防災訓練に食材提供
JA松山市と子会社の㈱松山生協は防災の日にあたる9月1日、南海トラフ地震を想定した松山市素鵞(そが)地区の防災訓練に、炊き出し用の食材を提供した。同地区から要望があり、カレーライスに使う米と野菜を用意した。当JAは大規模災害時にも食材などの救援物資を提供し、地域を支えていく考えだ。
当JAは管内産の米『キヌヒカリ』60㌔を、松山生協はジャガイモとニンジン、タマネギ計55㌔分を提供した。当JAの岡田明夫専務は「地元に根づいたJAとして松山生協とともに、組織の強みである米や野菜などの“食”で協力していきたい」と考えを示す。
炊き出し訓練では、同地区の女性防火クラブが拓南中学校の生徒や防災士と協力してカレーを作った。同地区連合自主防災会の防災士会長である泉治雄さん(72)は「JA松山市と松山生協が快く食材を提供してくれた。今後は協定を結ぶなどして、大規模災害時にも協力してもらえるとありがたい」と話す。
JA松山市と松山生協の食材を使って、カレーを作る地域の女性 |