2021年5月31日月曜日

【農業塾】 夏季から秋冷の収穫に向けて

 松山長なすほ場準備と定植


 JA松山市の農業塾は5月18日、松山市生石町の実習ほ場で定植を行った。塾生は定植の1週間前に畝を立て、1.7㌃のほ場に松山長なすを60株植えた。7月から10月にかけて収穫を見込む。


塾生は、当JAの営農指導員から教わりながら、枝に負担をかけず誘引しやすくするため苗の向きなどに気を配り、定植した。また、根が活着し深く広げられるよう、定植直後はたっぷりと潅水した。
また、4月中旬に播種したスイートコーンの除草を行い、8月に収穫を迎えるユリを植えた。


 塾生は「畝に対して苗の植える向きや、接ぎ木部分に土が触れないようにするために深植えをしないことを学べて良かった。収穫に向けて順調に育てていきたい」と話す。

長なすの定植に向け、管理機で高畝をつくる塾生

2021年5月29日土曜日

【蚕豆部会】 FM愛媛に部会長が出演

 ソラマメ生産者の思い語る


JA松山市の蚕豆部会長である弓立達夫さん(76)は、5月4日に放送されたFM愛媛の「旬感!えひめチュレ!」に出演し、最盛期を迎えた松山一寸そらまめを紹介した。「心を込めてつくったソラマメを旬の時期に食べてほしい」と生産者の思いを語った。


同局のパーソナリティの中岡りょういちさんは4月下旬、弓立さんのほ場を訪れ、今年の出来高や収穫の判断基準、食べ方などを取材した。弓立さんは、甘くて食感が良いため、塩ゆでする食べ方を紹介した。また、今年1月の寒波の対策で防風ネットを設置し、ソラマメの株の傷みを最小限に抑え、収量を増やしたことを話した。


同町はソラマメ栽培が盛んで、部会員同士で施肥の時期や天候の変化による栽培の工夫などの情報共有も欠かさず、品質管理の統一を図っている。
弓立さんは「来年もより良質なソラマメを出荷していきたい」と意欲を示す。


FM愛媛パーソナリティの中岡さん(右)が、蚕豆部会長の
弓立さんにソラマメ栽培の魅力について取材しました



2021年5月19日水曜日

【はだか麦】 県産はだか麦味噌PR

 JA貯金の特典で消費に貢献


 JA松山市は、地元企業の義農味噌㈱が新発売した愛媛県産はだか麦100㌫の味噌の消費拡大に力を入れる。当JA独自の貯金キャンペーンの契約特典として同商品を扱う予定で、はだか麦をピーアールし地産地消を後押しする。34年連続日本一(令和2年産)の生産量を誇る県のはだか麦産地の維持につなげたい考えだ。
県のはだか麦は、新型コロナウイルスの影響による需要減少と、豊作で在庫過剰となり需給バランスが崩れている。JA松山市は、県内で県産はだか麦の消費拡大を進めるため、県や地元企業に働きかけたところ、昨年12月から同社が新商品の開発に乗り出した。
当JAの阿部和孝組合長は「地元のはだか麦を地元で消費することが大事。消費拡大に協力することで、生産者の栽培意欲の向上にもつなげたい。少しでも多くの人に知ってもらうために、6月中旬頃から貯金商品の特典として扱っていく」と話す。


同社が発売したのは、「毎日のおみそ汁で食物繊維がらくらくとれる えひめのまるごとはだか麦味噌」のむぎ味噌とあわせ味噌(各600g)の2種類。同社の人気商品「伊予のみそ」をベースとした甘口の減塩味噌だ。麦粒の中心の繊維まで細かくカットしているため、こし器が不要だ。通常の米や麦味噌などと比べると、水溶性食物繊維が多く、血糖値上昇や高血圧の予防などの効果が期待できる。
同社の田中正志社長は「食物繊維が多く含まれているので、健康志向の消費者にぴったり。県産のはだか麦を使って味噌を作ることで、地元に貢献できる商品が完成した。永く愛される商品にし、松前町や県内生産者への安定需要に結び付けていきたい」と考えを示す。


愛媛県のはだか麦100㌫で作った味噌を手にする義農味噌㈱の田中社長

㈱松山生協や県内のJA直売所、スーパーマーケットで販売中!各500円(税込)です!

