夏季の異常高温による収量と品質の低下を受け、JA松山市トマト部会は、硬玉品種「桃太郎みなみ」への切り替えに踏み切る。本年度は部会員の約3割が作付ける。農家所得の向上を目指し、来年度には全部会員の切り替えを進める。
「桃太郎みなみ」は果実が硬く、高温による裂果や軟果の発生が少ない特徴を持つ。栽培から流通の段階で実が裂けたり、つぶれたりする被害を減らすことができる他、夏の高温でも安定した出荷が可能になる。
同部会の山之内章副部会長は、約50aの面積全てを本年から「桃太郎みなみ」に切り替える。山之内さんは「将来にわたって高品質なトマトを出荷できるよう産地全体で取り組んでいきたい」と話す。
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接ぎ木をする山之内さん |
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「桃太郎みなみ」の苗 |
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久万高原町は夏秋トマトの西日本有数の産地なんだよ~! |