2017年12月28日木曜日

【石井】生産者と消費者つなぐ

石井農業祭が定着!


 JA松山市石井支所が毎年12月の第1日曜日に開く、「石井地区農業祭」が今年で35回目を迎え、恒例のイベントとして定着している。

 同月3日には石井センターで開き、毎年大好評のくじ付き餅まきや、女性部によるうどんやいなり寿司、つきたて餅の販売に、多くの来場者が訪れた。まつりの目玉である地元生産者が栽培した農産物の販売は、開始2時間でほぼ完売になるほど人気を集めた。消費者は新鮮な野菜を低価格で購入でき、生産者は店頭に立って消費者ニーズや交流を図ることができるのが魅力だ。

 青壮年部や女性部、JAが連携し、多くの地域住民が訪れることで一体となって祭りを盛り上げ、活性化を図っていく。 
 
地元で栽培した新鮮野菜の販売に、多くの人が訪れました

2017年12月26日火曜日

【岡田・松前】粘り強く、うまい!

岡田もちピーアール

 岡田・松前うまい米づくり部会は、「岡田もち」の認知度向上を目指し、12年前から販売促進活動を行う。もちの需要期である正月前に、部会員が店頭に立ってピーアールする。今後も継続した販促で、もち米の定着を目指す。

 同部会員のうち20人が8ヘクタールで、もち米『クレナイモチ』を栽培する。岡田・松前地区は、粘土質の赤土が栽培に適しており、明治時代から栽培が始まったといわれている。

 12月6日は同JA低温農業倉庫前で、90キロのもち米を杵と臼を使ってつき、試食販売をした。もち米や『にこまる』の特別栽培米「松前育ち」も販売。もち米を15キロも購入する人がいた。

  同部会長の豊田年秋さんは「来年も続けて販促をしていきたい」と意欲的だ。

粘りが強く美味しい『岡田もち』を配り、ピーアールします

2017年12月15日金曜日

【女性部】ばぁばの手料理教室!

若い女性に部の魅力を


若い部員の加入促進を図ろうと、女性部は、地域の若い女性を対象に「野菜スイーツ&ばぁばの手料理教室」を開いている。昨年から毎年1回開き、農家ならではの野菜を使ったお菓子やおふくろの味を継承しながら、組織の魅力を伝え加入を勧めている。

 11月15日には当JA石井支所の調理室で、料理教室を開いた。30~60代の女性6人が参加。同部が2015年に作成したレシピ本『うちのごはん』から郷土料理「伊予柑ちらし寿司」を選んだ。デザートにJAらしく野菜を使ったジャガイモのモンブラン、カボチャとクルミの大福を作った。女性部員に教わりながら作った参加者は「野菜を使ったデザートが新鮮だった。伊予柑ピールが入ったちらし寿司は、一味違うおいしさ。年代が違う人と話しながら料理ができ、楽しかった」と次回を楽しみにしていた。

ちらし寿司の混ぜ方を教える部員(左)


野菜をふんだんに使いました

2017年12月13日水曜日

【JA】地域にJAを浸透

路線バスにまる芽ちゃん登場!


JA松山市は、伊予鉄総合企画㈱と契約を結び、10月20日からラッピング広告バスが市坪・はなみずき線を運行している。契約期間は3年間。当JAは地域住民に向けて積極的な広報活動を行い、地域とのつながりを強化していく。

 ラッピング広告バスは、両側面の窓下と、後部にイラストなどをデザインできる。バスの利用者だけでなく、運行しながら歩行者やドライバーなどの注目も集めることができる。

 デザインを担当したのは、当JAキャラクターの『青空土男』と『まる芽ちゃん』の生みの親である、ふれあい部の古志記子(こしのりこ)課長補佐。
両側面にキャラクターを登場させ、カラフルで元気な車体に仕上げた。後部には、当JAが9月下旬に作成した独自のキャッチフレーズ『耕せ、だいち。育む、いのち。』を、JA名と併せて掲載。後続車にもピーアールしていく。


見た人が元気になるようなカラフルなバスです

2017年12月11日月曜日

【明神】JAの方針伝え、ともに歩む

組合員に自己改革を周知


JA松山市は11月14日、明神地区の青壮年部と女性部の要望を受け、自己改革の取り組みや進捗状況を報告した。組合員向けの研修は初。今後、他地域でも同様の研修を行っていく。

 同日は31人が出席し、岡田明夫常務がパワーポイントを使って、農協改革に対する政府の考え方や改正農協法の概要などを説明した。それらに対応すべく、同JAが取り組む自己改革の内容や考え方を示した。特に、営農指導や部会への農業機械のリースなど、営農・経済部門を積極的に展開していくことを伝えた。

 組合員は「農協は組合員ための組織なので、国の指導よりも、私たちが意見を出し合って組織を良くしていくべきだ。農協は大切な組織なので、情報を共有し、ともに地域の生活や農業を守っていきたい」と力強く話した。

パワーポイントを使って、自己改革を説明しました

2017年12月8日金曜日

【JA】身近な食と農に理解を!

