2021年12月30日木曜日

【JA】 トマトの接ぎ木を体験

 盲学校でJAの仕事紹介


JA松山市は昨年11月中旬、松山市久万ノ台にある愛媛県立松山盲学校のキャリアガイド教室の講師を務めた。トマト苗の接ぎ木体験を通して、JAの役割を伝え、社会の仕組みや働く喜びを理解してもらいたい考えだ。


講師は営農販売部の池川武司育苗担当部長が務め、高等部の生徒6人に接ぎ木の必要性や「断根チューブ接ぎ」という技法を説明した。生徒は、池川部長から教わりながら、斜めに切った台木にチューブを差し込み、それに穂木を差し、接ぎ木した。池川部長は「接ぎ木の必要性をよく理解し、作業できていた。JAの役割を知ってもらい、将来に役立ててほしい」と話した。

 

盲学校で講師を務め、接ぎ木作業を説明する池川部長(左)



2021年12月27日月曜日

【東雄郡】約4メートルの大物手がける 

神社に飾るしめ縄完成

松山市雄郡地区の有志らは50年以上前から、3年に一度、風雨により傷んだ地域の雄郡神社や素鵞社に飾るしめ縄を作りかえている。JA松山市青壮年部東雄郡支部のメンバーも多数参加しており、地域の伝統を守り続けている。


昨年12月上旬には、地域の40~80代の30人以上が参加し、雄郡神社の参門と拝殿に飾る2本のしめ縄を1日かけて完成させ、神社に取り付けた。わらで作った3本の縄をねじりながら束ね、直径30cm、全長およそ4mの立派なしめ縄に仕上げた。


有志らは「青々とした立派なしめ縄ができ嬉しい」と喜んだ。

わらで作った縄をねじりながら束ね、しめ縄に仕上げていく有志

2021年12月3日金曜日

【JA】 「農業ってかっこいい。」「農業はサイコーだ!」

 ラッピングバスで継続的にPR 


JA松山市と伊予鉄総合企画㈱は11月18日、「農業」をテーマにデザインしたラッピングバスの運行を始めた。両者は3年間のラッピングバス広告の契約を結んでおり、バスはその間、市坪・はなみずき線を走る。不特定多数の人に継続して農業やJAをピーアールし、地域への浸透を目指す。


ラッピングバスは、車体に文字や写真、イラストなどを掲載し、運行しながら広報できる媒体。定期的に運行するバスは、乗客はもちろん、歩行者やドライバーなど多くの人の目に触れるため、継続して訴求できるのが魅力だ。
バスの車体の側面には、「農業ってかっこいい。」「農業はサイコーだ!」の文字を大きく入れた。後部には、当JAキャラクターの「まる芽ちゃん」を大きく掲載し、後続車にもJAをピーアールする。


当JAは2017年に同社と契約。第一弾はカラフルで元気な車体に仕上げ、4年間運行した。今年はさらにメッセージ性の強い車体でピーアールしようと、デザインを更新した。


当JAは「目をひく、インパクトのあるバスが完成した。運行しながら、多くの人に食を支える農業やJAに興味を持ってもらいたい」と期待する。

 

11月中旬から運行を始めたラッピングバス

2021年11月30日火曜日

【小野】 「癒される」と好評

 大輪の菊154鉢ズラリ


JA松山市女性部小野支部の菊グループは11月9日~12日にかけて、当JA小野支所の駐車場で菊の展示会を開いた。部員が丹精して育てた白や黄色などの華麗な菊が154鉢並び、訪れた地域住民の目を楽しませた。


展示した菊は、同グループの部員10人が育てたもの。最多出展数は一人で30鉢にも及ぶ。花弁が幾重にも重なり球状に盛り上がった「厚物」や、筒状の花弁で弁の先端が玉巻き状となった「管物」、ツリー状に仕立てた小菊などが並んだ。グループ代表の重松郁子さん(77)は「1年かけて育てた菊を地域の人に見てもらい、喜んでもらえて嬉しい」と話した。

 

地域住民とともに菊を眺める重松さん(中央)

 

 




2021年11月26日金曜日

【JA】 青年部が先進地視察

 興居島で園地再編整備を検討


JA松山市青壮年部の青年部は、柑きつ園地を集約し優良園地を創設する樹園地再編整備を検討しており、県や市に要望している。増加する放任園をまとめ、担い手への農地流動化を促進し、産地の発展につなげたい考えだ。


