2019年12月30日月曜日

【農業塾】 トンネル被覆を学ぶ

玉太りの良いレタス栽培


第8回の農業塾は12月5日、松山市生石町の圃場で開き、レタスのトンネル被覆をした。寒さや霜に弱いレタスを守り、玉太り促進と品質を向上させる。また、白菜や大根、ブロッコリーなどの冬野菜の収穫を楽しんだほか、収穫を終えた夏秋野菜の栽培管理を振り返り、今後の栽培に活かしていく。

 塾生11人は11月上旬に定植したレタス『レイヤード』を防除し、トンネルを設置した。畝をまたぐように2株半おきに支柱を立てた後、ヒモを引っかける竹ぐいを畝の両端に打ち、ビニールをかけ、ヒモで固定した。換気孔のあいたビニールを使って換気作業を省力化するが、トンネル内の温度が栽培適温の25℃を超える場合は、ビニールの裾を開閉し、温度管理を徹底していく。

 塾生の洲之内長(すのうちながし)さんは「家庭菜園でキャベツなどの冬野菜を栽培している。トンネル被覆を学んだので、自宅でも挑戦したい」と意気込んだ。



JA営農指導員(中央)に教わりながら、レタスにトンネルを設置する塾生


2019年12月27日金曜日

【岡田・松前うまい米づくり部会】 販促10年以上

「岡田もち」粘り強い人気! 


 岡田・松前うまい米づくり部会は10年以上前から、「岡田もち」の販促活動に力を入れている。部会員が栽培したもち米を使ったあん入りのつきたてもちを試食・販売用に用意するほか、新米を販売してピーアールし、消費拡大につなげる。

 岡田もちは、色が白くて粘りが強いのが特徴だ。同部会員のうち22人が8㌶でもち米『クレナイモチ』を栽培し、「岡田もち」という名称で販売している。
 11月下旬には、㈱松山生協岡田店の駐車場で1日限りの販促を行い、部会員やJA役職員計24人がもちを丸めたり、店頭に立ったりして、「岡田もち」をピーアールした。あん入りもちやもち米、『にこまる』の特別栽培米「松前育ち」を販売した。 

豊田年秋部会長は「昨年は猛暑などにより収量は少なかったが、味は例年同様おいしい。もち米を買いに来てくれる人が多く、イベントが浸透してきている」と話した。

つきたての「岡田もち」を丸める部会員

2019年12月9日月曜日

【堀江】 珍しい野菜を栽培

「茎ブロッコリー」出荷続く


JA松山市管内の堀江地区では1月下旬にかけて、珍しい野菜である茎ブロッコリー『スティックセニョール』の出荷が続いている。

茎ブロッコリーは、ブロッコリーよりも花蕾が小さく、茎が細長いのが特徴だ。20㌢程度のわき芽を一株から15本ほど収穫できる。 
当JAで唯一、茎ブロッコリーを生産するのは、松山市福角町の石丸康宣(やすのり)さん(60)だ。初心者でも栽培しやすく長期間収穫できるほか、軽量作物のため、高齢になっても栽培が続けられる点に着目し、10年以上前から取り組む。きっかけは、母親が近隣農家10軒と産地化を目指して栽培を始めたことだ。今年度は3㌃で1,000株を栽培し、10月中旬から1月下旬にかけて、1,500パック(150㌘/パック)を出荷する予定だ。

石丸さんは「9月の少雨の影響で害虫の発生が多かったが、適期の防除により、味・外観ともに良好な仕上がりだ」とほほ笑んだ。



珍しい野菜である茎ブロッコリーの生育状況を確認するJA営農指導員 


2019年12月5日木曜日

【久米】 地域に定着した祭

久米農業祭盛大に!


 久米支所は11月24日、南部出張所で第17回久米農業祭を開いた。今年初めて焼き芋を販売するなど、来場者に楽しんでもらえるよう工夫を施した。

 同祭は、運営委員会や青壮年部、女性部、JA職員が連携し開く。来場者に楽しんでもらおうと、メンバーが意見を出し合い、今年初めて販売した焼き芋は、25㌔分が完売するほど好評だった。来年も継続して販売していく。

 毎年大人気のくじ付き餅まきは、会場を埋め尽くすほどの人が訪れた。特賞の石油ファンヒーターが当たった松山市久米窪田町の木下昭広さんは「毎年、祭に来ている。初めて当たった」と喜んだ。
 他にも、輪投げやダーツゲーム、菓子まきを行ったほか、地元農家が栽培した野菜や鉢花の販売、女性部によるうどんといなり寿司のバザーや、農産物の品評会、もち米90㌔分の杵つき餅を販売した。


毎年大好評の杵と臼を使った餅の実演販売

2019年12月2日月曜日

【女性部】 小野の味を伝える

農家のおうちで巻き寿司教室


 小野地区の昔ながらの味を伝えようと、JA松山市の女性部は11月12日、小野支所で「ばぁばの巻き寿司教室」を開いた。30~70代の地域住民19人が参加。同部の魅力を発信しながら、酢飯や具材の味付けから巻き方までを教え、巻き寿司が手軽にできることや失われつつある郷土の味を伝えた。

同部小野支部員が講師となり、8種類の具材が入った田舎巻き寿司と、5種類の具材を入れたサラダ巻き寿司、松山地方の郷土料理「しょうゆ餅」を3時間で作った。講師は「巻き寿司は崩れないよう、最初はぐっと手前にひいて巻くのがポイント」とコツを教え、参加者は2、3本ずつ巻いて練習した。具材のたまごを各自で焼いたほか、酢飯をベタつかせない方法も学んだ。

参加者は「子どもに食べさせたいと思って参加した。今まで作ったことなかったけど、巻き方や味つけのコツを教わったので、家で作りたい」と喜んだ。


講師(左)から巻き方のコツを教わる参加者

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