2018年10月15日月曜日

【JA】 試験散布で性能確認

産業用ドローンの導入検討 


 JA松山市は、水稲の薬剤散布に使う産業用ドローンの導入を検討している。省力化や効率化を目指し、現在使用している無人ヘリコプターを補完するかたちで、ドローンを併用するほか、果樹や野菜での利用も考えている。

 導入を検討しているのは、ヤマハ発動機㈱が来年3月に発売する産業用マルチローター「YMR-08」。1㌶に必要な薬剤8㍑を搭載でき、15分で散布できる。プロペラを8枚装備し、株元まで薬剤を確実に散布するために、業界初の両サイド二重反転ローターを採用した。

 9月上旬には松山市井門町で、瀬戸内スカイテックのオペレータがドローンを操縦し、水田に試験散布をした。ヘリに比べると騒音がなく、小回りがきき操縦が簡単であるほか、低飛行なので住宅への薬剤飛散が少ない、導入費用が3分の1以下に抑えられるなど説明を聞いた。 


試験散布を見守り、ドローンの性能を確認するJA営農指導員ら


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