再編整備は、複数の園地をまとめて緩傾斜化して区画整備し、かんがい施設や農道を整えるもの。生産性の向上や担い手の参入が期待できる。


同部は10月中旬、先進地の松山市下灘波地区を視察。「今後、県や市と協議を重ね、若い人が夢と希望を持って農業に参入できるよう、興居島の泊地区で再編整備を進めたい」と話す。

 

松山市下灘波地区を視察する青年部員ら


2021年11月4日木曜日

【JA】 地元米を手軽に!米離れ打破へ

 パックごはん11月販売開始


米離れの現状を打破し、消費拡大につなげようと、JA松山市は11月中旬から、パックごはん「JA松山市のフツーにおいしいごはん。」の販売を始める。管内の平野部で栽培された旨みの強い新米「コシヒカリ」を100㌫使用する。㈱松山生協全店舗で販売する予定だ。


商品は、レンジで数分加熱すると食べられる手軽さが売りだ。1パック(160g入り)138円(税込)で販売する。
当JA岡田明夫専務は「近年、パックごはんの需要が高まっている。地元米を手軽に食べてもらうことで消費拡大につなげ、米離れを食い止めたい」と期待する。

 

管内で栽培されたコシヒカリを使って作った「パックごはん」

2021年11月1日月曜日

【営農】 定期巡回・情報共有へ

 はだか麦を小麦に40㌶転換


近年の豊作とコロナ禍の影響で在庫過剰となっているはだか麦において、JA松山市は、令和4年産から約40㌶を小麦へ転換する。急な転換と初めての栽培に農家は不安を口にするが、JAは栽培説明会を開いたほか、種子代を助成し、生産意欲の向上と所得の維持を目指す。


はだか麦は、好天による3年連続の豊作やコロナ禍による外食需要の減少で、供給過多となっている。JA全農えひめは、県下JAへ需給調整を取りやすい小麦へ一部転換するよう要請した。急な要請だったが、JA松山市管内は、松山市・松前町・東温市の24人が一部作付けを小麦に転換する。農家は「はだか麦同様、とれすぎたら行き場がないのではと心配したが、売り先が確保できていると聞き安心した。初めての栽培だが、良質生産に尽力する」と話した。


栽培する品種「シロガネコムギ」は、県内で栽培実績がないが、JA松山市は県と連携し栽培指針を作成。9月中旬に栽培説明会を開いた。今後も関係機関と協力し、現地巡回や調査、情報共有を行っていく。
JA松山市は「農家の不安を払拭し、スムーズに栽培できるよう営農指導員が定期巡回し支える」と話す。
また、農家の経済的負担を軽減しようと、JA全農えひめとJA愛媛中央会、JA松山市が小麦の種子代を助成する。


はだか麦の一部を小麦に転換するため、
小麦の栽培指針の説明を受ける生産者

 



2021年10月27日水曜日

【産直市】喜んでもらえる商品の提供へ

産直市部会を発足!

JA松山市ふれあい産直市福音寺は10月20日、出荷者で構成する「ふれあい産直市部会」を発足した。出荷者の所得向上や、安全安心で良質な農産物や加工品を適正な価格で消費者に提供できるよう努めていく。

部会は、加藤正和部会長を筆頭に、107人で構成する。部会員には、売上状況をEメールで配信するほか、山田憲二営農相談員が栽培指導や荷造り講習会などを行う。出荷者の意識を統一し、レベルアップを図っていく。

同日開いた設立総会には、部会役員や部会員計70人(書面議決を含む)が出席。規約を確認したほか、営農相談員が産直市の役割などを説明した。

 

ふれあい産直市部会を発足し、設立総会を開きました

2021年10月12日火曜日

【JA】 米7万7,500袋を検査

 高温賞が少なく、品質上々!


