2019年7月4日木曜日

【拓南】 田んぼで運動会

走り回って泥だらけ!


 子どもたちに泥遊びを楽しんでもらおうと、松山市立花の泉治雄さん(72)は毎年、田植え前の田んぼを提供し、うなぎのつかみ取りなどを行う「どろんこ運動会」を開いている。現在は主催を素鵞(そが)公民館に移しており、今年で16回目。自然を感じながら、田んぼの中を走り回れるよう、地域が協力し運動会を行う。

 6月2日に松山市立花の田んぼ5アールに子どもおよそ100人が集まった。子どもたちは体につけた紐を奪い合う「しっぽ取りゲーム」などをして田んぼの中を走り回ったほか、「うなぎのつかみ取り」では、田んぼに放ったうなぎおよそ100匹のつかみ取りにチャレンジした。
参加した山﨑兼嗣(かねつぐ)くん(8)は「うなぎを4匹つかまえた。お母さんにさばいてもらって食べる」と笑顔で話した。

 泉さんは「松山で泥遊びのイベントは少ないと思う。普段泥だらけになると怒られるけど、年1回は思う存分、楽しんで」と笑う。


泥だらけになりながら、うなぎをつかまえる子どもたち

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