中学生の将来に農業を提案


将来を考える中学生に農業やJAを知ってもらおうと、岡田明夫常務は11月10日、松山市立南中学校で、自身の経験を踏まえ、農業のやりがいを紹介した。
職業選択の一助となるよう、県内の農業情勢や農業の種類、就農までの流れを説明し、生徒と農園で野菜を観察した。

 同校は、社会に貢献できる人材を育成しようと、2年生を対象に総合的な学習の時間の「職業科」の中で、生徒が関心のある職業の基礎知識や技術を学ぶ。

 岡田常務は、当JAが取り組む農業塾やあぐりスクールの農園で、農作物の生長過程や収穫時期などを説明した。カブ『もものすけ』を収穫し、採れたてを試食しておいしさを味わった。
 生徒は「毎年、農業を始める人が少なくてびっくりした。家で家族が食べる分の野菜を作りよるけん、農家に興味がある」と話した。

岡田常務が、中学生に野菜の収穫時期などを説明しました

カブ『もものすけ』の収穫を楽しむ生徒

2017年12月6日水曜日

【久米】当たりくじ360本入り!

農業祭で餅をキャッチ


JA松山市久米支所は11月26日、南部出張所で第15回久米農業祭を開いた。
くじ付き餅まきや農産物の品評会のほか、女性部によるうどんといなり寿司のバザーや新鮮野菜の販売など、終日大勢の来場者で賑わった。

祭りの目玉であるくじ付き餅まきは、180㌔分の紅白餅を午前と午後にまいた。特賞の石油ファンヒーターが当たるとあって、来場者は「こっちに投げて」と手を伸ばし、夢中になって餅を拾った。また、青壮年部が90㌔分のもち米を威勢よくきねでつき、女性部が手際よく餅を丸めて実演販売をした。つきたてのあんこ餅とヨモギ、ミカンの3種を買い求める客で長い列ができた。
他にも、子ども対象の菓子まきや地元小学生の水軍太鼓の演奏、わなげやダーツゲームもあり、幅広い世代の人が楽しんだ。

大勢の人が訪れたくじ付き餅まき

2017年12月4日月曜日

【小野】大輪の菊がずらり

地域交流の菊まつりが活力


 女性部小野支部の菊部は毎年11月中旬、小野支所で菊まつりを開き、部員が育てた菊を披露している。活躍の場を設けることで部員の活力につながるほか、毎年楽しみに訪れる地域住民も多く、地域の活性化にも一役買っている。

 同部は松田増子さん(76)を代表に、12人で活動する。定期的に講習会を開いてぼかしづくりなどを学ぶほか、各自が土づくりを行う。まつりには、地域の老人ホームなどを招待し、展示後は介護施設に菊を贈り、楽しんでもらっている。

 11月9日には第20回菊まつりを開き、部員10人が栽培した菊219鉢を展示した。白や黄色などの大菊や、福助づくりやしのぎく、小菊が数多く集まり、圧巻だった。
最優秀賞は重松照子(てるこ)さん(78)、優秀賞に土居ヤスコさん(78)と松田さんが選ばれた。


大輪の菊が多くの並び、訪れた人の目を楽しませました

最優秀賞を受け取る重松さん

(左から)松田さん、重松さん、土居さんが丹精して育てた菊

2017年12月1日金曜日

【北伊予】「かんざき塾」で伝統紡ぐ

地区全体で亥の子大会!


松前町神崎の髙石勤さんは、地域の伝統行事を後世へ継承しようと、「かんざき塾」を開いている。各組で行っていた亥の子つきを神崎全体で集まって行うようにし、今年で8回目を迎える。伝統行事を通して、地域の絆も深めている。

11月12日に神崎集会所横で、子ども達60人が組に分かれ、計4チームが亥の子つきをした。組により石のつき方や歌が多少違うが、大きな声を出し、しっかり綱を張り地面に亥の子をついた2チームを、最優秀賞と優秀賞に選び表彰した。子どもは「重心を後ろにかけたけん、亥の子が高くあがって嬉しかった」と微笑んだ。

髙石さんは「子孫繁栄や五穀豊穣を願う亥の子は、地域の人の協力があるから続けられる。子ども達にもしっかりと思い出を作ってもらい、後に良き理解者となって伝統を紡いでほしい」と願いを込める。



