2019年10月29日火曜日

【松前】 農家のどてかぼちゃ品評会

栽培の出来栄え競う!


JA松山市の組合員で構成する愛媛県農業機械士会と㈱まさき村は、10月5日、地域農業を盛り上げようと、エミフルMASAKIで「第2回グレートパンプキンカーニバル」を開いた。目玉であるどてかぼちゃの品評会では、大きさや形の異なる色鮮やかな巨大かぼちゃが並び、約2500人の来場者を楽しませた。

松前町や伊予市、松山市、東温市の農家64人が昨年の倍近くの125点を出品した。かぼちゃの形や色、ツヤの良さや重量を競った。最重量の66.6㌔のかぼちゃが最優秀賞の松前町長賞に選ばれたほか、11人が受賞した。
主催2団体は、どてかぼちゃの栽培に挑戦してもらおうと、播種し育苗管理した350本の苗を近隣の農家などに無料で配布した。

同機械士会の福島清繁さん(74)は「大小様々なかぼちゃが並び、老若男女に楽しんでもらえた。今後も地域住民に喜んでもらえるイベントを続けていく」と意気込んだ。


大きさや形が様々などてかぼちゃを楽しむ来場者


2019年10月21日月曜日

【JA】 味くらべを楽しんで!

新米定期貯金が登場


JA松山市が10月31日まで取り扱っている、「新米味くらべ定期貯金」が好評だ。組合員限定の1年定期で、50万円一口につき、愛媛県産の新米1㌔をプレゼントする。注目度の高い、県のオリジナル新品種「ひめの凜」など3品種を用意する。当JAは、いろいろな品種の米を食べて味の違いを楽しんでもらいたい考えだ。

 プレゼントする新米は、つやがあり、華やかな香りが特徴で、今年初出荷を迎える県のオリジナル品種「ひめの凜」や、当JA管内産の久万高原清流米「コシヒカリ」と「あきたこまち」の3品種。契約者が好きな品種を選ぶ。新米ができる時期に渡す予定だ。

 当JA金融推進部は「昨年、久万高原清流米をプレゼントする定期が好評だった。今年は、愛媛県のオリジナル品種がデビューしたので、組合員や地域住民に新しい米を知って、味わってもらえたら」と話す。




愛媛県産の新米をプレゼントする定期貯金が発売中です!

2019年10月18日金曜日

【小野】 害獣から野菜を守ろう!

ピーマンを多品種栽培


松山市小野地区の川本雄二さん(60)は、獣害を防ごうとピーマンを栽培している。これまで多品目の野菜を栽培してきたが、ピーマンだけ害獣の被害がなかったことに着目。珍しくて需要の高いパプリカや通常の3倍の大きさになるジャンボピーマンなら産直市でも販売できると考え、多品種を栽培する。

 川本さんは、トマトやナスなどを栽培していたが、サルやシカなどの食害に遭い、収穫まで至らなかった。「ピーマンは苦いけん、被害がなかった。ピーマンならこの地域で育てられる」と、JA松山市の○久久万高原ピーマン部会員として久万高原町の畑野川地区でピーマンを栽培していた経験を活かし、8年前から本格的に栽培を始めた。

 川本さんはこれまで、13品種のピーマンやパプリカを栽培。今年度は4品種を10㌃で栽培し、11月末にかけて当JAや産直市に出荷する。




土づくりにこだわり、色つやが良くうま味のあるピーマンを育てます

2019年10月15日火曜日

【松山生協】 電子マネー導入

キャッシュレスでポイント還元へ


消費増税に合わせて始まる「キャッシュレス・消費者還元事業」の加盟店登録をしたJA松山市の子会社である㈱松山生協が導入した、電子マネー付きの「I・YOu(アイ・ユー)カード」が好評だ。1ヵ月ほどで1,800人が利用している(9月15日時点)。同社は5㌫のポイントを還元する予定で、ポイント還元や利便性の良さから、今後も利用者が増える見通しだ。

同事業は国が10月1日の消費税引き上げから来年6月末までの間に限り、中小・小規模事業者によるキャッシュレス手段を使ったポイント還元を支援する。

同社は7月23日の斎院店を皮切りに、全18店舗のうち、インターネット環境が整った14店舗に電子マネー対応のレジや入金機を導入した。カードは、事前に現金をチャージして、支払う「プリペイド型」で、これまでのポイントカードと同様に、ポイントも貯まるため、新しいカードに切り替えたり、新規で登録したりと、利用者が増えている。





14店舗の松山生協で電子マネーを導入しています

2019年10月10日木曜日

【JA】 トビイロウンカ巡回調査

早期の防除徹底へ


水稲の害虫「トビイロウンカ」の記録的な発生を受け、JA松山市は行政機関と巡回調査を行い、出穂期と仕上げ防除(カメムシとの同時防除)を徹底することを確認した。9月下旬以降に刈り取りを控える圃場では坪枯れの被害が発生しており、今後はさらに拡大する恐れがあるため、生産者に防除の徹底を周知し、収量・品質の低下を防ぐ。

