「茎ブロッコリー」出荷続く
JA松山市管内の堀江地区では1月下旬にかけて、珍しい野菜である茎ブロッコリー『スティックセニョール』の出荷が続いている。
茎ブロッコリーは、ブロッコリーよりも花蕾が小さく、茎が細長いのが特徴だ。20㌢程度のわき芽を一株から15本ほど収穫できる。
当JAで唯一、茎ブロッコリーを生産するのは、松山市福角町の石丸康宣(やすのり)さん(60)だ。初心者でも栽培しやすく長期間収穫できるほか、軽量作物のため、高齢になっても栽培が続けられる点に着目し、10年以上前から取り組む。きっかけは、母親が近隣農家10軒と産地化を目指して栽培を始めたことだ。今年度は3㌃で1,000株を栽培し、10月中旬から1月下旬にかけて、1,500パック(150㌘/パック)を出荷する予定だ。
石丸さんは「9月の少雨の影響で害虫の発生が多かったが、適期の防除により、味・外観ともに良好な仕上がりだ」とほほ笑んだ。
珍しい野菜である茎ブロッコリーの生育状況を確認するJA営農指導員 |