2018年6月7日木曜日

【小野】 農作物の安定生産へ

集落で連携し鳥獣害対策


小野地区は近年、イノシシやシカなどによる農作物の食害が広がっており、松山市が行う「鳥獣に強い集落づくり支援モデル事業」を活用した鳥獣害対策に乗り出す。農作物の出荷量の減少や生産者の栽培意欲の低下を防ぐため、集落が主体となり鳥獣から農作物を守る。

同事業では、農家や猟友会、地域住民が松山市と愛媛大学の助言や支援を受けながら、防護柵を設置するなど、効果的な対策を行う。今年度はカメラを設置して、鳥獣の生息状況を調査し、集落の現状にあった対策を話し合う。協議した対策は翌年度以降に実施する。

5月14日には、地元農家など20人が被害状況をもとに鳥獣の足跡などを確認しながら、圃場などに11台のセンサーカメラを設置した。地元農家は「農作物が荒らされるのは悲しい。正しい対策をしたい」と話した。

被害状況を確認しながらカメラを設置する愛媛大学の武山教授(手前)

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