2020年11月9日月曜日

【JA】 一日限りのあぐりスクール

 サツマイモ掘りに笑顔


子どもたちに食と農のすばらしさを知ってもらおうと、JA松山市は10月18日、1日限りの「あぐりスクール」を開き、サツマイモ掘り大会を行った。コロナ禍においても、子どもたちに食と農の重要性を伝え、豊かな心を育んでもらう。


同スクールは本来、子どもたちが苗を植え付け育てたものを収穫するが、新型コロナウイルスの影響で全活動を中止。サツマイモ掘りの楽しさを知ってもらおうと、当JA職員が5月中旬、『紅はるか』『シルクスイート』をそれぞれ90本定植した。また、動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」のチャンネル名「まる芽ちゃんと松山くん・JA松山市」に、生育過程や芋づるをはぐ様子を投稿。子どもたちに生育状況を伝えるとともに、大切に育ててきた。
当日は、参加した松山市内7校の3~6年生計19人と家族が、二班にわかれてサツマイモ掘りを楽しんだ。夢中になってスコップを使って掘り、好きな大きさや形のサツマイモ10個を持ち帰った。


参加した子どもたちは「イモ掘り楽しかった」「大きいのがとれたけん、焼き芋かスイートポテトにして食べる」と喜んだ。
同スクールは2010年からスタート。およそ1年間かけて、当JA管内の小学校3~6年生およそ30人が、野菜の植え付けやお世話、収穫、調理、販売体験を行う。


担当課である当JAふれあい課の古志記子(こしのりこ)課長は「あぐりスクールが中止になり残念だが、サツマイモの収穫だけでも楽しんでもらいたいと思い、実施した。皆が楽しんでくれたようで良かった。少しでも食や農業に興味を持つ機会につながれば嬉しい」と話した。

 

夢中になってサツマイモ掘りを楽しむ子どもたち

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