2019年7月11日木曜日

【拓南】 青壮年部が田植え請負 

俺たちが地域農業を守る!


 青壮年部拓南支部は、およそ40年前から地域の田植えを請け負っている。今年度は5~6月の4日間で、およそ1.2㌶の水田で田植えを行った。景観を守り、地域農業の維持に一役買う。

 きっかけは、同地区の農家が「田植え機は高額だが、使うのは年1回。個々で購入するのはもったいない」と、支部員が所有する田植え機を使って請け負うようになったことだ。

依頼する農家は田植え機を持っていないほか、高齢化により作業の省力化を目指して同支部へ委託している。15年前から委託している村井喬(たかし)さんは「田植えは、まっすぐ植えることや隅まで植えるなど、難しく技術が必要。青壮年部はきちんとやってくれるので助かる」と話す。

 同支部長の泉治雄さん(72)は「請け負う組織がなければ農地がなくなり、宅地化してしまう。市街地の中にある農地を守ることは、水害を防ぐことにもつながる」と地域農業の役割を話す。


農地や景観を守るため、田植えを請け負う青壮年部拓南支部

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