2021年9月30日木曜日

【松前】 パンプキンカーニバル開催!

 大玉のかぼちゃ並ぶ


グレートパンプキン実行委員会は9月上旬、松前町筒井のまさき村で、土手かぼちゃの大きさや形を競う第4回グレートパンプキンカーニバルを開いた。消費者に農業の関心を高めてもらおうと、同委員会が主催した。松前町などの農家が育てた土手かぼちゃが143個展示され、重量部門の一位は57.5㌔だった。


同委員会は4月中旬、かぼちゃの苗600株をおよそ200人の農家へ無料配布した。重量や色、形などの6部門で審査し、11人が受賞した。かぼちゃの重量当てクイズも行った。
来場者は「大きいかぼちゃが並び、見ていて楽しい」と話した。


かぼちゃの重量当てクイズに挑戦する来場者


2021年9月17日金曜日

【久万高原トマト】 週1巡回指導へ

 トマト担い手の育成強化


久万高原町とJA松山市などでつくる久万農業公社は、町の特産品である夏秋トマトの担い手の育成に力を入れている。毎年2~3人が就農。メインで現地指導を行う当JAは、これまで月に2回程度ほ場を巡回していたが、今年から週1回に増やし指導を強化する。スムーズに就農できるようサポートし、西日本有数の産地を守っていく。


町は農家の高齢化や担い手不足を解消しようと、1998年に久万農業公園研修センターを開設。トマトなどの施設園芸品目を中心に、2年間の研修を行う。
現地指導は当JAが主体。育苗時から指導を始め、ほ場を巡回して、作業の進行具合や生育状況などを確認する。
来年、就農予定の研修生は「ほ場で生育を見てもらい、助言してくれるので助かる。何でも聞けるので安心して栽培できる」と話す。
研修生は就農と同時に当JAの○久久万高原トマト部会に所属する。JAは研修生のこれまでの栽培実績を把握しているため、就農後も的確な助言がしやすい。


これまで県内外から研修生を受け入れ、就農した生産者は、現部会員78人のおよそ3分の1を占めるほどになった。当JAは「就農後も安心して栽培に打ち込めるよう、研修時からサポートしていく。地域を引っ張る担い手を育成し産地の活性化に尽力する」と話す。

 

研修生(右)のほ場で生育状況を確認し、
管理方法などを指導する営農指導員

2021年9月15日水曜日

【久万高原ピーマン】 肉厚で出来良し

 高原ピーマン11月中旬まで出荷


県内最大のピーマン産地であるJA松山市管内の久万高原町で8月上旬、ピーマンの出荷最盛期を迎えた。2L・Lサイズを中心に、肉厚なピーマンに仕上がっている。11月中旬にかけて、四国や阪神、奈良方面に530㌧(前年比5㌫増)を出荷する予定だ。


生産者が出荷したピーマンは、当JA久万野菜選果場の作業員やカメラ付重量選別機によって、2等級5階級に仕分け、品質を統一している。
6㌃でピーマンを栽培する同町二名の岩口敏弘さん(67)は「丸焼きにしてみそをつけて食べるとおいしい」と話した。

 

ピーマンの収穫に汗を流す岩口さん


2021年9月13日月曜日

【営農】 持続可能な農業の実現へ

 営農振興5ヶ年計画を策定


JA松山市は今年度、2025年度にかけて取り組む「中期営農振興5ヶ年計画書」を策定した。重点目標や推進品目、地域別の栽培振興方針を作成し、同計画書を営農・経済改革プランと位置づける。持続可能な農業の実現に向け、正組合員世帯に配布し、共に営農振興に尽力していく。


5年後には、農業経営体は27増の360に、作付面積はおよそ2㌶増の1,501㌶に、販売金額は3,900万円増のおよそ24億円を目指す。阿部和孝組合長は「地域の農畜産物の持続的な生産と消費の拡大を図るため、『できることは何でもやろう』の覚悟で臨んでいく」と話す。

 

営農の5年後の指針として、基本方針・重点目標を定めました


2021年9月10日金曜日

【久万高原トマト】 みずみずしい仕上がり

 桃太郎トマト出荷続く


西日本有数のトマト産地であるJA松山市管内の久万高原町で、桃太郎トマトの出荷が続いている。11月下旬にかけて県内や四国、京阪神方面に、1,200㌧(前年比4㌫減)を出荷する予定だ。


 今年度は天候に恵まれ、多湿により発生する「灰色かび病」などの被害も少なく、順調に生育している。2Lサイズが中心。昼夜の寒暖差を活かし、みずみずしく、甘味と酸味のあるバランスの良い仕上がりだ。


 同町黒藤川でトマトを栽培する天野桂造さん(43)は「玉太りが良く、皮が薄くて実の詰まったトマトができているので、丸かじりして食べてほしい」と話す。

 

