食味と外観ともに最高
ごご島共撰は2月上中旬、松山市泊町のごご島センターでイヨカンの出荷が最盛期を迎えている。今年産は食味と外観ともに良好で、2Lサイズを中心に、3月中旬にかけて710㌧(前年比93%)を大阪や奈良、名古屋方面へ出荷する。
今年産は、9月から11月の降雨が少なく日照量が多かったため、糖度が11.2(同108.7%)と高く、酸度は例年同様の1.51と糖酸のバランスがとれた例年以上の仕上がりだ。
9月以降の急激な果実肥大により、果皮の一部が赤茶色になるヤケ果対策として、生産者は適期の防除や収穫、貯蔵の管理徹底に努めた。
泊・鷲ヶ巣地区の60人が37.5㌶でイヨカンを栽培する。12月下旬から1月末までにイヨカンを収穫して庭先選別をした後、同センターに運び込む。作業員が傷やヤケ果、病害の有無を目視で確認し、4等級に仕分けて出荷する。
イヨカンの傷などを確認し、選果する作業員 |