JA松山市は9月2日から10月下旬にかけて、早生品種と中生品種の米の入庫検査を行っている。およそ7万7,500袋(一袋30㌔)を検査し出荷する予定だ。


今年産は、夏場の日照不足により、例年に比べると刈り取りが遅れる見通し。懸念していたトビイロウンカはほぼ発生していないため、収量は見込めそうだ。
検査は、管内6ヵ所で行う。農産物検査員の資格を持つJA職員員が、一袋ずつ1,000粒の玄米を取り出し、黒や白のカルトンの上で、カメムシによる食害や着色具合、未熟粒などを目視で確認したほか、水分計で水分量をはかり、等級を付けた。

 

カルトンに玄米を出し、米の状態を確認する検査員(右)

2021年10月7日木曜日

【JA】 県コンクールで8年連続の快挙

 本誌が最優秀賞を受賞!


JA松山市の広報誌「だいち」は、JA愛媛中央会などが主催する県の広報コンクールの広報誌部門で、最優秀賞に輝いた。8年連続の快挙。広報担当者は「多くの方が取材に協力しくれたおかげだ。今後も地域農業や組合員の活躍、JAの役割を多くの人に伝えていきたい」と喜んだ。


コンクールの審査の対象は、昨年8月から今年7月までに発行した広報誌。本誌は、季節や農業時事を踏まえた内容を特集しボリュームのある内容を掲載してる。また、SDGsを踏まえた役員の声、農家の奮闘する姿、赤ちゃんや地元の高校生、家族などを紹介し、暖かみのある一冊に仕上げている。

 

広報誌が最優秀賞に輝き、盾とカメラを手に喜ぶ広報担当者

2021年10月4日月曜日

【拓南】 地域を支えるJA

 防災訓練に食品400個提供


JA松山市と子会社の㈱松山生協は、防災週間にあたる9月5日、松山市の素鵞(そが)地区から要望を受け、防災訓練にパンとジュースを提供した。地域に根ざした組織として、災害時に食品などを提供し地域を支えていく考えだ。


訓練への食品の提供は今年で4年目。当JAがパンを同社がジュースを、それぞれ200個ずつ用意した。当JA岡田明夫専務は「地域とともに生きる組織として、今後も支援していく」と話した。


当JAの組合員で、同地区連合自主防災会の代表防災士の泉治雄さん(74)は「毎年食品を提供してもらい、感謝している。災害が発生した際、避難場所に来れば、食料が確保できることを周知できた」と話した。

 

JAや松山生協が提供したパンやお茶を袋に詰めていきます

2021年9月30日木曜日

【松前】 パンプキンカーニバル開催!

 大玉のかぼちゃ並ぶ


グレートパンプキン実行委員会は9月上旬、松前町筒井のまさき村で、土手かぼちゃの大きさや形を競う第4回グレートパンプキンカーニバルを開いた。消費者に農業の関心を高めてもらおうと、同委員会が主催した。松前町などの農家が育てた土手かぼちゃが143個展示され、重量部門の一位は57.5㌔だった。


同委員会は4月中旬、かぼちゃの苗600株をおよそ200人の農家へ無料配布した。重量や色、形などの6部門で審査し、11人が受賞した。かぼちゃの重量当てクイズも行った。
来場者は「大きいかぼちゃが並び、見ていて楽しい」と話した。


かぼちゃの重量当てクイズに挑戦する来場者


2021年9月17日金曜日

【久万高原トマト】 週1巡回指導へ

 トマト担い手の育成強化


久万高原町とJA松山市などでつくる久万農業公社は、町の特産品である夏秋トマトの担い手の育成に力を入れている。毎年2~3人が就農。メインで現地指導を行う当JAは、これまで月に2回程度ほ場を巡回していたが、今年から週1回に増やし指導を強化する。スムーズに就農できるようサポートし、西日本有数の産地を守っていく。


町は農家の高齢化や担い手不足を解消しようと、1998年に久万農業公園研修センターを開設。トマトなどの施設園芸品目を中心に、2年間の研修を行う。
現地指導は当JAが主体。育苗時から指導を始め、ほ場を巡回して、作業の進行具合や生育状況などを確認する。
来年、就農予定の研修生は「ほ場で生育を見てもらい、助言してくれるので助かる。何でも聞けるので安心して栽培できる」と話す。
研修生は就農と同時に当JAの○久久万高原トマト部会に所属する。JAは研修生のこれまでの栽培実績を把握しているため、就農後も的確な助言がしやすい。


これまで県内外から研修生を受け入れ、就農した生産者は、現部会員78人のおよそ3分の1を占めるほどになった。当JAは「就農後も安心して栽培に打ち込めるよう、研修時からサポートしていく。地域を引っ張る担い手を育成し産地の活性化に尽力する」と話す。