大きな声で歌いながら、地面に亥の子をつく子ども達


2017年11月29日水曜日

【農業塾】松山長なすの収穫終える

来年2月採りのレタスを定植


第7回目の農業塾は11月7日、松山市居相の圃場で開き、収穫を終えた松山長なすを根から引き抜いてパイプ支柱やひもを片付け、来年2月に収穫を迎えるレタス『レイヤード』を定植した。

塾生15人は整地した後に、当JAレタス部会でも使用している生育に適した「レタス肥料602」を施して畝を立て、協力してマルチを張った。
営農指導員から苗が痛みにくい植え付けの深さや土の寄せ方を教わりながら、およそ400本を定植した。気温が低くなる12月上旬にトンネル被覆をして、保温するとともに病害虫の早期防除に努めていく。
また塾生は、各自が育てているカブやハクサイ、ブロッコリーなどの冬野菜の収穫を楽しんだ。

レタス『レイヤード』を定植しました

2017年11月24日金曜日

【JA】 地域農業やJAをPR

路面電車で放映!


 JA松山市は伊予鉄総合企画㈱と連携し、10月5日から、ディスプレイ画面を備えた松山市内を走行する路面電車全10両で、地域農業や当JAをピーアールするビジョン広告を流している。来年3月末まで、通学や通勤、観光客などの乗客に向け、放映していく。

 ビジョン広告は、平面ディスプレイで映像を流す、新型の広告媒体だ。車内には2台の平面ディスプレイがあり、それぞれ同じ映像を流す。始発から終着までの約16時間のうち、1ロール15秒の映像を、一両につき約140回放映する。

 映像には、まつやま農林水産物ブランドに認定されている「松山長なす」や、桃太郎トマト、白葱、久万高原清流米を生産する農家が登場する。当JAのキャッチフレーズ「耕せ、だいち。育む、いのち。」とともに、二パターンの映像を交互に流している。

広告を通して、地域農業の重要性を伝えていきます


2017年11月22日水曜日

【JA】 JA松山市のキャッチフレーズ

「耕せ、だいち。育む、いのち。」


「耕せ、だいち。育む、いのち。」―JA松山市は独自にキャッチフレーズを作成した。広報誌やホームページのほかに、今後はカレンダーやチラシなどにも掲載していく。このキャッチフレーズを合言葉に、生産者と消費者をつなぐ架け橋として、地域農業の存在価値の高さを地域住民にピーアールしていく考えだ。

 フレーズは、生産者が丹精して育てた農産物を、消費者が食べていのちを育む―そんな両者の顔が浮かぶよう、短い言葉で表現した。また、普段から各家庭で豊かな食生活を送り、子ども達の健康な身体を育むことで、子ども達に、いのちを大切にする心を養ってもらいたい考えだ。

作成したふれあい部は「目や耳、心に強く印象に残るフレーズを考え、だいちの力強さを表すため、筆で手書きした。農業が人々の食を支えていることを、地域の人たちに感じてもらいたい」と思いを込める。

JA松山市のキャッチフレーズができました

2017年11月20日月曜日

【JA】 過疎地でサービス提供

金融店舗車が稼働


 JA松山市は10月11日、久万高原町の美川と面河地区で、支所同様の窓口サービスを提供する移動金融店舗車「ぱんジャ号」の稼働を始めた。JA愛媛県信連が導入した同車を、県下JAで初めて運行する。自己改革に掲げる地域の活性化を目指して、出向く体制を強化する。

 両店舗は購買事業のみで、設置しているATM(現金自動預払機)では、入出金や振り込み、通帳記入しかできない。同車では、通帳の繰り越しや各種公共料金、税金などの納付、相続や融資などの相談業務にも対応していく。

 2㌧トラックの車内に窓口カウンターを設置し、管理者と窓口職員計2人が対応する。第1・3・5水曜日は美川店舗で、第2・4水曜日は面河店舗で運行し、10~15時まで営業する。
美川店舗で初めて稼働し、利用した人は「今まで親戚に車で御三戸まで送ってもらっていた。自分で歩いて行けるけん、助かる」と喜ぶ。


利便性の向上を目指し、導入した移動金融店舗所

2017年11月16日木曜日

【JA】 台風21号・過去最大の被害

早期に復旧作業進める


 10月下旬の超大型の台風21号により、当JA管内では農業用ハウスの倒壊やビニールが破損したほか、収穫を控えた農作物が倒伏するなど、被害が相次いだ。生産者は早期の復旧作業に取りかかっている。

 久万高原町では、トマトの生産者の約半数に当たる51人のハウスおよそ359㌃が被害を受け、一部で全壊したハウスもみられる。平野部で被害が大きい白葱は、12月中旬から収穫を控えているが、栽培面積およそ5.4㌶のうち2㌶で白葱が倒伏し、被害額は530万円に上る。

