産地の維持・拡大に向け支援
JA松山市は来年度、営農指導を強化するとともに、主要品目の新規栽培者の掘り起こしや、既存栽培者の規模拡大、栽培管理への作業支援などに力を入れる。生産部会からは、ITやドローンの導入、はだか麦への補助金、面積あたりの収量増加への取り組みなどの要望があがった。
当JAは、生産現場へ出向く営農指導はもちろん、市況や適期の栽培管理などをタイムリーに情報共有できるスマートフォンでの情報配信も進めていく。また、品種の更新や好天の影響で豊作となったはだか麦においては、国に補助金制度の改定や備蓄、販売方法について関係機関を通じて継続的に提言する。地元企業には、加工品の開発や使用を働きかけ消費拡大を目指す。
阿部和孝組合長は「持続可能な農業を実現させるため事業改革を進めながら、営農指導力を強化させ、農業者の所得増大や農業生産の拡大につなげていく」と話す。
生産部会長(手前)が出席し、今年度行った自己 改革の取り組みや来年度の方針を協議しました |