JA松山市が2022年度に講じた、肥料、農薬の高騰に対する独自の支援策の総額は、6,100万円だった。国の対策と並行して、肥料・農薬に対する値引きや土壌診断測定器の購入、有機質肥料散布機の貸し出しなどの支援を2022年6月から実施していた。
肥料・農薬の値引き対策には、約3,500万円を充てた。対策前までは予約注文し、農家がJAに引き取りにくる場合は当用価格の8%引き、配達の場合は5%引きとしていたが、支援策では、引き取りは10%引き、配達は8%引きとした。成果として、引き取り注文は、1人当たりの取扱高が2%向上。肥料・農薬の予約率が総取扱高の71.2%を占めた。全体の予約率の増加とともに、値引き率の高い引き取り注文に移行した。
予約分の肥料を積み込む様子 |
肥料散布機の貸し出しもしています |
昨年度に引き続き、今年度も生産者を支援するよー! |