 余土地区で栽培する10㌃の白葱全てが倒伏した木村建治さん(30)は、手作業で倒れた白葱を起こして株元に土を寄せ、株の両脇にマイカー線を張り応急処置を施した。木村さんは「順調に生育して品質が良かったのに悔しい。でも、まだ諦めてない。なので必死に作業して、今後も管理に力を入れる」と最善の策を尽くす。

倒れた白葱の株元に土を寄せ応急処置を施す木村さん

2017年11月14日火曜日

【明神】 女性部が国体盛り上げ

トマトジュースを配る


女性部明神支部は10月2日から3日間、久万高原町ラグビー場で、えひめ国体の選手や応援者に、1日100杯限定で同町産のトマトジュースを無料で提供した。
国体を盛り上げるとともに、特産品のトマトのピーアールにつながり、人気を集めた。

同支部のメンバー3人は、生産者が育てたトマトを使い、同町で加工品作りを手がけ専用の機械を所有するトマト農家・露口由美子さんと協力して、計15㍑のトマトジュースを用意した。完熟トマト100㌫のジュースは、添加物を一切入れず、トマトそのものの味に仕上げた。
応援に訪れた人は、「トマトの濃厚な味がおいしい」「トマトは苦手だけど、このジュースは飲める」と笑顔こぼれた。

 同支部の正岡博美支部長は「全国各地から来られた方との会話も弾み、たくさんの元気をもらった」と話した。




トマトジュースでおもてなしをする女性部のメンバー

2017年11月10日金曜日

【JA】えひめ国体表彰式

久万清流米を選手へ贈る


「愛顔(えがお)つなぐえひめ国体・えひめ大会」を応援しようと、オフィシャルスポンサーを務めたJA松山市は、競技開催地である久万高原町の特産品をピーアールするため、副賞を用意した。ラグビーの成年男女の優勝と準優勝、MVP選手に久万高原清流米と同町産のトマトを贈呈した。

副賞は、男女合わせて清流米『コシヒカリ』を計200㌔と、同町産トマト『桃太郎』を計16㌔贈った。
10月3日に、同町のラグビー場で行われた成年男子の決勝戦では、愛媛県と東京都が対戦し、愛媛県は惜しくも敗れた。優勝した東京都の選手は「久万のお米を食べて、強くて大きい体作りをします」と喜んだ。

 森映一組合長は「自慢できるおいしいお米です。活力をつけてこれからも頑張ってください」と激励した。

優勝した東京都のラグビー選手に特産品を贈りました




森組合長から副賞を受け取る成年女子で優勝した福岡県のMVP選手



会場にはオフィシャルスポンサーの幕が掲げられていました


2017年11月8日水曜日

【川上】第1回わなげ大会を開催

会員同士の〝輪〟を深める


JA松山市の年金友の会川上支部は10月11日、スポーツを通じて会員同士の交流を深めようと、同JA川上支所の2階会議室で、第1回目のわなげ大会を開いた。
会員60人が参加し、熱戦を繰り広げた結果、団体の部で奥松瀬川(おくませかわ)チーム、個人の部で村尾君江さんが優勝に輝いた。

同大会は、男性は4㍍、女性は3㍍離れた所から一人9個の輪を投げ、合計得点を競った。輪が入った棒の点数に加え、さらにビンゴが揃うとボーナス得点もあり、会員らは高得点を狙った。点数が高い棒に輪が入ると拍手や歓声で盛り上がりをみせた。

年金友の会川上支部長の成川耕造さんは「簡単そうに見えて、意外と難しい」と話した。
同支所の竹内浩支所長は「会員の皆さんへ、日頃の感謝の気持ちを込めて企画した」と話し、会員拡大に向けて来年も開催する予定だ。



一投、一投に狙いを定めます


2017年11月6日月曜日

【年金友の会】年金友の会員を無料招待

天童よしみさんの歌声に圧巻!


JA松山市は10月23、24日の両日、松山市道後町のひめぎんホールで、年金友の会の会員を招待し、「天童よしみコンサート」を開いた。およそ8,200人の会員が、2時間のコンサートを楽しんだ。

コンサートは昼と夜の部の計4回行い、天童さんは、自身の代表曲である「珍島物語」や「あんたの花道」など計18曲を熱唱。来場者は手拍子を送り、会場が一体となって盛り上がった。また、巧みなトークで来場者を楽しませ、会場が笑いに包まれた。来場者は「生の歌声を聞けて良かった。感動した」と微笑んだ。
コンサート終了後には、CDやDVD、フォトブックなどを販売し、買い求める客で行列ができた。

