JA松山市は6月初旬、愛媛県で初となるペースト二段施肥技術の実証試験に参加した。ペースト肥料は肥料詰まりを起しにくく、雨天時でも計画的に田植えがしやすい。粒状の一発肥料のように肥料が溶け出した後の殻が河川に流出する恐れがなく、マイクロプラスチックの海洋流出回避や労力の削減につながる。当JAでは今後の生育状況を確認し、いずれは大規模農家を中心とした普及を検討している。
ペースト肥料は500kgのタンクでも販売されており、タンクは再利用される。ポンプを使って田植え機へ肥料を補給でき、作業の省力化にもつながる。
ペースト施肥専用田植え機の使い方を教わる関係者ら |
このノズルが土中に肥料を注入します |
雨の日も田植えできるのは助かる! |