 

研修生(右)のほ場で生育状況を確認し、
管理方法などを指導する営農指導員

2021年9月15日水曜日

【久万高原ピーマン】 肉厚で出来良し

 高原ピーマン11月中旬まで出荷


県内最大のピーマン産地であるJA松山市管内の久万高原町で8月上旬、ピーマンの出荷最盛期を迎えた。2L・Lサイズを中心に、肉厚なピーマンに仕上がっている。11月中旬にかけて、四国や阪神、奈良方面に530㌧(前年比5㌫増)を出荷する予定だ。


生産者が出荷したピーマンは、当JA久万野菜選果場の作業員やカメラ付重量選別機によって、2等級5階級に仕分け、品質を統一している。
6㌃でピーマンを栽培する同町二名の岩口敏弘さん(67)は「丸焼きにしてみそをつけて食べるとおいしい」と話した。

 

ピーマンの収穫に汗を流す岩口さん


2021年9月13日月曜日

【営農】 持続可能な農業の実現へ

 営農振興5ヶ年計画を策定


JA松山市は今年度、2025年度にかけて取り組む「中期営農振興5ヶ年計画書」を策定した。重点目標や推進品目、地域別の栽培振興方針を作成し、同計画書を営農・経済改革プランと位置づける。持続可能な農業の実現に向け、正組合員世帯に配布し、共に営農振興に尽力していく。


5年後には、農業経営体は27増の360に、作付面積はおよそ2㌶増の1,501㌶に、販売金額は3,900万円増のおよそ24億円を目指す。阿部和孝組合長は「地域の農畜産物の持続的な生産と消費の拡大を図るため、『できることは何でもやろう』の覚悟で臨んでいく」と話す。

 

営農の5年後の指針として、基本方針・重点目標を定めました


2021年9月10日金曜日

【久万高原トマト】 みずみずしい仕上がり

 桃太郎トマト出荷続く


西日本有数のトマト産地であるJA松山市管内の久万高原町で、桃太郎トマトの出荷が続いている。11月下旬にかけて県内や四国、京阪神方面に、1,200㌧(前年比4㌫減)を出荷する予定だ。


 今年度は天候に恵まれ、多湿により発生する「灰色かび病」などの被害も少なく、順調に生育している。2Lサイズが中心。昼夜の寒暖差を活かし、みずみずしく、甘味と酸味のあるバランスの良い仕上がりだ。


 同町黒藤川でトマトを栽培する天野桂造さん(43)は「玉太りが良く、皮が薄くて実の詰まったトマトができているので、丸かじりして食べてほしい」と話す。

 

つり下げ誘引をする天野さん

2021年9月9日木曜日

【独自米】 生産者の所得向上へ

 JA全量買い取り「独自米」7万7,500袋販売


JA松山市は生産者がJA出荷した米を全て買い取り、独自米として業者に卸売りしている。今年産は、前年比7㌫増の7万7,500袋(一袋30㌔)を見込む。生産者の所得向上を目指し消費動向を踏まえた品種を栽培し、子会社の㈱松山生協を中心に県内で販売している。


当JAの生産組織は、中山間部・平野部で米を栽培している。栽培体系は、農薬・化学肥料を5割以上削減する「特別栽培」と、一般栽培がある。
米の消費減退とコロナ禍により、全国的な米余りで販売価格も低下傾向である。今後、生産者の所得向上にどのようにつなげていくかが課題だ。当JAは「米情勢を鑑み価格設定し、生産者へは出荷をお願いし、取引業者には一袋でも多く販売してほしい」と話す。


8月20日には、JA本所で販売促進会議を開いた。取引業者4社や生産部会役員、JA役職員計15人が出席。生産者が今年産の生育状況などを報告したほか、取引業者が消費動向を伝えた。
部会役員は「農地を守るために米を作り続けていきたいので、有利販売に努めてほしい」と業者に伝えた。
取引業者は「コロナの影響で需要が減っているが、新規の販売先の確保も含め愛媛の米を売っていく」などと話した。

 