つり下げ誘引をする天野さん

2021年9月9日木曜日

【独自米】 生産者の所得向上へ

 JA全量買い取り「独自米」7万7,500袋販売


JA松山市は生産者がJA出荷した米を全て買い取り、独自米として業者に卸売りしている。今年産は、前年比7㌫増の7万7,500袋(一袋30㌔)を見込む。生産者の所得向上を目指し消費動向を踏まえた品種を栽培し、子会社の㈱松山生協を中心に県内で販売している。


当JAの生産組織は、中山間部・平野部で米を栽培している。栽培体系は、農薬・化学肥料を5割以上削減する「特別栽培」と、一般栽培がある。
米の消費減退とコロナ禍により、全国的な米余りで販売価格も低下傾向である。今後、生産者の所得向上にどのようにつなげていくかが課題だ。当JAは「米情勢を鑑み価格設定し、生産者へは出荷をお願いし、取引業者には一袋でも多く販売してほしい」と話す。


8月20日には、JA本所で販売促進会議を開いた。取引業者4社や生産部会役員、JA役職員計15人が出席。生産者が今年産の生育状況などを報告したほか、取引業者が消費動向を伝えた。
部会役員は「農地を守るために米を作り続けていきたいので、有利販売に努めてほしい」と業者に伝えた。
取引業者は「コロナの影響で需要が減っているが、新規の販売先の確保も含め愛媛の米を売っていく」などと話した。

 

「米の消費拡大のため、販売促進に努めてほしい」と業者に伝える生産者

2021年9月8日水曜日

【シンテッポウユリ】 盆や彼岸のお供えに

 シンテッポウユリ出荷順調


 JA松山市管内で8月上旬、シンテッポウユリの出荷最盛期を迎えた。盆や彼岸などのお墓参りに供える花として定着しており、需要期前は選花場で日量最大1万5,000本を選花している。今年産は、雨風の影響や葉枯病の被害はほとんどなく、良質に仕上がっている。

 当JA選花場では、作業員が輪数や病害虫の有無などを一輪ずつ目視で確認し、手選別している。11月末にかけて中四国・京阪神・中部方面に約30万本を出荷する予定だ。  
選花作業員は「今年は良質なユリが多いので、お墓参りや冠婚葬祭以外にも、自宅に飾って楽しんでほしい」と話す。


シンテッポウユリの輪数や長さなどを目視で手選別する作業員

2021年9月6日月曜日

【JA】 営農経済事業改革進める

 ナス苗増産へ職員が育苗支援


JA松山市は7月26日から8月11日にかけて、高井育苗場と松前育苗場に男性職員を派遣し、夏秋ナス苗の増産に対応した。営農経済事業改革の一環として、人員を増やし、ナス苗を増産することで、育苗施設を有効利用し収益拡大を図る。


当JAは自己改革の取り組みとして、一昨年から同改革を進めている。ナス苗の県外からの受注を、2019年度から2万7,000本ほど増やし、今年度はおよそ33万本を育苗した。


職員は教わりながらナス苗の接ぎ木に使う台木の茎を切ったほか、苗の運搬作業を行った。

 

高井育苗場の安永場長(左)から作業を
教わる川上支所のLA担当の南職員

2021年9月3日金曜日

【農業塾】 9月上旬の定植に向けて

 キャベツとブロッコリーを播種


 JA松山市の農業塾は8月10日、松山市生石町の営農センターで、キャベツとブロッコリーの播種をした。播種したセルトレイは、同日中に当JA高井育苗場で育苗管理を行い、塾生は、9月上旬に実習ほ場で播種した苗を定植する予定だ。


塾生は、当JAの営農指導員から「セルトレイに培土を入れ、培土全体がまんべんなく湿るように数回に分けて潅水する」と教わり、実践した。潅水後は、一穴一粒ずつ播種し、薄く覆土し、さらに潅水をした。


塾生は「潅水方法や播種の深さを学べたので、毎年家庭菜園で育てているキャベツで実践していきたい」と話した。



種が小さいため、慎重に播種する塾生

2021年9月2日木曜日

【JA】 2JAが200万円

 県コロナ対策基金に寄附


コロナのいち早い終息を願い、JA松山市とJAえひめ中央は8月18日、愛媛県新型コロナウイルス感染症対策応援基金にそれぞれ100万円ずつ寄附した。寄附金は、開催中止となった地域交流イベントや協賛等の予算を充てた。コロナ感染症対策に役立ててもらいたい考えだ。


県庁で行った贈呈式では、それぞれのJAが中村時広知事に目録を手渡した。JA松山市の阿部和孝組合長は「知事を中心にみんなで協力して、このコロナ危機を乗り越えたい。1日も早く安心して過ごせる日が訪れ、経済活動が正常化することを願っている」とあいさつした。

 


コロナ危機を乗り越えようと、中村知事(中央)に目録を
手渡した阿部組合長(右)とJAえひめ中央の福島理事長

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