。楽しかった。花が咲くのが楽しみ」と笑顔で話した。
池水さんは子どもたちに「きれいに育つ花を見に来てね」と呼び掛け、植え付け後は地元産のさといもを使ったいもたきで親睦を図った。


地域住民が協力し苗を植えました。圃場中央に目立つ「たかい」の花文字

2018年11月8日木曜日

【女性部】 熱い女性部体育大会!

優勝は2年ぶりの久万支部


女性部は10月23日、松山市湊町にある松山市総合コミュニティセンターで、「第45回女性部体育大会」を開いた。12支部268人が参加し、支部やブロックごとに分かれて11の競技を戦った。熱戦の末、2年ぶりに久万支部が優勝した。

 特に盛り上がりを見せたのは、「綱引き」。力を合わせて綱を引く姿に、応援団は旗を振ったり、大きな声援を送ったりして会場を盛り上げた。
 他にも野菜を箸でつかんでカゴに入れる「野菜ゲーム」や、円周3㍍の紙テープの輪の中に、最大で何人が入れるかを競う「ラッシュアワー」、玉入れなどを行った。

 優勝した同支部の新宅真弓さんは「みんなが頑張ってくれた。2年ぶりに優勝できて嬉しい。来年も勝って連覇を目指したい」と話した。
その他の結果は以下の通り。準優勝は北伊予支部、3位は明神支部。

心をひとつに、力いっぱい綱を引っ張る部員ら

2018年11月5日月曜日

【裸麦】 黒穂病を防ぐ

播種前に麦の種子消毒を


 11月中旬から始まる麦の播種を前に、JA松山市は10月中旬の5日間、松前町にある種子センターで、黒穂病を防ぐための種子消毒を行った。病害の発生を軽減し、良質な麦の生産につなげる。

 同病が発症すると黒色の穂が出て、その穂は収穫できなくなる。また、周辺の穂に胞子を飛散させ子実感染する。感染した子実は病徴を発現しないが、次年度に感染種子を播くと同病を発症する。対策として種子消毒が有効な防除方法だ。
種子消毒は、種子と粉末状の薬剤をドラム式の粉衣機械に入れて回転させ、薬剤をまぶす。

 今年度は、希望する管内の生産者の『マンネンボシ』と『ハルヒメボシ』の種子2万740㌔を、JA営農指導員や職員が消毒した。
 種子を持ち込み、消毒に訪れた生産者は「消毒したら病気が出んなるけん、助かる」と話す。


麦の黒穂病を防ぐために種子消毒します




粉末状の薬剤を種子にまぶします


2018年11月1日木曜日

【トマト部会青年部】 出荷後の流れを学び

安定出荷を目指す


○久久万高原トマト部会青年部は10月6日、出荷後の流通を学ぼうと、初めて松山青果市場見学会を開いた。販売店である㈱松山生協石井店とコープえひめコープ久米店の売り場を見学した後、同市場でトマト販売担当者の余田明典さんと意見交換をした。

同部員や行政など計13人が出席。店頭では、トマトの価格や鮮度、配置などを確認したほか、消費者に届くまでの流通の仕組みを学んだ。余田さんは「久万高原産のトマトは安心安全で市場の評価が高い。販路拡大や有利販売につなげていく」と強調した。

意見交換では、余田さんが同部員の質問に答え、市場の情勢や価格設定などを説明した。同部の副代表を務める上村(かみむら)芽衣子さんは「良質なトマトを安定して供給するため、生産者とJA、市場が一丸となって産地を盛り上げていく」と意気込んだ。

店頭に並んだトマトを確認する余田さん(左)と青年部員



このページの先頭へ