2018年3月19日月曜日

【育苗場】 高品質な野菜苗を供給

接ぎ木技術を確立!


 JA松山市は県内JAで唯一、野菜苗の接ぎ木技術を確立し、生産部会に高品質な苗を安定供給している。
苗の良し悪しは、生育に大きく影響し所得に直結するため、ベテラン作業員が接ぎ木する。4月中下旬頃から生産部会に供給するほか、当JA高井育苗場や松前育苗場、㈱松山生協12店舗で一般消費者に対面販売していく。

 両育苗場では2月中旬から4月中旬にかけて、11種類17品種を接ぐ。松山長なす『庄屋大長』は、割り接ぎ法でおよそ1万株を接ぎ木した。台木の葉柄の基部に、くさびに削った穂木を差し込み、クリップで止め、保温と遮光効果のあるコモを被覆したトンネル内で育苗する。湿度95㌫、温度25℃の高温多湿状態に保ち、2週間養生する。その後、およそ2ヵ月かけて生殖成長の状態に仕上げていく。

茄子を接ぎ木するベテラン作業員


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