2021年5月19日水曜日

【はだか麦】 県産はだか麦味噌PR

 JA貯金の特典で消費に貢献


 JA松山市は、地元企業の義農味噌㈱が新発売した愛媛県産はだか麦100㌫の味噌の消費拡大に力を入れる。当JA独自の貯金キャンペーンの契約特典として同商品を扱う予定で、はだか麦をピーアールし地産地消を後押しする。34年連続日本一(令和2年産)の生産量を誇る県のはだか麦産地の維持につなげたい考えだ。
県のはだか麦は、新型コロナウイルスの影響による需要減少と、豊作で在庫過剰となり需給バランスが崩れている。JA松山市は、県内で県産はだか麦の消費拡大を進めるため、県や地元企業に働きかけたところ、昨年12月から同社が新商品の開発に乗り出した。
当JAの阿部和孝組合長は「地元のはだか麦を地元で消費することが大事。消費拡大に協力することで、生産者の栽培意欲の向上にもつなげたい。少しでも多くの人に知ってもらうために、6月中旬頃から貯金商品の特典として扱っていく」と話す。


同社が発売したのは、「毎日のおみそ汁で食物繊維がらくらくとれる えひめのまるごとはだか麦味噌」のむぎ味噌とあわせ味噌(各600g)の2種類。同社の人気商品「伊予のみそ」をベースとした甘口の減塩味噌だ。麦粒の中心の繊維まで細かくカットしているため、こし器が不要だ。通常の米や麦味噌などと比べると、水溶性食物繊維が多く、血糖値上昇や高血圧の予防などの効果が期待できる。
同社の田中正志社長は「食物繊維が多く含まれているので、健康志向の消費者にぴったり。県産のはだか麦を使って味噌を作ることで、地元に貢献できる商品が完成した。永く愛される商品にし、松前町や県内生産者への安定需要に結び付けていきたい」と考えを示す。


愛媛県のはだか麦100㌫で作った味噌を手にする義農味噌㈱の田中社長

㈱松山生協や県内のJA直売所、スーパーマーケットで販売中!各500円(税込)です!

このページの先頭へ