2020年5月29日金曜日

【堀江】 堀江支所の新事務所完成

地域住民が利用しやすい店舗に


 JA松山市の堀江支所は4月17日から、建て替えた新店舗で営業を始めており、利便性の良さが利用者に好評だ。これまで二つの事務所に分かれていた金融事業と購買事業を統合し、同じフロアでの業務を開始したことで担当職員が利用者のニーズにすばやく対応でき、地域住民の利用頻度が増えている。

 同支所は築後53年が経過しており、店舗の老朽化に伴い、昨年7月1日から建て替え工事が始まった。複数の事業を同フロアへ一本化したことで、購買取引をしていた利用者が金融の相談に訪れたり、金融窓口に来た利用者が購買品を購入したりと、地域住民の利用する頻度が増えた。

 4月下旬の落成式には、当JA役職員や関係機関など計17人が出席した。参加した乗松和久理事は「立派な店舗ができて組合員も喜んでいる。職員とともに、JA松山市の事業の発展に貢献したい」と、今後の同支所に期待をのぞかせた。

1・4月17日から新店舗での営業を
スタートしています。


2020年5月14日木曜日

【営農】 米麦の生産振興に励む

6人の生産者が受賞! 


 JA松山市は4月17日、営農センターで、愛媛県農産園芸功労知事表彰(水田部門)ならびに愛媛県良質米・麦作共励会の表彰伝達式を行い、受賞者に賞状を手渡した。当JA管内の6人の生産者が受賞。愛媛県産業経済部長の水口洋(みなくちひろし)氏と当JAの白石敏夫常務が、生産者の功績を称えた。

 愛媛県農産園芸功労知事表彰の水田農業部門に、渡部幸重さん(小野)が輝いた。長年にわたり、愛媛県の農業振興に貢献している点などが評価され、愛媛県より表彰された。
良質米共励会では「コシヒカリ」部門の優秀賞に奥村光男さん(小野)が選ばれた。「にこまる」と「ヒノヒカリ」の部門では仙波正幸さん(小野)が、「にこまる」の部門で武智一彦さん(久米)が、優良賞を受賞した。
麦作共励会の「ハルヒメボシ」の部門で、最優秀賞に赤星文人さん(松前)が、優秀賞に大川泰範さん(岡田)が選ばれた。


受賞した生産者ら
(左上2番目から)大川さん、赤星さん、(左下)武智さん、渡部さん、仙波さん

2020年5月11日月曜日

【蚕豆部会】 5月中旬にかけて県内外へ

松山一寸そらまめ香り高く良食味


 県内最大のソラマメ産地であるJA松山市管内で4月中下旬から5月上旬にかけて、松山一寸そらまめが出荷最盛期を迎えた。暖冬の影響で生育が進み、過去10年間の中で最も早く、例年より7日早い出荷となった。粒揃いが良く良質な仕上がり。5月中旬にかけて関東や県内へ150㌧(前年対比97㌫)を出荷していく予定だ。

 今年産は、暖冬により花つきが早く、生育が順調に進んでいる。例年よりも病害虫が多く発生しているが、適期防除で対策している。最盛期には、日量最大3,000箱(4㌔/箱)を見込む。

 松山一寸そらまめは、まつやま農林水産物ブランドに認定されており、香り高く、やわらかな歯ごたえが特徴だ。当JA蚕豆部会は、松山市と松前町の219人が10.1㌶で『陵西一寸』を栽培する。


品質を確認するJA職員

2020年5月7日木曜日

【産直市】 豊富な品揃えへ

出荷者への営農指導強化


 JA松山市の「ふれあい産直市福音寺」は、多くの生産者に出荷してもらおうと、今年度から新たに営農指導担当者を設け、出荷者への営農指導を行っている。生産振興を図り、品揃えを増やしていく。

 指導を担当するのは山田憲二さん。毎週火・金曜日の午前中に同産直市に常駐し、出荷者の質問に答えながら、栽培の指導をしている。
 相談に訪れた松山市北久米町の仙波裕(ゆたか)さん(71)は「そらまめのさやが日焼けを起こした。初めてなので対策方法を知りたい」と話した。山田指導員は「暖冬による乾燥とカルシウム欠乏が原因。葉面散布をしたら良い」とアドバイスした。

 また、同産直市が生まれ変わったことを多くの消費者に知ってもらおうと、県道334号線沿いに、当JAキャラクターのまる芽ちゃんと青空土男入りの看板を設置。活気のある産直市を目指していく。


出荷者の質問に答えながら、営農指導を行う山田さん(右)

2020年5月1日金曜日

【育苗】 21種類32品種を育苗

夏野菜苗9万5000ポット販売 


JA松山市の育苗場(高井・松前・久万)は4月中旬から順次、組合員への夏野菜の引き渡しや地域住民への販売を始めた。順調に生育したピーマンなどの実生苗やなすなどの接木苗を、計9万5000ポット用意する。苗の良し悪しは、生産者の所得に直結するため、当JAは良質苗の安定生産・供給に努めている。

組合員や地域住民へ4月中旬に苗を販売できるよう、高井育苗場では昨年12月上旬のなすを皮切りに、21種類32品種を播種した。温暖が続いているため、品目によっては播種日を遅らせたり、ハウス内の温度や潅水量をこまめに調整したりしながら管理し、良質苗に仕上げた。苗は生産部会や女性部に引き渡すほか、同育苗場や子会社㈱松山生協12店舗で地域住民に販売している。

当JAは「組合員のニーズに合わせた苗を提供することが大切。今後も良質苗の生産に努める」と話す。

トマト苗に潅水するJA職員

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