2019年1月18日金曜日

【JA】 基盤回復させ、産地を維持

JAが農業経営へ


 JA松山市は今年度、JA自らが行う農業経営に乗り出した。管内の圃場を賃借して寒玉キャベツや冬春レタスを栽培し、品質や収量向上につながる効率的な栽培体系を確立させるほか、種子生産も行う。担い手や新規就農者に技術や経営指導を行い、産地の維持・拡大を図る。

 同取り組みは、第8次中期営農振興5ヵ年計画(2016~20年度)に基づく。昨年7月の通常総代会で「農業経営規程の設定」が可決・承認され、8月上旬に行政庁の認可が下りたため、事業を開始した。

 今年度の実証圃場は松山市高井町の25㌃。肥大や貯蔵性の良い品種など計6品種の寒玉キャベツを試験栽培している。中耕培土や排水を徹底するなど、品種試験や管理方法を実証していく。当JAの岡田明夫常務は「JAが圃場で実証し、効率的な栽培体系を助言・指導する。生産者の所得向上につなげていく」と話す。

今年度、JAが着手した農業経営


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