2020年4月28日火曜日

【興居島レモン部会】 興居島レモン例年通り良質

県内外へ15㌧出荷!


興居島レモン部会は4月中旬の3日間、松山市北梅本町にある小野共撰場でレモンを選果した。M・Lサイズを中心に、地元や大阪、奈良、名古屋方面におよそ15㌧(前年対比192㌫)を出荷した。

今年産は、昨年9~10月にかけて降雨が少なかったため、肥大が進まずやや小玉傾向だ。食味・品質は例年通り、良質に仕上がっている。
当日は、作業員やJA職員13人が、生産者が庭先選別したレモンを重量選別機で2等級6階級に仕分けた。箱詰め前に再度目視で確認し、選果基準の統一と品質向上を図っている。

当JAは、近年の国産レモンの需要の高まりを受け、豊産性で収益性の高いレモンの導入を勧めている。産地化に向け、昨年同部会を発足。今年度は、同島の28人が1.7㌶で『アレンユーレカ』を栽培している。
当JAは昨年から、選果基準の統一による品質向上や、出荷量増加に対応するために、既存のキウイフルーツの重量選別機を活用し、共選共販体制を整備したことで市場から高く評価されている。
国産レモンは市場流通が3~6月にかけて減少するため、同部会は有利販売を図ろうと4月に出荷する。
当JAは「生産者・栽培面積ともに少しずつ増えているが、市場の需要に対して供給量がまだまだ足りていないのが現状だ。今後も産地拡大に向けて動き、5年後に30㌧を、10年後に50㌧の出荷を目指していく」と方針を話す。

重量選別機で2等級6階級に選別します

2020年4月13日月曜日

【JA】持続可能な17の開発目標

広報媒体にSDGs(エスディージーズ)を掲載 


JA松山市は本誌などの広報媒体に、国連の持続可能な17の開発目標「SDGs(エスディージーズ)」のコーナーやアイコンを掲載し始めた。組合員や当JAが取り組む農業振興や組織活動が、SDGsとどのように結びついているのかを理解してもらう狙いだ。持続可能な社会の実現に向け、それぞれの活動が地域に果たしている役割を共有する。

 SDGs(Sustainable Development Goals)とは、2015年に国連で開かれた国際サミットの中で採択された、国際社会共通の目標だ。誰一人として取り残さない世界を実現させるため、貧困や飢餓、健康、教育、エネルギー、経済成長、まちづくり、気候変動、平和と公正など、あらゆる課題を2030年までに達成していく。

 本誌4月号から新たに、もくじ(P.3)下に「トップが考えるSDGs」のコーナーを設けたほか、関連記事にアイコンを掲載する。広報担当部署は「日頃の活動がSDGsにつながっていることを認識してもらうために、広報誌やホームページにアイコンを掲載し、共有していく」と話す。





内容に応じて、本誌などにSDGsのアイコンを掲載します!

2020年4月9日木曜日

【レタス部会】情報共有の強化へ

集荷場にTwitter(ツイッター)「営農情報」

レタス部会は2月中旬、アナログ版ツイッター「営農情報(匠たちのレタス生産みちしるべ)」を情報共有の一つの場として作った。掲示板となる黒板を集荷場に設置し、JA営農指導員や部会の新規栽培者に技術を伝授する熟練農家二人の「農の匠」、相原啓司部会長(46)が、定期的に管理方法や失敗談などをコメントや写真で伝える。賛同者は「いいね」、違うなら「う~ん」に磁石を置く。

 同部は情報共有を強化するため、生産者による出荷の箱詰め実演をしたところ、部会員の反応が良く質問も多く挙がった。部会員それぞれが近年の異常気象に対する悩みや管理に関する意見があると感じたため、部会員の情報共有と栽培のレベルアップができるよう相原部会長がツイッターを提案した。

相原部会長は「野菜づくりは、圃場の環境や管理の違いで品質や収入が大きく変わる。今のツイッターが完成ではないので、部会員の技の引き出しを増やす策を探し続ける」と話す。

情報共有を図るツイッターの黒板に、管理方法などを手書きする相原部会長

2020年4月6日月曜日

【産直市】  毎日営業!活気ある産直市へ

ふれあい産直市福音寺 


JA松山市は福音寺・小野地区の青空市を統合し、4月から旧福音寺青空市で「ふれあい産直市福音寺」と名称を変更し、毎日営業している。出荷者が新たに組織を作り生産意欲を高めるほか、営農指導を強化し生産振興を図る。より多くの生産者に出荷してもらい以前の活気を取り戻し、集客につなげていく。

 旧青空市はオープンして20年以上が経ち、徐々に出荷量が減少し売り上げが落ち込んでいた。これまでは各青空市が隔日営業をしていたが、統合後は毎日午前7時から午後1時まで営業する。一日を通して商品の充実を図ろうと、生産者による出荷物の搬入時間を延ばし正午までに変更。店内で生産者と消費者との交流も期待でき、産地と食卓を結ぶ本来の産直市の姿を目指す。

 当JAは今後、管内の特産品である久万高原トマトや、㈱松山生協と連携して精肉を取り扱うほか、女性部活動で作った総菜などの販売も検討していく。


1~3月に開いた出荷者説明会に訪れ、話しを開く生産者

2020年4月2日木曜日

【筍部会】最高値1㌔800円

「湯山たけのこ」せり順調


筍部会は3月23日、JA松山市の筍集荷場で県内JA唯一の筍臨時市場を開き、生食用たけのこの初せりを行った。表年の今年は昨年より6日早いせりとなった。たけのこ自体に丸みがあり品質も上々で、最高値は1㌔800円(税別)。4月中旬にかけて、およそ90㌧を見込む。

当日は、生産者13人が68口、238㌔の朝掘りたけのこ「孟宗竹(もうそうちく)」を運び込み、松山青果㈱のせり人の掛け声でせりがスタート。仲卸業者6社が次々にせり落とし、平均単価は524円(同)となった。同日中に松山市内のスーパーや量販店で販売された。

同部会は、110人がおよそ200㌶の竹林を管理している。今年産は昨年9~11月の降水量が少なく乾燥気味で生育が遅れており、例年に比べると前半の出荷量はやや少なめだ。最盛期となる4月中旬には日量最大12.5㌧を見込む。加工用は5月上旬にかけて、130㌧を見込む。



湯山たけのこが次々にせり落とされる臨時市場

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