2018年11月5日月曜日

【裸麦】 黒穂病を防ぐ

播種前に麦の種子消毒を


 11月中旬から始まる麦の播種を前に、JA松山市は10月中旬の5日間、松前町にある種子センターで、黒穂病を防ぐための種子消毒を行った。病害の発生を軽減し、良質な麦の生産につなげる。

 同病が発症すると黒色の穂が出て、その穂は収穫できなくなる。また、周辺の穂に胞子を飛散させ子実感染する。感染した子実は病徴を発現しないが、次年度に感染種子を播くと同病を発症する。対策として種子消毒が有効な防除方法だ。
種子消毒は、種子と粉末状の薬剤をドラム式の粉衣機械に入れて回転させ、薬剤をまぶす。

 今年度は、希望する管内の生産者の『マンネンボシ』と『ハルヒメボシ』の種子2万740㌔を、JA営農指導員や職員が消毒した。
 種子を持ち込み、消毒に訪れた生産者は「消毒したら病気が出んなるけん、助かる」と話す。


麦の黒穂病を防ぐために種子消毒します




粉末状の薬剤を種子にまぶします


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