 トビイロウンカはユーラシア大陸ら飛来し、株元で増殖を繰り返して大量発生する。茎から養分を吸って稲を弱らせ、坪状に株を枯らし、収穫できなくなる。
  8月下旬と9月中旬の調査では、稲の株元についたトビイロウンカをバットに払い落とした。多数の圃場で防除基準を超えるほどの発生を確認。早急な対策が必要と判断し、広報誌や回覧などで生産者への周知と防除の徹底を図る。当JA営農販売部は「早期防除の徹底を生産者に呼びかけ、被害を最小限に抑えていきたい」と話す。

稲の株元についた「トビイロウンカ」をバッドに払い落とすJA営農指導員

2019年10月7日月曜日

【トマト部会】 ミストで夏場適温へ

トマトのハウスに「細霧冷房システム」導入


○久久万高原トマト部会の一部の生産者は今年度、夏場のハウス内の高温による生育不良を防ぐため、頭上からミスト状の水を散布する「細霧冷房システム」を試験導入し、手応えを感じている。栽培適温の25~30度に近づけることで裂果などが少なくなり、労力軽減にもつながっている。JA松山市は夏場の高温を考慮し、部会での導入を検討する。

 夏場になるとハウス内は昼間40度を超えるほど高温になり、着花不良や肥大不足、裂果などが発生し、収量や品質が低下してしまう。対策として現在、生産者は自走式などの機械で水を散布し、温度を下げている。
同システムは、畝の頭上に配管を通し、2㍍四方にミスト状の水を散布できるノズルを設置し、設定した気温や時間になると自動で稼働し、ハウス内の温度を下げる。気温が上昇し始める梅雨明け後から8月末にかけて使う。

 今年から同システムを導入した畑野川地区の西岡忠彦さん(58)は、ハウス6棟全てに、1.5㍍おきに4口のノズルをおよそ540個設置する。30分ごとに30秒稼働させ、計100Lを散布。天候に合わせて、1日10~20回行う。
西岡さんはこれまで、タンク付き防除機で散水していたが、降雨後の日照りによるしおれや病気、裂果、着果不良が発生していた。今年はいずれも発生が少なく、9月に入ってからの10日間で、昨年より3倍近い量を収穫できた。「機械での散布は体力的にきつく、時間がかかっていた。細霧冷房システムは温度を下げ、湿度も保て、他の管理作業もできる」と手応えを感じる。

 ただ、ポンプや配管、ノズルを設置すると、10㌃当たりおよそ150万円(税込)の費用がかかることが課題。当JAは「久万高原町と連携して将来的には半額を助成し、生産者の負担を軽減していきたい」と話す。



ミスト状の水を散布し、トマトのハウス内の温度を下げる「細霧冷房システム」

2019年10月4日金曜日

【JA】 大学生が産直市で実習

消費者に寄り添った販売を学ぶ


 JA松山市の福音寺青空市は8月下旬、神奈川大学人間科学部3回生の上田郁純(かいと)さん(22)を実習生として受け入れた。上田さんは、地産地消や6次産業化に興味があり実習を希望し、商品の陳列などを通して消費者に寄り添った販売方法などを学んだ。

当日は、陳列台に並んだ野菜や果物を消費者が買いやすいよう手前に陳列するなど工夫し、皮が軟らかいナスなどはこすれると傷みが早いため、より丁寧に扱うことに注意した。 
他にも、事前に考えてきた「売れ筋の商品は何か」「6次産業化の利点や大変なこと」などの10項目の質問をし、同青空市の黒川盛茂主任が答えた。

上田さんは「加工することで鮮度が落ちてしまうため、6次産業化が進んでいない現状や課題を教わった。将来は野菜を栽培するだけでなく、加工から販売まで挑戦したい。6次産業化を実現させ、地域活性化や農家の所得アップにつながる糸口になれれば」と意気込んだ。




福音寺青空市で実習に励んだ上田さん(右)

2019年10月2日水曜日

【女性部】 女性部が生活研修会で交流

料理や体操で健康づくり


 JA松山市の女性部は8月29日、JA愛媛厚生連で生活研修会を開いた。管理栄養士の後藤昌栄さんが講師となり、夏野菜を使って調理し味わったほか、健康な生活を送るために簡単にできる体操を学んだ。健康づくりや女性部活動の活性化、部員同士の交流につなげていく。

メニューは「なすと豚ばらのそうめん」「きゅうりの煮びたし」「トマトと干しえびの中華サラダ」「メロンゼリー」の4品。生活委員など12支部22人が6班に分かれて手際よく調理し、1時間で完成させた。部員は「きゅうりを栽培しよるけど、煮びたしは初めて作った。柔らかくておいしい」とほほ笑んだ。

体操の時間には、膝が外向きに曲がるО脚などを予防・改善するために、壁に手をついてアキレス腱を伸ばすストレッチをした。また、誤嚥(ごえん)性肺炎の予防を目指し、喉の筋肉を鍛える体操をした。




交流を楽しみながら、手際よく調理する女性部員

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