2019年10月4日金曜日

【JA】 大学生が産直市で実習

消費者に寄り添った販売を学ぶ


 JA松山市の福音寺青空市は8月下旬、神奈川大学人間科学部3回生の上田郁純(かいと)さん(22)を実習生として受け入れた。上田さんは、地産地消や6次産業化に興味があり実習を希望し、商品の陳列などを通して消費者に寄り添った販売方法などを学んだ。

当日は、陳列台に並んだ野菜や果物を消費者が買いやすいよう手前に陳列するなど工夫し、皮が軟らかいナスなどはこすれると傷みが早いため、より丁寧に扱うことに注意した。 
他にも、事前に考えてきた「売れ筋の商品は何か」「6次産業化の利点や大変なこと」などの10項目の質問をし、同青空市の黒川盛茂主任が答えた。

上田さんは「加工することで鮮度が落ちてしまうため、6次産業化が進んでいない現状や課題を教わった。将来は野菜を栽培するだけでなく、加工から販売まで挑戦したい。6次産業化を実現させ、地域活性化や農家の所得アップにつながる糸口になれれば」と意気込んだ。




福音寺青空市で実習に励んだ上田さん(右)

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