当JAは2年に一度、当JAで年金を受け取ってい人を対象に、年変わりで観劇などに無料で招待している。



綺麗な紫色の衣装で登場した天童よしみさん

2017年11月2日木曜日

【農業塾】12月の収穫に向けて

レタスとブロッコリーを定植


第6回目の農業塾は10月11日、松山市居相の圃場で開き、レタス『スターレイ』とブロッコリー『ファイター』の定植や、白葱の土寄せをした。
また塾生は、各自が育てるカブやニンジンなどの冬野菜の生育を確認し、間引きや除草をした。

塾生15人は、レタスを定植するため、手分けして肥料を施した後、畝を立てマルチを張った。深植えにならないよう注意しながら、4条まきでおよそ200本を定植した。今後、病害虫の発生に注意して防除し、12月頃に収穫を迎える予定だ。また、ブロッコリーも200本定植し、倒伏を防いで、根張りを良くするため、土寄せをしていく。
作業前には、同塾を卒業後も野菜作りを続け出荷してもらおうと、塾生らはJA営農指導員から市場の流通の仕組みや、産直市の販売方法を教わった。

 
深植えに注意しながらレタスを定植します




2017年10月31日火曜日

【女性部】体育大会で熱き戦い

優勝は石井支部!

女性部は10月25日、松山市総合コミュニティセンターで、第44回女性部体育大会を開き、12支部の264人が参加し、綱引きや玉入れ、風船運びなど計12種目の競技を戦った。
部員同士の交流を図ろうと毎年行い、優勝は石井支部に決まった。

競技は、支部やブロックに分かれて協力しながら、優勝を目指した。支部ごとにお揃いのTシャツや鉢巻きを身につけ、競技や応援をして楽しんだ。カードに書かれている野菜を箸でかごに入れる「野菜ゲーム」や紙テープを破らないように、輪の中に最大で何人が入れるか競う「ラッシュアワー」、綱引きは盛り上がりをみせた。準優勝は明神支部で、3位は川上支部だった。
優勝旗を受け取った石井支部の池田加代子支部長は「優勝できて本当に嬉しい」と笑顔で話した。




気持ちを一つに、力を合わせて綱を引く部員


2017年10月10日火曜日

【トマト部会青年部】初!トマトで接待

久万高原町のおいしさ魅力PR


 久万高原トマト部会青年部は初めて、四国八十八ヵ所を巡る巡礼者「お遍路さん」に、同部会産のトマトを振る舞う接待を始めた。地域と協力し、9月2日から10月末までの毎週土日に行い、トマトの知名度向上と消費拡大を目指す。

 接待は、四国霊場四十四番札所の大宝寺から四十五番札所の岩屋寺の途中にある下畑野川公民館で行う。
畑野川東西老人クラブの有志9人が、途絶えていた接待を2年半前から復活させ、春と秋に、自家栽培した果物や手作りおはぎなどを振る舞う。
今年から同部員も参加し、小玉の食べきりサイズのトマトを提供する。丸ごと冷やしたトマトにかぶりついてもらい、疲れた体を癒してもらう。同部の代表・本庄(ほんじょう)剛(つよし)さん(47)は、「おいしそうに食べてもらえたので嬉しい」と微笑んだ。


お遍路さんにトマトを渡す本庄(ほんじょう)さん(右)

2017年10月6日金曜日

【JA】後継者育成に尽力

独自の給付金で支援


当JAは自己改革に掲げている、新規就農者や担い手育成に力を入れている。
 独自に創設した「農業担い手育成支援資金」の給付者は、今年度一人増え、計7人になった。

新たな給付者である松山市川の郷町の河野(こうの)洋二郎さん(40)は会社勤めをしていたが、亡き祖父が残した農地を守ろうと、昨年就農した。幼い頃から手伝いをしていたほか、勤めながら米やタケノコを管理していたため、就農は自然な流れだった。兄の本谷俊彦さん(42)と、松山長なす7㌃を主力に、米やタケノコをおよそ70㌃で栽培する。

 9月21日には、本所で森映一組合長が認定証と給付金を、河野さんに手渡した。河野さんは今後、冬場に栽培できる品目に挑戦する予定だ。「祖父が作りよった、ほうれんそうを栽培したい」と意欲的だ。




「精力的に農業に励む」と、認定証を受け取る河野(こうの)さん













2017年10月4日水曜日

【岡田】今月末に献穀式

やっと収穫、脱穀!


