2015年12月10日木曜日

【石井】待望の収穫に安堵の笑顔


献穀献納式に精粟5合を献上

新嘗祭に献上する粟の献穀者・松山市西石井の西岡洋司さん(53)、奈美さん(45)夫妻は、10月29日に行われた献穀献納式に精(せい)粟(あわ)5合を奉納した。

 西岡さんは、良質な粟を栽培するため、鳥害防止ネットを張ったほか、倒伏を防ぐため株の両脇にヒモを通すなど工夫し管理した。また、除草剤が使えないため、病害虫の発生原因となる雑草を一つひとつ手作業で取り除き、9月中
旬、無事に収穫を迎えた。下旬に脱穀と選別をし、精粟した。西岡さんは「収穫を迎え、ホッとしている」と微笑んだ。

ハンドルを回して充実した重い粒と充実不足の軽い粒に分ける「唐箕(とうみ)」を使って選別する西岡さん

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