2019年11月29日金曜日

【裸麦】 裸麦の播種前に種子消毒!

病害を防ぎ安定生産へ


 JA松山市は毎年、裸麦『ハルヒメボシ』の播種が本格化する11月状中旬を前に、裸黒穂(はだかくろぼ)病などの病害による品質低下を防ぎ、安定生産につなげるために、種子消毒を行っている。

種子消毒は、当JA営農指導員などが松前町の種子センターで種子粉衣機を使い、薬剤を種子に均等にまぶす。被害が深刻な裸黒穂病は、穂が黒くなり収穫できなくなるほか、周辺の健全な穂にも感染する。さらに、感染した穂の種子を次年度に播種すると、穂が形成される際に再び黒穂となる。感染拡大を防ぐには種子消毒が有効だ。

当JAは10月中に、希望する生産者の種子を計21㌧消毒した。同月21日には、地域の生産者から麦の種子消毒や播種、麦刈りを請け負う農事法人・徳丸生産組合が4140㌔の種子を同センターに持ち込んだ。代表理事の弓立俊正さん(69)は「今後も種子消毒などの作業を請け負い、農家の負担を軽減していく」と話した。

JA松山市と徳丸生産組合が裸麦の種子消毒を行いました




2019年11月14日木曜日

【給油所】 セキュリティ強化し販売

フルサービスで携行缶給油に対応


 JA松山市の給油所はフルサービスを提供し、農機具に使うガソリンなど、携行缶給油が必要な農家などの利便性向上に一役買っている。ただ、今夏発生した京アニ放火事件の影響で、セキュリティを強化するために、購入者に販売記録の記入などを求めるようになり、戸惑う人も多く利用者の理解が欠かせない。
当JAは消防庁から要請を受け、9月から購入者に身分証の提示と使用目的、販売記録の作成を求める。

当JA川上給油所に訪れた東温市の80代の米農家は「挨拶する仲で絆があるけん、他ではなくJAを利用している。燃料の使い道も知っとるのに、販売記録を書くのは違和感がある。決まりやけん仕方ないけどね」と戸惑う。

販売記録の記入が浸透するには、時間がかかる見通しだ。当JA資材部の田所東洋志部長は「利用者に理解と協力を得ながら、販売していく」と考えを示す。


フルサービスの強みを活かして、携行缶給油をするJAの給油所

2019年11月11日月曜日

【松前】 地元産のはだか麦がたっぷり

お持ち帰り専門店「松前餃子」が美味!


 今年6月下旬にオープンした松前町筒井にある餃子のお持ち帰り専門店「松前餃子」が注目を集めている。野菜の甘みや肉の旨みを吸収した、地元産の特産「はだか麦」が入っており、プチプチとした食感が特長だ。11月16、17日には、えひめ・まつやま産業まつりにも出店する予定だ。

販売している商品は、同店特製の酢こしょうのタレによく合い、何個でも食べられる「あっさり野菜味」(18個入り540円(税込)、40個入り1080円(同))と、味噌の甘みと七味の辛さが際立つ「旨みそ味」(18個入り600円(同))だ。

 同店の責任者である大石雅士さん(45)は「町おこしをしようと、松前町商工会の青年部で商品を開発した。イベントに出店しながらピーアールし、はだか麦入りの餃子を松前町のソウルフードにしていきたい」と話す。

 営業時間は10時~18時まで。定休日は毎週月曜日。
 問い合わせは、089―909―6920。



松前町にある、地元の特産「はだか麦」入りの生餃子専門店



2019年11月8日金曜日

【JA】 まつやま環境フェアに出店

「種だんごづくり」で農業を身近に!


 JA松山市は10月26日、アイテムえひめで開かれた「環境モデル都市まつやま環境フェア2019」に、初めて出店した。好きな野菜の種を泥だんごに入れ、自宅で野菜づくりが楽しめる「種だんごづくり」を行った。農業の楽しさやおもしろさを知ってもらい、身近に感じてもらう。

同フェアは松山市と㈱エス・ピー・シーが主催し、環境への関心を高め、松山市内の低炭素化やごみの減量などを目的に開く。
当JAのブースでは、「種だんごづくり」を行い、100人以上の子どもや親子が参加した。参加者は2種類の土を混ぜて、二十日大根やカブ、ホウレンソウ、リーフレタスの中から好きな種を選んで数粒入れ、種だんごを作った。持ち帰って、プランターや庭で育てていく。

手軽に野菜づくりを体験できるとあって、子どもだけでなく、大人も童心に返って楽しんだ。参加した子どもは「野菜が好きやけん、楽しかった。早く収穫したい」と笑顔で話した。

泥だんごの中に野菜の種を入れる、「種だんご」づくり

2019年11月5日火曜日

【女性部】 秋の体育大会!

北伊予支部が優勝☆


女性部は10月23日、松山市総合コミュニティセンターで「第46回体育大会」を開いた。12支部の女性部員や役職員計298人が参加し、支部やブロックに分かれて10の競技を戦い、北伊予支部が優勝した。準優勝は明神支部、3位は久万支部に決まった

今年度から新たに始まったのは、支部対抗の競技で、スタートにある玉をバケツに入れて8人で手渡しながらゴールまで運び、最後にまる芽ちゃんを抱えてゴールする「まる芽ちゃんとゴール」。部員らはバケツから玉を落とし大慌てで運んだり、転んだりしながらゴールを目指した。
他にも、綱引きや玉入れ、箸で野菜をつかみカゴに入れて走る「野菜ゲーム」なども盛り上がった。

優勝した北伊予支部の早瀬和子支部長は「『まる芽ちゃんとゴール』は作戦を立てて競技できたし、〇×クイズでも正解者が多かったので、優勝につながったと思う」と喜んだ。



毎年、大盛り上がりの綱引き!力を合わせて引っ張ります。

2019年11月1日金曜日

【南部】 農地や環境を守ろう!

地域全体で花を育む


松山市高井町の高井農地維持保全会は毎年、環境整備の一環として、地域の子どもたちや農業者、各組織が連携し、遊休農地に景観植物を植栽している。地域全体で農地や環境を守る意識の向上や地域の活性化、地域住民との交流の場として一役買っている。
 同保全会は、国の多面的機能支払交付金を活用し、同取り組みを始めて今年で6回目になる。

10月19日には、同町の遊休農地8.5㌃に64人の子どもや地域住民が集まった。小雨が降る中、参加者は道路に面している3㌃に手際よくチューリップやビオラ、パンジーを計1020株植え付けた。同保全会は事前に、参加者が植栽した圃場の中心に白色の葉ボタン110株を使って「たかい」の花文字を作ったほか、残りの5.5㌃に菜の花を播種した。

 同保全会の代表である池水武光さん(71)は「和気あいあいと植栽ができ、子どもたちが土に触れる良い機会になった」とほほ笑んだ。

JA営農指導員(中央)に教わりながら作業する参加者

子どもや地域住民が協力して、景観植物を植栽しました

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