桃の節句に手作りあられ♪
女の子の成長を願う桃の節句に向けて「ひなあられ」を手作りし、地域の人たちに振る舞いたい―女性部の小野支部の土居ヤスコさん(78)は毎年2月上旬になると、自家栽培したもち米「クレナイモチ」を使って、ひなあられを作っている。地域で作る人はほとんどいなくなったが、近所の人の喜ぶ顔を楽しみに作り続けている。土居さんは、母親や姉から教わり、昔から手作りしている。餅をつき、そのままの白と、赤や緑の色粉を入れて3色に仕上げる。4日ほど乾燥させた後は、火が均一に通るようにおよそ1㌢角に切る。さらに風が当たらない日陰で7~10日間乾燥させ、炒るか油で揚げて完成させる。
完成した色鮮やかなひなあられを切り分ける土居さん(左) |