2020年6月30日火曜日

【興居島】 今年のビワは大玉!

およそ7.5㌧を関西、名古屋へ出荷


 ごご島共撰は6月上旬にビワの荷受けのピークを迎え、日量最大7,120パック(400㌘/パック)を荷受けし、同月下旬にかけておよそ7.5㌧を県内や大阪、奈良、名古屋方面へ出荷した。4月に降雨量が多かったほか、生産者がこまめに潅水したことで果実が水分を十分に吸収し、大玉傾向である。

 今年度は泊・鷲ヶ巣・御手洗地区の10人が、3.5㌶で『長崎早生』『茂木』『瑞穂』『房光(ふさひかり)』『田中』の5品種のビワを栽培した。5月15日から出荷が始まり、晴天が続き、気温も高かったため、平年並みの出荷量が確保できた。

 今年から昨年の反省をもとに袋かけを工夫した平野敏弘さん(58)は「ビワを包む袋を2㌢長くすると、太陽光をより遮断でき、表皮に赤紫色の斑紋ができる紫斑症が減った。品質が向上したことで収量を確保できた」と4,270パックを出荷した。

生産者が出荷したビワを検品し、仕分ける指導員

2020年6月18日木曜日

【JA】  自宅で楽しい時間を過ごしてね!

YouTube(ユーチューブ)にまる芽ちゃん登場


 JA松山市のキャラクター「まる芽ちゃん」が4月下旬、動画投稿サイト「YouTube(ユーチューブ)」に突如現れた。二頭身の妖精であるまる芽ちゃんの日常や仕事に励む姿が何故かクスっと笑えると好評だ。新型コロナウィルスの感染拡大を受け、取材を自粛していた当JAは新たな媒体を通して、地域住民に笑顔を届けていく。

当JAは、新型コロナウィルスにより自宅で過ごす時間が増える中、少しでも明るい話題を届け、日常に楽しみや笑顔になれる時間をつくろうと、新たな広報媒体「YouTube」を使い、配信を始めた。
 まる芽ちゃんは、好奇心旺盛なたけのこの妖精で、好きな言葉は「思い立ったが吉日」だ。当JAの宣伝部長として、イベントや本誌で活躍している。

 チャンネル名は「まる芽ちゃんと松山くん・JA松山市」。初投稿は「コロナ対策編」で、広報担当のふれあい課の職員「松山くん」にマスクをつけてもらうが耳がなくてできない…というもの。顔が大きくて部屋に入れない、パソコンが打てないなど笑いを誘う。

他にも、牛乳の消費拡大に向け、JA全農が発信するラッシーを作るほか、高井育苗場で水稲苗の紹介や松山青果㈱への見学など、当JA事業や野菜の流通などを紹介する動画も配信する。当JAホームページからも閲覧できる。
動画を観た人は「まる芽ちゃんのおっちょこちょいな姿がとても可愛く、笑顔になれた。ラッシーを作ってみたらおいしかった。自宅で過ごす時間が有意義になった」とほほ笑んだ。
 同課は「まる芽ちゃんの一生懸命な姿を見てクスっと笑ってもらったり、JA事業などの紹介動画で農業や食に興味・関心を持ってもらえたら嬉しい。自宅で過ごす時間に笑顔や楽しみを届けられたら」と話す。

YouTubeに配信する動画を撮影する、まる芽ちゃんと職員の松山くん(中央)

2020年6月15日月曜日

【小野】 手作りの布マスクが好評!

「コロナ乗り越えようね!」


 新型コロナウィルスの感染拡大により、マスクの品薄状態が続く中、女性部小野支部の手芸グループ「はなみずき」は5月7日と22日、JA松山市小野支所で、手作り布マスクをおよそ530枚販売した。立体型マスクは1枚200円(税込)、プリーツ型は300円(同)と安価で販売したところ、多くの人が購入し、大好評だった。

 考案者は、同グループの重松京子さん(69)。昨年12月に家族の風邪予防用にマスクを作ったり、女性部の総会で販売したりしたところ大好評だった。マスクを必要としている人がたくさんいることが分かり、同グループの数人のメンバーに声をかけ、作成し始めた。

 メンバーは、市販の型紙を参考に、花や水玉、動物などの柄入りの布や、さらし木綿などを使って、立体型マスクは1枚20分ほどで、プリーツ型は30分で作った。
購入した人は「布マスクは繰り返し使えるので便利。関東に住む親戚に送りたい」と喜んだ。



