2018年6月29日金曜日

【農業塾】 松山長なすの誘引を学ぶ

「野菜栽培=土づくり」が大切!


 第2回目の農業塾は6月5日、JA松山市の石井センターと松山市居相にある圃場で開いた。塾生は、講師から土づくりの重要性を学んだほか、前回定植した松山長なすの品質や収量向上を目的に、整枝と誘引をした。

JA全農えひめの大西弘之さんを講師に招き、塾生14人は土の養分状態を把握し、野菜に合った肥料を適期に必要量を施すことが重要であると教わった。

圃場では、松山長なすを3本仕立てにするために、塾生は勢いがある2本の枝を誘引した。JA営農指導員は「樹勢を強くするために、大きい芽のある枝を強く、弱い芽のある枝はゆるく誘引しましょう」と呼び掛けた。また、雨天時の作業中に作物に傷がつくと病気が発生する恐れがあり、塾生は整枝や剪定をする際は傷をつけないよう注意すべきだと学んだ。  


誘引する枝を営農指導員から教わりました

2018年6月14日木曜日

【ビワ】 日量最大2,000パック

興居島のビワ出荷最盛!


 ごご島共撰は6月上旬、ビワの荷受けがピークを迎えている。日量2,000パック(400㌘/パック)を荷受けし、同月下旬にかけて8㌧を、県内や大阪、奈良、名古屋方面に出荷する予定だ。

今年度は2月に寒波に見舞われたが影響はなく、表皮に赤紫色の斑紋ができる紫斑症の発生もなく、順調に生育した。平年に比べて色づきが遅く小玉だが、味は平年並みの仕上がりだ。

 泊・鷲ヶ巣地区の14人が165.9㌃でビワ『長崎早生』『茂木』『田中』『瑞穂』『房光(ふさひかり)』を栽培する。生産者は5月中下旬の目揃い会で、等階級を確認し、5月21日から出荷し始めた。

 『長崎早生』を350パック出荷した松山市由良町の池本英樹さん(63)、美知子さん(60)夫妻は「へそ黒が少なく、玉太りが良い。今期は1,500~2,000パックを見込む」と話す。

6月上旬に最盛期を迎えているビワ

2018年6月11日月曜日

【JA】 農業への理解深める

若手職員が水稲の苗並べ研修


 松前育苗場は5月18日から6月1日にかけて、入所1~3年目までの男性職員20人を対象に、播種した水稲の苗箱を苗床に並べる作業を行った。農家出身の職員が少なくなっているため、農家の苦労や農業のすばらしさを体感し、JA職員として農業の知識や理解を深める。

 同JA管内では、『コシヒカリ』『あきたこまち』『ヒノヒカリ』『にこまる』を栽培する。同育苗場は、700軒の農家から予約があった7万2,000箱を育苗する。

 初日は、およそ10㌃に『あきたこまち』の苗箱を4,700枚並べた。
1箱5㌔ある苗箱を2箱ずつ運んで敷きつめ、緑化させるために寒冷紗をベタ掛けした。
 窓口で貯金業務を担当する、入所1年目の伊勢岡暉(ひかる)職員(西余戸出張所)は「お米を作るのは大変だと分かり、良い経験になった」と汗を流した。

水稲苗を苗床に並べる新採職員

2018年6月7日木曜日

【小野】 農作物の安定生産へ

集落で連携し鳥獣害対策


小野地区は近年、イノシシやシカなどによる農作物の食害が広がっており、松山市が行う「鳥獣に強い集落づくり支援モデル事業」を活用した鳥獣害対策に乗り出す。農作物の出荷量の減少や生産者の栽培意欲の低下を防ぐため、集落が主体となり鳥獣から農作物を守る。

同事業では、農家や猟友会、地域住民が松山市と愛媛大学の助言や支援を受けながら、防護柵を設置するなど、効果的な対策を行う。今年度はカメラを設置して、鳥獣の生息状況を調査し、集落の現状にあった対策を話し合う。協議した対策は翌年度以降に実施する。

5月14日には、地元農家など20人が被害状況をもとに鳥獣の足跡などを確認しながら、圃場などに11台のセンサーカメラを設置した。地元農家は「農作物が荒らされるのは悲しい。正しい対策をしたい」と話した。

被害状況を確認しながらカメラを設置する愛媛大学の武山教授(手前)

2018年6月4日月曜日

【裸麦】 31年連続生産量が日本一!

裸麦966㌧を見込む


 愛媛県内有数の裸麦産地である松前町では5月末にかけて、裸麦を刈り取った。同月中旬に最盛期を迎え、966㌧の収量を見込む。

 JA松山市管内では今年度、同町と松山市、東温市の163人が329㌶で裸麦『マンネンボシ』『ハルヒメボシ』を栽培する。今年産は11月上旬の降雨の影響で播種が遅れたほか、冬場の低温による生育遅れが懸念されていたが、2月下旬以降は降雨が少なく気温も上昇したため、生育は回復。収穫時期は平年並みとなった。

 同町北川原で『ハルヒメボシ』を13.4㌶で栽培する大川泰範(やすのり)さん(49)、めぐみさん(41)夫妻は同月16日、コンバインで刈り取り始めた。
「雨が少なく、5~6年の中では最も良い出来で豊作。収量は昨年よりも2割増しだ。裸麦茶や味噌、焼酎などで味わって」と自信を見せる。


収穫適期を迎えた黄金の裸麦

5月16日には多くの報道陣が訪れ、大川さんがインタビューに応じました

2018年6月1日金曜日

【石井】 旬を大切に味わう

『家の光』のレシピで調理


 女性部石井支部の「フレッシュフレッシュ」は5月9日、松山市北土居にあるJA松山市の石井支所の調理室で、旬の食材を使って調理し味わった。
『家の光』掲載のレシピを参考に、メンバーが栽培したソラマメなどを使って6品を仕上げた。

 メニューは、ソラマメのポタージュとソラマメツナコロッケ、たけのこごはん、新玉ネギとサワラの塩ショウガ煮など。22人のメンバーが3グループに分かれて手際よく作業し、およそ2時間で完成させた。試食したメンバーは「おいしい。ソラマメの色がきれいで香りも良い。塩で味づけしたサワラも、普段自分で作らん味つけやったけん新鮮だった」と微笑んだ。

 同グループは本郷眞佐子さんを筆頭に、年4回活動する。季節の野菜を持ち寄り調理しながら、メンバー同士の親睦を深めている。


「ソラマメツナコロッケ」を成形するメンバー

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