SNSでトマト産地を守る
○久久万高原トマト部会の山之内章(あきら)さん(55)は2年前から、Facebookで「久万高原トマトFB会」というグループを作り、トマト栽培の情報を発信し共有している。担い手が中心となり、生育状況など写真つきの記事を投稿。技術に不安がある新規就農者にとって、栽培の流れの目安となっている。若手の技術を向上させ、部会全体の底上げを図る。
同グループは、若手農家や久万高原町農業指導班、JA職員など43人で組織する。山之内さんと上村友範(かみむらとものり)さん(45)が中心となり、数日に1回投稿する。若手農家が質問することもある。
同部は20~80代で組織する。経験や技術に差があるうえ、個々の管理が忙しく、栽培圃場が広域で頻繁に情報交換することが難しい。同ツールを使って、設立45年を超える同部会が築いてきた技術を確実に引き継いでいく。
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