「米の消費拡大のため、販売促進に努めてほしい」と業者に伝える生産者

2021年9月8日水曜日

【シンテッポウユリ】 盆や彼岸のお供えに

 シンテッポウユリ出荷順調


 JA松山市管内で8月上旬、シンテッポウユリの出荷最盛期を迎えた。盆や彼岸などのお墓参りに供える花として定着しており、需要期前は選花場で日量最大1万5,000本を選花している。今年産は、雨風の影響や葉枯病の被害はほとんどなく、良質に仕上がっている。

 当JA選花場では、作業員が輪数や病害虫の有無などを一輪ずつ目視で確認し、手選別している。11月末にかけて中四国・京阪神・中部方面に約30万本を出荷する予定だ。  
選花作業員は「今年は良質なユリが多いので、お墓参りや冠婚葬祭以外にも、自宅に飾って楽しんでほしい」と話す。


シンテッポウユリの輪数や長さなどを目視で手選別する作業員

2021年9月6日月曜日

【JA】 営農経済事業改革進める

 ナス苗増産へ職員が育苗支援


JA松山市は7月26日から8月11日にかけて、高井育苗場と松前育苗場に男性職員を派遣し、夏秋ナス苗の増産に対応した。営農経済事業改革の一環として、人員を増やし、ナス苗を増産することで、育苗施設を有効利用し収益拡大を図る。


当JAは自己改革の取り組みとして、一昨年から同改革を進めている。ナス苗の県外からの受注を、2019年度から2万7,000本ほど増やし、今年度はおよそ33万本を育苗した。


職員は教わりながらナス苗の接ぎ木に使う台木の茎を切ったほか、苗の運搬作業を行った。

 

高井育苗場の安永場長(左)から作業を
教わる川上支所のLA担当の南職員

2021年9月3日金曜日

【農業塾】 9月上旬の定植に向けて

 キャベツとブロッコリーを播種


 JA松山市の農業塾は8月10日、松山市生石町の営農センターで、キャベツとブロッコリーの播種をした。播種したセルトレイは、同日中に当JA高井育苗場で育苗管理を行い、塾生は、9月上旬に実習ほ場で播種した苗を定植する予定だ。


塾生は、当JAの営農指導員から「セルトレイに培土を入れ、培土全体がまんべんなく湿るように数回に分けて潅水する」と教わり、実践した。潅水後は、一穴一粒ずつ播種し、薄く覆土し、さらに潅水をした。


塾生は「潅水方法や播種の深さを学べたので、毎年家庭菜園で育てているキャベツで実践していきたい」と話した。



種が小さいため、慎重に播種する塾生

2021年9月2日木曜日

【JA】 2JAが200万円

 県コロナ対策基金に寄附


コロナのいち早い終息を願い、JA松山市とJAえひめ中央は8月18日、愛媛県新型コロナウイルス感染症対策応援基金にそれぞれ100万円ずつ寄附した。寄附金は、開催中止となった地域交流イベントや協賛等の予算を充てた。コロナ感染症対策に役立ててもらいたい考えだ。


県庁で行った贈呈式では、それぞれのJAが中村時広知事に目録を手渡した。JA松山市の阿部和孝組合長は「知事を中心にみんなで協力して、このコロナ危機を乗り越えたい。1日も早く安心して過ごせる日が訪れ、経済活動が正常化することを願っている」とあいさつした。

 


コロナ危機を乗り越えようと、中村知事(中央)に目録を
手渡した阿部組合長(右)とJAえひめ中央の福島理事長

2021年8月31日火曜日

【営農】 子どもたちの長なす収穫体験

 採って、食べて、夏バテ防止に!


JA松山市の茄子部会長の川端正仁さん(71)は7月下旬、自身のほ場で子どもたちと松山長なすを収穫した。JA全農えひめが収穫体験を主催し、子どもたちに農業の楽しさを知ってもらい、食育の推進や消費拡大を図る。久万高原町でトマトの収穫体験も行った。8月8日に南海放送で放送され、両品目のおいしい食べ方などが紹介された。


参加した子ども二人は、川端さんから長なすの収穫方法を学び、挑戦した。子どもたちは「採るのが楽しかった」と笑顔で話した。
川端さんは「楽しんでくれて良かった。この経験を機に、農業に興味を持ってほしい」と話す。

 

川端さんに教わりながら、長なすを収穫していく子どもたち




2021年8月10日火曜日

【美川】 廃校で作る特産品に注目

 「美川手延べそうめん」が人気!