「安いし、可愛い!布マスクは助かる」と手作りマスクを購入する来店客

2020年6月11日木曜日

【JA】 JA職員が花き農家を応援

「愛媛の花」131束消費


 新型コロナウィルスの感染拡大により、切り花の消費が落ち込んでいることを受け、JA松山市は5月26日、当JA本所の役職員向けに切り花131束(5本以上/束)を販売した。事前に予約注文を受け付け、同役職員の8割にあたる131人が購入し引き取った。切り花の消費拡大に貢献し、花き農家を応援する。

きっかけは、卒業式などのイベント中止を受け、当JA女性職員が「花の消費に協力したい」と声を上げたこと。日本花き振興協議会が今年の5月を「母の月」と定めたことも後押しし、自宅で花を飾ったり、大切な人へ花を贈ったりして消費につなげたい考えだ。

同取り組みは、松山市内の小売店「Flower  shop AI(フラワーショップアイ)」の協力を得て実現。花束には、県内産のひまわりやバラ、さくらひめなど計20種類以上を使っている。花束を購入した男性職員は「妻をイメージして花を選んだので、日頃の感謝の気持ちを伝え、花束を渡したい」とほほ笑んだ。


花の消費拡大に向け、JA役職員が131束を購入しました

2020年6月8日月曜日

【○久久万高原トマト部会】 令和二年度の「農の匠」が始動

匠の技術を次世代へ継承


 ○久久万高原トマト部会は5月21日、同部会の新規就農者や若手農家を対象に、熟練農家が栽培ノウハウを指導する「農の匠」を開始した。同部会の匠は年に3回ハウスを巡回し、培った経験と技術を伝え、品質や収量の向上を目指す。

 匠の大野千代利さん(73)と中嶋豊さん(68)は同日、ハウスを3件ずつ訪れ指導した。今年から匠に就任した大野さんは、茎や葉の色を観察し、「定植後1~2週間は花や茎の生長に影響を与えるため、土壌の水分量や肥料の量が重要になる」と話した。大野さんは「技術だけでなく、良質なトマトを作るという意識も次の世代の農家に継承したい」と決意を新たにする。

 匠から指導を受けた就農2年目の升田準二さん(47)は、「一人では判断できないことをアドバイスしてもらい、参考になった。匠に指導してもらうことで安心感を得られる。品質と収量向上につなげたい」と目標を掲げた。


状況確認をしながら、説明する匠の大野千代利さん(右)

2020年6月5日金曜日

【はだか麦】 33年連続はだか麦生産量全国一

四国や九州方面へ125㌧出荷


 県内有数のはだか麦産地であるJA松山市管内で、5月末にかけてはだか麦を刈り取った。今年産は、順調に生育し上々の出来だ。125㌧(前年対比95㌫)を四国や九州方面に出荷する。

 今年産は播種期の11月頃に天候に恵まれたほか、暖冬の影響で平年より生育が進んでいたが、4月の低温により昨年並みからやや遅めの登熟期となった。
 当JA管内は、松前町・松山市・東温市の154人が324㌶(前年対比101㌫)で、『ハルヒメボシ』『マンネンボシ』を栽培している。
 同町の豊田年秋さん(81)と息子の勝紀さんは、5月14日から6日間かけて、黄金に輝く『ハルヒメボシ』計5.5㌶を刈り取った。およそ24㌧の収量を見込む。

 当JA営農販売部は「4月以降の降雨により、倒伏する圃場が多く収穫量はやや少なくなるが、品質は良い出来となっている」と話す。


黄金に輝くはだか麦

2020年6月2日火曜日

【農業塾】 次世代の農業者を目指して

4品目に特化した農業塾が開塾


 第10期目の農業塾は5月上旬からスタートし、今年度は当JAが推進する白ネギや松山長なす、レタス、シンテッポウユリの4品目に特化し栽培している。新たな生産者の育成と確保を目的に、来年3月まで計24回の授業の中で土づくりをはじめとした基礎を学び、将来的には当JAや産直市への出荷を目指す。

 今期は50代から60代の男女6人が入塾した。第1回目の授業は松山市生石町の圃場で、管理機を使った畝の溝切や白ネギの定植を手作業でなく行える定植機「ひっぱりくん」を使って実習した。塾生は「ひっぱりくん」を使う際に、苗が畝に落ちやすいように苗に水を多くかけておくなどのポイントを、当JA営農指導員から学んだ

 農業塾2年目の藤家壽(ふじいえひさし)さんは「昨年みんなで協力して、品質のいい野菜の育て方を学んだ。今年度さらに勉強して、将来的に売れるものを作りたい」と期待を寄せた。


管理機の使い方を学ぶ塾生

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