2021年5月17日月曜日

【蚕豆部会】 初夏を味わおう

 「松山一寸そらまめ」味よし


 JA松山市管内で現在、松山一寸そらまめの出荷最盛期を迎えている。昨年に比べると出荷量は少ないが、良食味に仕上がっている。5月下旬にかけて、地元や東京、大阪、奈良方面に、120㌧(前年対比83㌫)を出荷する予定だ。
今年産は、1月の寒波の影響で樹勢が弱ったり落花が発生したりしたが、液肥を施すなど生産者が管理に力を入れたことにより生育はやや回復してきている。


 生産者は4月11日から順次、出荷を開始。当JAへ出荷に訪れた高市満利さん(70)は、5㌃でソラマメを栽培する。「寒波の影響を受けているが、例年通り味は良い」と出来栄えを話す。


 営農指導員は「肥培管理や摘芯など、生産者が丹精込めて管理したことで、3粒、2粒入りのソラマメ中心の出荷が期待できる」と話した。

 

ソラマメの出荷に訪れた高市さん


2021年5月14日金曜日

【産直市】 朝堀りタケノコ出荷

 鮮度が良く売れ行きも順調


 松山市福音寺町の窪田敏夫さん(74)の朝堀りタケノコが、4月上旬から下旬にかけて出荷され、JA松山市のふれあい産直市福音寺で人気を集めた。購入者から「柔らかくて風味がある」と好評だった。


窪田さんは4月22日、早朝から掘り起こしたタケノコ「孟宗竹」30~40㌔を産直市のオープンに合わせてトラックで運び込んだ。新鮮なタケノコを求める人でにぎわった。来年も同産直市に出荷する予定だ。 

  
窪田さんはおよそ10年前から朝堀りタケノコを出荷し続けており、多く収穫できる年は二日に一度、同産直市に届ける。長年にわたる販売によって朝堀りタケノコが定着し、固定客の獲得につながっている。窪田さんは「体力が続く限り出荷していきたい」と話す。


朝堀りのタケノコを切り落とす窪田さん



2021年5月12日水曜日

【松山生協】 思いに救われ営業再開

 松山生協にシトラスリボン届く


 愛を込めてシトラスリボンを贈りますーJA松山市の子会社㈱松山生協久米店に4月6日、匿名で大量のリボンが届いた。同社は新型コロナウイルス感染者の発生を受け、全店舗を臨時休業していた中で、感染者に対して偏見の目をもたないとの思いが込められたこのリボンに救われた。


同社は一部店舗でコロナ感染者が確認されたため、同社の全従業員にPCR検査を実施。検査結果が出るまでの間、久万高原町以外の14店舗を臨時休業していた。

久米店も休業していたところ、近隣住民と思われる女性からリボンやバッチが30個届いた。同店は4月10日から営業を再開し、全従業員は胸元にリボンをつけて業務にあたる。栗原芳之店長は「営業再開を不安に思っていたが、リボンを贈ってもらい背中を押してもらった。他の方からも励ましの電話をもらい従業員みんなが救われた」と話す。

 

全従業員が胸元にリボンやバッチをつけて業務にあたります



2021年5月10日月曜日

【トマト部会】 トマト部会の取り組み発表

 大滝指導員が優秀賞受賞


 愛媛県農協営農生活指導員会議とJA愛媛中央会は3月下旬、東京第一ホテル松山で「愛媛県農協営農生活指導員会議研究大会」を開き、JA松山市の大滝德真営農指導員が優秀賞に輝いた。


県下JAから7人が発表し、久万高原トマト担当の大滝指導員は「産地高齢化対策およびトマト部会青年部の取り組み」を紹介した。


○久久万高原トマト部会の若手生産者で組織する「トマト部会青年部」の現地講習会や市場関係者との意見交換会、販売店舗で消費動向の視察などを説明し、生産意欲の向上や産地の発展に向けた活動を紹介した。また、久万農業公園農業研修センターと連携し、県内外から研修生を受け入れ育成していることなども説明した。


大滝指導員は「伝統を守りながら新しいことにも挑戦していく。部会員を増やし、産地の発展に尽力していく」と話す。

 

優秀賞に輝き、賞状を受け取る大滝指導員

2021年5月6日木曜日

【女性部】 スタンプつきマスク作り

 まる芽ちゃんデザインで笑顔に


 JA松山市の女性部支部長は4月上旬、営農センターで、白地の布マスクに当JAキャラクターの青空土男とまる芽ちゃんのスタンプを押して、オリジナルマスクを作った。当JAがまる芽ちゃんのマスクケースを作成したことで、「マスクにもまる芽ちゃんが入ったものを作りたい」と、女性部長の正岡博美さんが提案し実現した。マスクにオリジナルのデザインを入れ、新型コロナウイルスを前向きに乗り切っていく。


 布マスクは、小野支部長の重松京子さんが作成したもの。支部長は、7種類あるスタンプから好きなものを選び、青や赤、黄色などのインクをつけ、頬下などに押した。アイロンをかけることで色落ちせず、洗っても繰り返し使える。


 正岡部長は、「今後の支部長会でもこのマスクをつけようね」と部員に呼びかけた。

まる芽ちゃんデザインでマスクも華やかに



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