 暑い日は、つるっと喉越しの良いそうめんを―。廃校になった久万高原町東川にある仕七川中学校で作る㈱新栄食品の美川手延べそうめんが人気だ。当JAでも貯金契約者への特典商品として使用したこともあり、認知度も高く、おいしいと評判だ。昔ながらの手延べにこだわることで、コシのある麺に仕上がっている。同町道の駅や物産店、同社のオンラインショップで購入できる。


 美川手延べそうめんは、乾燥前に竹箸を麺の中央から入れ、下から上へ、上から下へと分ける。切れないように力加減に気を付け、均等な細さに延ばしている。また、木造で土壁の校舎は、調湿性能があるため、麺類の製造に適している。


 同社の担当者は「低温熟成・低温乾燥をすることで、香り・味ともに良く、コシがあり伸びにくい。ぜひ味わってほしい」と話す。

 

麺が切れないよう、慎重に延ばしていく職人

 

2021年8月5日木曜日

【茄子部会】 実がやらわかく甘い

 松山長なす今が旬!


 JA松山市管内で8月中旬にかけて、まつやま農林水産物ブランドに認定されている「松山長なす」の出荷最盛期を迎えている。順調に生育しており、皮がうすくて実が柔らかく、甘みのある長なすに仕上がっている。11月下旬にかけて出荷を見込む。


 当JA茄子部会は、51人が2.2㌶で、「庄屋大長」を栽培している。今年産は、5月初旬の強風と寒波や、降雨により生育が遅れていたが、6月以降は天気も回復し順調に生育している。松山市内と関西方面に85㌧(前年比6㌫増)を出荷する予定だ。市場価格は、5㌔およそ1,600円(税込)と、例年より400円ほど安く取り引きされている。


同部会の副部会長の岡本英也さん(69)は「例年通り品質の良い長なすができた。焼いても煮ても漬物にしても、何でもおいしい。『味が良い』と評判の松山長なすをぜひ味わってほしい」と話す。

 


順調に生育した松山長なすを収穫していく岡本さん

2021年8月2日月曜日

【枝豆部会】 エダマメ粒そろい良し

 盆前に出荷最盛


 エダマメの需要期である盆に向け、県内最大のエダマメ産地であるJA松山市管内の松前町で、エダマメの出荷が続いている。順調に生育し、色鮮やかで甘みのある仕上がりだ。9月中旬にかけて、3粒入りのエダマメを中心に、地元や京阪神市場におよそ31㌧(前年比10㌫増)を出荷する予定だ。


 当JA枝豆部会は、39人がおよそ6.3㌶で、「初だるま」「福だるま」など計5品種を栽培している。今年産は、2月以降の天候に恵まれ、サヤつきが良く全体的に生育も良好だ。


 松前町筒井の古川勝美さん(85)、次男の妻の理枝子さん(44)は、一株ずつハサミでエダマメを収穫し、脱莢機を使って枝からサヤを取り外し手選別をした。
 勝美さんは「昨年より虫の発生がなく、きれいにできている」と満足する。

 

収穫したエダマメをトラックに運んでいく
古川勝美さん(左)と理枝子さん



2021年7月30日金曜日

【石井】 600株植え付け

 公園を花でいっぱいに! 


 JA松山市女性部石井支部の「スターヒルズ」は7月初旬、松山市星岡にある星ヶ丘公園の花壇に、花苗を植え付けた。色やバランスを考えながら3ヵ所の花壇に、播種し育苗した花苗およそ600株を工夫して並べた。地域のよりどころである公園を花で彩り、地域住民に楽しんでもらう。


部員が植え付けたのは、マリーゴールドやケイトウ、ペチュニアなど計8種類。同公園の道路に面した花壇に、ハート型に花を並べ鉢でふちどりしたり、花の間に柵を置いたりと工夫して配置した。今後は、日替わりで部員が水やりをするほか、月に1回全員で草引きし管理する。8月上旬に見頃を迎える予定だ。


 部員は「地域の人たちが『きれい』とほめてくれる。私たちの活力につながっているので、これからも続けていきたい」とほほ笑む。

 

 

地域の景観維持を目指し、20年以上前から春と夏の年2回、
星ヶ丘公園の緑化活動に取り組む女性部石井支部


このページの先頭へ