2021年11月30日火曜日

【小野】 「癒される」と好評

 大輪の菊154鉢ズラリ


JA松山市女性部小野支部の菊グループは11月9日~12日にかけて、当JA小野支所の駐車場で菊の展示会を開いた。部員が丹精して育てた白や黄色などの華麗な菊が154鉢並び、訪れた地域住民の目を楽しませた。


展示した菊は、同グループの部員10人が育てたもの。最多出展数は一人で30鉢にも及ぶ。花弁が幾重にも重なり球状に盛り上がった「厚物」や、筒状の花弁で弁の先端が玉巻き状となった「管物」、ツリー状に仕立てた小菊などが並んだ。グループ代表の重松郁子さん(77)は「1年かけて育てた菊を地域の人に見てもらい、喜んでもらえて嬉しい」と話した。

 

地域住民とともに菊を眺める重松さん(中央)

 

 




2021年11月26日金曜日

【JA】 青年部が先進地視察

 興居島で園地再編整備を検討


JA松山市青壮年部の青年部は、柑きつ園地を集約し優良園地を創設する樹園地再編整備を検討しており、県や市に要望している。増加する放任園をまとめ、担い手への農地流動化を促進し、産地の発展につなげたい考えだ。


再編整備は、複数の園地をまとめて緩傾斜化して区画整備し、かんがい施設や農道を整えるもの。生産性の向上や担い手の参入が期待できる。


同部は10月中旬、先進地の松山市下灘波地区を視察。「今後、県や市と協議を重ね、若い人が夢と希望を持って農業に参入できるよう、興居島の泊地区で再編整備を進めたい」と話す。

 

松山市下灘波地区を視察する青年部員ら


2021年11月4日木曜日

【JA】 地元米を手軽に!米離れ打破へ

 パックごはん11月販売開始


米離れの現状を打破し、消費拡大につなげようと、JA松山市は11月中旬から、パックごはん「JA松山市のフツーにおいしいごはん。」の販売を始める。管内の平野部で栽培された旨みの強い新米「コシヒカリ」を100㌫使用する。㈱松山生協全店舗で販売する予定だ。


商品は、レンジで数分加熱すると食べられる手軽さが売りだ。1パック(160g入り)138円(税込)で販売する。
当JA岡田明夫専務は「近年、パックごはんの需要が高まっている。地元米を手軽に食べてもらうことで消費拡大につなげ、米離れを食い止めたい」と期待する。

 

管内で栽培されたコシヒカリを使って作った「パックごはん」

2021年11月1日月曜日

【営農】 定期巡回・情報共有へ

 はだか麦を小麦に40㌶転換


近年の豊作とコロナ禍の影響で在庫過剰となっているはだか麦において、JA松山市は、令和4年産から約40㌶を小麦へ転換する。急な転換と初めての栽培に農家は不安を口にするが、JAは栽培説明会を開いたほか、種子代を助成し、生産意欲の向上と所得の維持を目指す。


はだか麦は、好天による3年連続の豊作やコロナ禍による外食需要の減少で、供給過多となっている。JA全農えひめは、県下JAへ需給調整を取りやすい小麦へ一部転換するよう要請した。急な要請だったが、JA松山市管内は、松山市・松前町・東温市の24人が一部作付けを小麦に転換する。農家は「はだか麦同様、とれすぎたら行き場がないのではと心配したが、売り先が確保できていると聞き安心した。初めての栽培だが、良質生産に尽力する」と話した。


栽培する品種「シロガネコムギ」は、県内で栽培実績がないが、JA松山市は県と連携し栽培指針を作成。9月中旬に栽培説明会を開いた。今後も関係機関と協力し、現地巡回や調査、情報共有を行っていく。
JA松山市は「農家の不安を払拭し、スムーズに栽培できるよう営農指導員が定期巡回し支える」と話す。
また、農家の経済的負担を軽減しようと、JA全農えひめとJA愛媛中央会、JA松山市が小麦の種子代を助成する。


はだか麦の一部を小麦に転換するため、
小麦の栽培指針の説明を受ける生産者

 



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