2016年6月30日木曜日

【農業塾】夏野菜の栽培管理

ナスの誘引作業に汗流す

第2回目の農業塾は6月7日、松山市北斎院町の圃場で開き、塾生らは前回定植したナスの整枝と誘引をしたほか、スイートコーンの間引きと土寄せをし、病害虫防除の要点を学んだ。

塾生15人はナスを誘引するため、3株おきに支柱を立て、営農指導員に教わりながら樹勢の強い枝を一株に4本残して整枝、誘引した。

当日は、講師のJA全農えひめの大西弘之さんから、病害虫の発生を最小限に抑えるためには、「適期に適量の薬剤を丁寧に散布すること」と教わった。また、展着剤を加えることで農薬の効果が安定し、持続することなどを学んだ。

営農指導員からナスの誘引の仕方を学ぶ塾生ら

2016年6月6日月曜日

【小野】女性部小野支部“郷土食を継承“

加工部「めだかの学校」設立

JA松山市が呼びかけている「ワンモアプラン運動」に取り組もうと、女性部小野支部は4月、加工部「めだかの学校」を設立した。地産地消を軸に、地域の料理を若い世代に伝え、自分達で地域を守り支えていく。今後は、地域のイベントに出店し、郷土食の魅力を伝えていきたい考えだ。

同部は、40~80代の計25人で組織する。永田和子さん(80)を部長に、メンバーが栽培した野菜や地元産のものを使い調理する。永田さんは「それぞれの違うやり方を認め合って共有し、吸収していきたい。旬の食材を使った料理を継承していきたい」と笑顔をみせた。

4月21日の初めての活動で、「おもぶりご飯」の作り方を教える永田さん(右)

2016年6月3日金曜日

【柳谷】新茶の季節到来

一番茶を収穫

久万高原町中津の竹内英一郎さん(74)、ヒロ子さん(72)夫妻が栽培する久万茶が最盛期を迎え、5月1日から2日間、息子の誠さん(41)とともに、刈取り機で生葉およそ800㌔を刈り取った。

竹内さんは15年前から14㌃で、茶「やぶきた」と「さやまかおり」の2品種を無農薬で栽培し、一番茶のみを収穫している。茶葉の品質を均一に揃えるほか、収穫時に古葉の混入を防ぐため年2回の整枝を徹底する。また、適期に追肥することで、樹勢を保ち、安定した収量を確保する。竹内さんは「今後も、家族で協力しながら栽培していきたい」と微笑んだ。

「おいしいお茶を届けていきたい」と話す竹内さんご夫妻

2016年6月1日水曜日

【裸麦】5月中旬から下旬にかけて収穫

29年連続裸麦の生産量日本一

JA松山市管内では5月中旬から下旬にかけて裸麦を刈り取った。今年度は、昨年11月の播種時と2月の生育期に高温が続き、例年より早めに生育。品質は良好だ。

松前町北川原で裸麦「ハルヒメボシ」を栽培する豊田年秋さん(77)と息子の勝紀(かつとし)さん(45)は、5月14日から計5㌶をコンバインで刈り取り、およそ1.8㌧を収穫した。

豊田さんは、排水性を高めるため、昨年11月の播種後と2月に3㍍間隔に溝切りをした。また、養分の競合を防ぎ、初期生育を良くするため、除草剤を散布して管理した。豊田さんは「白くて、粒張りも良く良質な仕上がりだ」と話した。


刈り取り適期を迎えた黄金色の裸麦

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