2020年2月3日月曜日

【ごご島共撰部会】 伊予柑の選果続く

3月中旬にかけて750㌧出荷


 ごご島共撰部会は1月8日から、松山市泊町にあるJA松山市のごご島センターで、伊予柑を選果し、奈良・大阪・名古屋方面へと出荷している。今年産は2Lサイズが中心。例年よりも糖が高く、良食味に仕上がっている。3月中旬にかけて750㌧を出荷する予定だ。

 今年産は、春は温暖で平年より4~5日開花が早く、8月以降は適度な降雨で順調に肥大した。9月以降は降雨が少なく、高温・乾燥が続いたため酸が高く小玉傾向だが、出荷までに減産が進み、例年より糖が高い仕上がりとなった。
 生産者は昨年12月中旬から1月上旬に伊予柑を収穫し、温度と湿度を保った貯蔵庫で保管したあと、傷や色味、大きさ別に庭先選別し同センターへキャリーごと運び込んだ。

 選果初日は、品質のバラつきを抑え規格統一を図ろうと、同部会役員やベテランの選別作業員などが集まり、目揃いをして確認した。
作業員8人は、傷の有無や果形、色づきを確認し、4階級に選別した。初日は、1月6日に荷受けした分のおよそ7割に当たる12㌧を選果。最盛期の2月上中旬頃には、日量最大14㌧を選果する見込みだ。

 中川保共撰部会長は「今年の目標出荷量は750㌧。出荷量が揃えば、市場も販売単価を1㌔当たり225円つけてくれる。しっかりと出荷していこう」と呼びかけた。


部会役員や作業員が選果基準を確認します

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