 新嘗祭の精粟の献穀者、松前町西古泉の農家・福島清繁さん(72)と和子さん(70)夫妻は9月8日、黄金色に輝く粟を手作業で収穫した。同月下旬には、乾燥や脱穀などをし、10月下旬の宮中での献穀式に奉納する。

 夫妻は6月9日、5㌃に粟を播種した。鳥害被害を防ぐため、播種後に圃場の周囲と上部にネットを張り、被害もなく順調に生育した。除草剤が使えないため、病害虫が発生する原因となる雑草を取り除くことに苦労したが、一つずつ手作業で行った。また、土壌の乾燥時は畝間潅水したほか、倒伏を防ぐために株の両脇にマイカー線を張って管理してきた。無事に収穫期を迎えた清繁さんは「『やっとできた』とホッとしている。良いできやと思う」と安堵の表情を浮かべた。




秋晴れの中、一つずつ粟を収穫する福島さん

2017年10月2日月曜日

【久枝】オレオレ詐欺防ぐ

訪問し自分の目で判断!


当JA久枝支所の渉外担当・吉良和也さんは、オレオレ詐欺を未然に防ぎ、松山西警察署から感謝状を受け取った。普段から、高額出金時には使用目的を聞き、詐欺ではないか確認していることが功を奏した。今後も、組合員や利用者の財産を守るために、細心の注意を払う。

 吉良職員によると8月2日、高額出金したいと電話をしてきた女性が理由を言わなかったため、不審に思い自宅を訪問。県外に住む息子を名乗る男から「投資に失敗したのでお金が必要だ。松山に戻るので400万円準備してほしい」と電話があったという。息子の妻に電話したところ事実ではないと確認できたため、吉良職員が同支所の松原英雄支所長に報告。支所長が警察に通報し、詐欺を未然に防ぐことができた。


感謝状を受け取る久枝支所の吉良職員






2017年9月29日金曜日

【育苗場】所得支える健苗を

イチゴ苗歩留まり率高く

育苗場では、良質な苗を生産して供給し、農家の所得を支えている。高井育苗場では、育苗が難しいといわれるイチゴ苗を約3万本生産する。同JA苺部会員がイチゴの需要期である12月から出荷できるように、9月下旬の定植に合わせ、苗を引き渡した。

生産者は基本的に各自で育苗するが、自身で苗を立てられない人の要望に応え、同育苗場は7年前から許諾契約を取って苗を増殖する。部会全体の定植本数の約1割に当たる3万2千株を生産する。歩留まり率が97㌫と高く、一株90円(税込)と低価格で供給する。

同育苗場では、良質な苗をつくるために、雨よけハウスで管理し、底面給水して「炭そ病」を防ぐ。また、置き肥と液肥により、窒素量をコントロールして早期に花芽分化を促している。

茎の根元が10㍉と太く、
うどんこ病や炭そ病、チョウ目などの病害の被害も一切ない、
過去最高の良質な苗に仕上がっています!

2017年9月27日水曜日

【JA】ビアガーデンで提供

松山・久万管内の野菜をPR

JA松山市とJA愛媛野菜生産者組織協議会は9月21日、リジェール松山の屋上ビアガーデンで、JA松山市管内の野菜をアピールして多くの来場者に食べてもらおうと、試食を振る舞った。久万高原町の「トマトやピーマン」、まつやま農林水産物ブランドに認定されている「松山長なす」を使った4品を提供し、好評を得た。

同イベントは、愛媛県産の野菜のファンづくりと消費拡大につなげる事を目的に、今年初めて県内のJAが連携し出店している。当日は、トマトの三杯酢サラダやトマトとピーマンのミニピザ、ピーマンの和え物、松山長なすのからしこうじ漬けを合計でおよそ400食分用意した。JA松山市の岡田常務や職員6人が試食コーナーに立ち、出来立ての料理を手渡し、人気を集めた。

試食した人は「おいしかったけん、またもらいに来たんよ」と複数回立ち寄っていた。

「おいしいけん食べてみて」と来場者に声を掛ける職員

2017年9月7日木曜日

【岡田】国体に訪れる人たちへ

スイートコーンを届けたい

松前町大間の郷田昭雄さん(83)は、9月30日から開催される「愛顔(えがお)つなぐえひめ国体・えひめ大会」も合わせてスイートコーンを栽培し、まもなく収穫期を迎える。㈱松山生協の生産者コーナーや地元の産直市に出荷する予定だ。

郷田さんは、同町浜の満田泰三さん(92)が、国体の時期にもスイートコーンを食べられるように、数年前から試作して培った栽培形態をもとに、3年前から『甘えん坊』の栽培を始めた。秋採りは、夏採りに比べて播種時期が高温で発芽が早く、播種から85日前後で収穫できるため、逆算して播種時期を早めたことで秋冬栽培を可能にした。気温の高低差で、害虫被害も少ない。年に4回播種し、6月下旬から12月末まで、短い適期を逃さず8000本を収穫していく。

満田さんとともに松前町の特産物にしようと尽力する郷田さん(右)

2017年9月5日火曜日

【久万高原町】地域で詐欺を撲滅!

