2019年10月10日木曜日

【JA】 トビイロウンカ巡回調査

早期の防除徹底へ


水稲の害虫「トビイロウンカ」の記録的な発生を受け、JA松山市は行政機関と巡回調査を行い、出穂期と仕上げ防除(カメムシとの同時防除)を徹底することを確認した。9月下旬以降に刈り取りを控える圃場では坪枯れの被害が発生しており、今後はさらに拡大する恐れがあるため、生産者に防除の徹底を周知し、収量・品質の低下を防ぐ。

 トビイロウンカはユーラシア大陸ら飛来し、株元で増殖を繰り返して大量発生する。茎から養分を吸って稲を弱らせ、坪状に株を枯らし、収穫できなくなる。
  8月下旬と9月中旬の調査では、稲の株元についたトビイロウンカをバットに払い落とした。多数の圃場で防除基準を超えるほどの発生を確認。早急な対策が必要と判断し、広報誌や回覧などで生産者への周知と防除の徹底を図る。当JA営農販売部は「早期防除の徹底を生産者に呼びかけ、被害を最小限に抑えていきたい」と話す。

稲の株元についた「トビイロウンカ」をバッドに払い落とすJA営農指導員

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