西日本豪雨に負けない!早期復旧を目指す
西日本豪雨により、甚大な被害を受けた興居島地区。JA松山市は「西日本豪雨災害対策本部」を設置し、今後の病害虫などの栽培管理や、土のう袋の提供、防除用の動力噴霧器の貸出しを行うことなどを決めた。
当JAの森映一組合長や岡田明夫常務らが同島を巡回して被害状況を調査し、7月13日には職員8人が現地に入り、自宅や道路に流れ込んだ土砂や倒木の撤去作業などを行った。また、当JAが所有するパワーショベル2台を同島へ運んだほか、果樹部会にリースしている1台も使って、生産者が土を取り除く作業を進めた。
同地区は、かんきつの園地流亡や土砂流入により実被害面積は3㌶、被害額は4000万円以上にも及ぶと予想する。南側の御手洗地区の被害が大きく、傾斜のある園地がえぐられるように崩れ、モノレールなどが道路や海岸に流れ込んだ。生産者は「後継者がいない高齢農家は、農業をやめようと考える人もいるかもしれない」と廃園の危機を心配する。
その他、松山市と松前町、久万高原町の一部の圃場計5.87㌶で冠水被害が出た。
被害を受けた地域を支援しようと、当JAの窓口に募金箱を設置しており、女性部なども積極的に募金している。
6月下旬から7月上旬の大雨の影響により、園地流亡や土砂流入など甚大な被害が出た興居島地区 |