2020年2月12日水曜日

【白葱部会】 白ネギ出荷最盛

味良く、生育順調


 白葱部会は2月中旬にかけて、白ネギの出荷最盛期を迎えている。今年産は、暖冬の影響で生育が進み、長さ・太さともに良く、良食味に仕上がっている。3月末にかけて、県内や関西方面に115㌧(前年比105%)の出荷を見込む。
 今年産は、7~8月の多雨の影響で一部の圃場で病害虫の発生が見られたが、生産者が適期の防除を行うなど管理徹底に努め、順調に生育している。

 同部会は松山市や松前町、東温市の73人がおよそ6㌶で『夏の宝山』を栽培。愛媛県が定めた基準よりも農薬・化学肥料ともに5割以上削減して栽培し、安全・安心な白ネギを消費者に届けている。

 松前町出作の宮内章行(のりゆき)さん(77)は専業8年目で、妻の八重子さん(75)とともに、およそ10㌃で白ネギを栽培している。近隣農家やJA営農指導員に教えを乞いながら、良質な白ネギの生産に力を入れている。

宮内さんは、まっすぐで、軟白部分を30㌢以上に伸ばすために、生長期の11月頃に1回、稲のもみ殻を根元に施すほか、収穫までに4、5回ほどこまめに土寄せしている。2月中旬にかけて、700ケース(20本/ケース)を出荷する予定だ。
宮内さんは「白ネギの生長していく過程を見守り、収穫できたときの喜びはひとしお。今年産も甘くて、おいしい白ネギに仕上がっている。焼いたり、ネギしゃぶにしてポン酢で食べたりすると絶品やけん、多くの人に味わってほしい。白ネギは栄養豊富やけん、風邪予防にも最適よ」とほほ笑む。


白ネギの収穫に励む宮内さん夫妻

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