トマトで振り込み防止

久万高原町で2年半ぶりに発生した特殊詐欺を受け、久万高原警察署はJA松山市などと協力し、啓発活動をしている。特産品「トマト」の赤を見て、振り込みを思いとどまってもらい、被害を防いでいこうと、トマトの配布や、注意喚起するパネルを設置し、被害抑止を狙う。

同取り組みは、「トマト」と振り込め詐欺を止める「ストップ」を掛け合わせ、「振り込め詐欺トマット作戦」と銘打つ。配布にあたり、同JA久万高原トマト部会が『桃太郎トマト』120個を無償提供した。

8月8日には、久万郵便局や久万中学校、防犯ボランティアなど、およそ110人が出席し、開始式を行った。㈱松山生協久万店前で、買い物客にトマトと詐欺の防止を呼び掛けるチラシを配布した。

注意喚起しながら、トマトとチラシを配布しました

2017年9月2日土曜日

【農業塾】冬野菜の植え付け

育苗方法を学ぶ

第4回目の農業塾は8月8日、松山市東石井の㈱松山生協石井基地で開き、秋冬野菜の定植に向けてキャベツやブロッコリー、ハクサイを播種したほか、病害虫の防除方法を学んだ。また、各自が育てたミニトマトやオクラなどの収穫を楽しんだ。

塾生らは、一箱128穴のセルトレイに専用の土を入れ潅水した後、割り箸で開けた穴に一粒ずつ種を播き、覆土した。発芽後は土の表面を乾かさないように潅水し、塾生全員で播種したセルトレイ4箱分は高井育苗センターで管理して9月上旬に定植した。

当日は、JA全農えひめの大西弘之さんを講師に招き、病害虫の発生を上手に抑えるためには、適期に適量の農薬を散布することを教わった。


冬野菜を播種する塾生ら

2017年8月30日水曜日

【北伊予】敗北の思い鎮まれ

霊を弔う大念仏

松前町神崎の禅宗・禅正軒で8月12日、戦いに敗れた武将・平若左近や愛馬を供養する盆入りの行事「大念仏」が執り行われた。神崎・出作・鶴吉地区の住民が東西に分かれて向かい合い、うちわを振り上げながら、「大南無阿弥(おおなむあみ)ろー」などと、繰り返し唱え霊を弔った。

地域の伝統行事などを後世に継承しようと活動する、北伊予地区の組合員・髙石勤さんによると、大念仏は1661年頃から始まったと言われている。当時、戦いに敗れた武将や家臣が出作地区で追手に討たれ、乗っていた馬の首も切り落とされた。以来、首なし馬が「シャン、シャン」と鈴を鳴らし、毎晩走り回る姿が目撃されたため、三地区の住民が集まり、霊の供養を始めた。すると、首なし馬は出なくなった、と伝えられている。

うちわを振り上げながら、念仏を唱える地域住民

2017年8月10日木曜日

【シンテッポウユリ】40万本出荷

盆や彼岸にユリ最盛

川上選花場で、盆や彼岸の需要期に向けて、シンテッポウユリの荷受けが本格化している。春先の低温や、降雨不足で例年より生育は遅れているが、潅水や病害虫防除を徹底したことで、良質なユリが生育している。11月中旬にかけて中四国市場や阪神、中部方面へ40万本を出荷する予定だ。 

今年度は浮穴・岡田・北伊予・松前・川上地区の27人が、およそ1.9㌶でシンテッポウユリを栽培する。最盛期は、日量2万本を選花する。

生産者らは朝や夕方などに収穫したユリを、輪数や長さごとに選別。出荷するまで水につけ、鮮度を保つ。選花場ではベテラン作業員が、つぼみの大きさや、病気・奇形の有無などから判断し、13等階級に手選別する。

荷受けしたユリを選別し、束ねるJA職員

2017年8月9日水曜日

【トマト部会】酸味と甘みのバランス良し

トマトが出荷最盛!

久万高原トマト部会は8月上旬から下旬にかけて、トマトの出荷最盛期を迎えている。6月上中旬の夜温が低く、例年よりも生育は遅れているが、酸味と甘みのバランスの良い仕上がりだ。日量最大32㌧を選果し、11月中旬にかけて四国市場や京阪神方面へ1600㌧の出荷を見込む。6億4000万円の販売高を目指す。

同部は同町の93人がおよそ20㌶で、トマト『桃太郎サニー』『桃太郎エイト』『桃太郎セレクト』をハウスで栽培する。愛媛県が定める基準よりも3割減農薬・3割減化学肥料栽培に取組むなど、安全・安心なトマトを消費者に届ける。

