お正月は「緋の蕪漬け」!
正月に欠かせない、愛媛県松山市に古くから伝わる「緋の蕪漬け」―JA松山市女性部北伊予支部の加工グループは10年以上前から、緋の蕪漬け作りを行っている。地域でも浸透し、購入を待ちわびる人もいるほど。郷土料理を受け継いで後世へとつなぐほか、集まって作ることで地域の連帯感も強める。今年は12月10日、メンバー6人が塩漬けした緋の蕪24㌔分を、砂糖や酢、カボス、唐辛子と混ぜ合わせて漬ける「本漬け」をした。メンバーの髙石コズヱさん(84)は「お酢を入れた方が、カボスの苦みやクセがなくなり、まろやかになるんよ。『緋の蕪漬け』が地域に浸透している」と微笑む。
下漬けした緋の蕪の水気を切り、本漬けしました |