2017年9月29日金曜日

【育苗場】所得支える健苗を

イチゴ苗歩留まり率高く

育苗場では、良質な苗を生産して供給し、農家の所得を支えている。高井育苗場では、育苗が難しいといわれるイチゴ苗を約3万本生産する。同JA苺部会員がイチゴの需要期である12月から出荷できるように、9月下旬の定植に合わせ、苗を引き渡した。

生産者は基本的に各自で育苗するが、自身で苗を立てられない人の要望に応え、同育苗場は7年前から許諾契約を取って苗を増殖する。部会全体の定植本数の約1割に当たる3万2千株を生産する。歩留まり率が97㌫と高く、一株90円(税込)と低価格で供給する。

同育苗場では、良質な苗をつくるために、雨よけハウスで管理し、底面給水して「炭そ病」を防ぐ。また、置き肥と液肥により、窒素量をコントロールして早期に花芽分化を促している。

茎の根元が10㍉と太く、
うどんこ病や炭そ病、チョウ目などの病害の被害も一切ない、
過去最高の良質な苗に仕上がっています!

2017年9月27日水曜日

【JA】ビアガーデンで提供

松山・久万管内の野菜をPR

JA松山市とJA愛媛野菜生産者組織協議会は9月21日、リジェール松山の屋上ビアガーデンで、JA松山市管内の野菜をアピールして多くの来場者に食べてもらおうと、試食を振る舞った。久万高原町の「トマトやピーマン」、まつやま農林水産物ブランドに認定されている「松山長なす」を使った4品を提供し、好評を得た。

同イベントは、愛媛県産の野菜のファンづくりと消費拡大につなげる事を目的に、今年初めて県内のJAが連携し出店している。当日は、トマトの三杯酢サラダやトマトとピーマンのミニピザ、ピーマンの和え物、松山長なすのからしこうじ漬けを合計でおよそ400食分用意した。JA松山市の岡田常務や職員6人が試食コーナーに立ち、出来立ての料理を手渡し、人気を集めた。

試食した人は「おいしかったけん、またもらいに来たんよ」と複数回立ち寄っていた。

「おいしいけん食べてみて」と来場者に声を掛ける職員

2017年9月7日木曜日

【岡田】国体に訪れる人たちへ

スイートコーンを届けたい

松前町大間の郷田昭雄さん(83)は、9月30日から開催される「愛顔(えがお)つなぐえひめ国体・えひめ大会」も合わせてスイートコーンを栽培し、まもなく収穫期を迎える。㈱松山生協の生産者コーナーや地元の産直市に出荷する予定だ。

郷田さんは、同町浜の満田泰三さん(92)が、国体の時期にもスイートコーンを食べられるように、数年前から試作して培った栽培形態をもとに、3年前から『甘えん坊』の栽培を始めた。秋採りは、夏採りに比べて播種時期が高温で発芽が早く、播種から85日前後で収穫できるため、逆算して播種時期を早めたことで秋冬栽培を可能にした。気温の高低差で、害虫被害も少ない。年に4回播種し、6月下旬から12月末まで、短い適期を逃さず8000本を収穫していく。

満田さんとともに松前町の特産物にしようと尽力する郷田さん(右)

2017年9月5日火曜日

【久万高原町】地域で詐欺を撲滅!

トマトで振り込み防止

久万高原町で2年半ぶりに発生した特殊詐欺を受け、久万高原警察署はJA松山市などと協力し、啓発活動をしている。特産品「トマト」の赤を見て、振り込みを思いとどまってもらい、被害を防いでいこうと、トマトの配布や、注意喚起するパネルを設置し、被害抑止を狙う。

同取り組みは、「トマト」と振り込め詐欺を止める「ストップ」を掛け合わせ、「振り込め詐欺トマット作戦」と銘打つ。配布にあたり、同JA久万高原トマト部会が『桃太郎トマト』120個を無償提供した。

8月8日には、久万郵便局や久万中学校、防犯ボランティアなど、およそ110人が出席し、開始式を行った。㈱松山生協久万店前で、買い物客にトマトと詐欺の防止を呼び掛けるチラシを配布した。

注意喚起しながら、トマトとチラシを配布しました

2017年9月2日土曜日

【農業塾】冬野菜の植え付け

育苗方法を学ぶ

第4回目の農業塾は8月8日、松山市東石井の㈱松山生協石井基地で開き、秋冬野菜の定植に向けてキャベツやブロッコリー、ハクサイを播種したほか、病害虫の防除方法を学んだ。また、各自が育てたミニトマトやオクラなどの収穫を楽しんだ。

塾生らは、一箱128穴のセルトレイに専用の土を入れ潅水した後、割り箸で開けた穴に一粒ずつ種を播き、覆土した。発芽後は土の表面を乾かさないように潅水し、塾生全員で播種したセルトレイ4箱分は高井育苗センターで管理して9月上旬に定植した。

当日は、JA全農えひめの大西弘之さんを講師に招き、病害虫の発生を上手に抑えるためには、適期に適量の農薬を散布することを教わった。


冬野菜を播種する塾生ら

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