同町直瀬のさん(43)と芽衣子さん(44)夫妻は「うま味と香りが良く、甘味と酸味のバランスがとれた濃厚なトマトができた」と話す。

連日の収穫作業に汗を流す、就農4年目のさん夫妻

2017年8月8日火曜日

【JA】職員の意識改革へ

自己改革を周知徹底

農業者の所得増大や農業生産の拡大、地域の活性化を目指し、自己改革を進めているJA松山市は、職員に対して、自己改革の周知徹底を図ろうと動き出した。窓口や購買担当者会など、大勢が集まる機会に、役員が講師となり研修を行う。職員一人ひとりが理解を深めて意識改革を図り、JAの使命を全うしていく。

6月28日には初めて、購買担当者会で研修を行った。各支所・出張所の担当者37人が出席。講師の岡田明夫常務は、生産資材の予約率向上や予約肥料の支所での取引に対する値引きについては、農家と直に接する購買担当者が重要な役割を果たすと強調した。購買担当者は「さらに理解が深まった。自分の支所の地域特性に合わせ、できることを行う」と話した。

岡田常務は「農家が実感できる自己改革を進める」と呼び掛けました

2017年8月7日月曜日

【トマト部会青年部】若手が産地発展へ注力

トマト部会青年部を設立!

栽培技術の底上げや新規就農者の育成を目的に、久万高原トマト部会の若手生産者は6月26日、「青年部」を設立し、産地の発展に力を入れることを決めた。試食会やリーフレットの作成を行い、トマトの知名度向上を目指す。

青年部は、50歳未満の若手農家や農業公社の研修生など30人で組織する。代表は父二峰地区の本庄剛さん(47)で、副代表を直瀬地区の芽衣子さん(44)が務める。研修会にとどまらず、トマトを県内外や国外の人にピーアールしようと、同町を歩く遍路に試食を配ることも計画中だ。本庄さんは「トマト部会の伝統を大切にしながら、青年部の新しい意見を統合し、盛り上げていきたい」と意気込む。

産地を盛り上げようと意気込む青年部員ら

2017年8月5日土曜日

【JA】トップの動き

農業所得増大へ尽力

森映一組合長は6月下旬、JA愛媛中央会と県信連、厚生連が開く通常総会に出席し、県信連の経営管理委員会の会長として挨拶をした。昨年策定したJAバンクえひめの「農業所得増大・地域活性化応援プログラム」について触れ、今年度からさらに担い手支援に力を入れ、農業・地域振興を進めていくことを強調。「地域住民の期待に応えるために、農業者の所得増大と農業生産の拡大、地域の活性化に取り組んでいく」と話した。

また、7月上旬には、久万高原町のトマトとピーマンの出荷先である阪神地区で販売促進会議を開き、出来をピーアールした。森組合長は「生産者が一所懸命、作っている。有利販売に努めてほしい」と市場関係者に呼びかけた。

通常総会で挨拶を述べる森組合長

2017年8月4日金曜日

【小野】若い世代へ「食」を伝承

米こうじ作りを披露!

女性部小野支部の加工グループ「めだかの学校」は、若い世代に昔ながらの調理法や地域の食文化を継承しようと盛んに活動している。市販品に頼らず、地元食材を使って自ら調理する力を身に付け、地域の味を残していく。

7月11日には松山市北梅本町の農業指導センターで、同グループの宮内加代子さんを講師に、メンバーが栽培した米30㌔分を使って米こうじ作りを行った。蒸した米を広げて40℃ほどに冷まし、種こうじ菌を入れて混ぜ、発酵機へ移すなどの作業をし、3日間かけて完成させた。

代表を務める永田和子さんは「自分で作ったものなら安心して食べれるけん、私たちの知識や技術を全て伝えていきたい」と若い世代とともに地域を守り、支えていく決意だ。

米こうじ作りを教え、地域の味を残していきます

2017年8月2日水曜日

【女性部】中四国大会で発表!

レシピ本『うちのごはん』を披露

女性部長の小池美毬さんは7月6日、広島県で開かれた中四国地区JA女性組織リーダー研修会で、同部が作成したレシピ本『うちのごはん』について発表し、優秀賞を受賞した。

同レシピ本は8年の歳月をかけて作成し、2015年秋に発行した。農家の主婦らしい、四季折々の野菜を使って手軽に作れる、82種類のレシピを「主菜」「郷土料理」など8項目に分けて掲載。全国各地から注文が相次ぎ、2000冊以上を売上げている。

小池女性部長は「『おふくろの味や地元の味を本にして残したい』という想いから、レシピ本づくりが始まった。今後は、レシピ本を使って、若い人に料理のコツを伝えていく」とレシピ本への想いを話した。

レシピ本『うちのごはん』への想いを発表する小池女性部長

お揃いのハッピとまる芽ちゃんうちわで応援しました♪
残り90冊となった『うちのごはん』

このページの先頭へ