JA松山市は6月、土壌分析装置を導入し、化学分析に基づいた適切な施肥を生産者に提案する環境を整備する。これまではJA全農えひめに検査を依頼しており、組合員の依頼から結果が届くまでに1か月以上の時間を有していた。その間、組合員は対処が遅れるほか、土壌の状態が変化するという問題があった。
JA共済連の支援を受けて導入した土壌分析装置は、専用の抽出液で土を撹拌し、ろ過した土壌液を装置にセットすると、6種の成分を20分以内で測定できる。今年度は試験的に運用し、来年度から生産部会員への指導に本格的に活用する。
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土壌分析装置を試用する営農指導員 |
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パソコンに表示された分析結果 |
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